2013年09月

「ウウウウウウウゥゥゥゥ・・・」と静寂な空気を破るかのような低い呻き声

953 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/08/25 11:06:00
あれは大学1年の冬のことでした。 
僕の大学はだいぶ古い学校で、校舎もひどく汚れが目立って 
オンボロだったけども、その中には『音楽棟』という一つだけ真新しい 
綺麗な建物がありました。大学の校舎には講義のための教室が 
いつくかあるのが普通ですが、音楽棟にはそういった教室はなく、 
個人用の練習室が50部屋以上あり、それぞれの部屋には一台ずつ 
アップライトのピアノが置いてあって、好きな時に練習室を使う事が 
できるようになっていました。 
ある時、同じ学科のY美という女の子と文化祭で連弾曲を弾くことになり、 
僕は週2くらいの割合で練習室に行ってピアノを弾くようになったのですが、 
そこで恐ろしい事が起こったのでした。 
ある時、いつもなら音楽棟2階の練習室でピアノを弾いているY美が、 
「3階の練習室を使おう」と言ってきたのが始まりでした。 



954 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/08/25 11:06:00
3階の練習室―――そこは主に上級者と言ってよい程の腕前の学生たちが 
使用していて、初心者の僕にとってはなかなか入り辛い場所だったのですが、 
たまには悪くないなと思い、Y美と一緒に3階の一番奥の練習室に入りました。 
僕等の入った部屋の隣の部屋では誰かが「ラカンパネラ」という曲を弾いていました。 
せいぜい「エリーゼのために」がいいとこの僕にとっては相当ハイレベルな曲です。 
とても速いテンポで難しい旋律をスラスラと弾いていたので、感心してY美と 
聴き入っていたのですが、不意に演奏がピタッと止まり、辺りはしんと静まりました。 
その間せいぜい2,3秒だったと思います。あれ?と思ったのもつかの間で、突然 
「ウウウウウウウゥゥゥゥ・・・」 
と静寂な空気を破るかのような低い呻き声が隣から響き、その後すぐに 
「ジャーーーン!!」と凄まじい打鍵音が鳴りました。ちょうど両手全部の指で 
一度にデタラメに鍵盤を弾いた時に出るような、調和性皆無の不協和音でした。 
僕とY美はあまりに突然の出来事にしばらく無言で顔を見合わせたままでしたが、 
意を決して隣の練習室の中をドアの小窓からそっと覗いてみると、 
そこには一人の男が鍵盤の上に頭を乗せて突っ伏し、手はだらんと垂れていました。 



955 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/08/25 11:07:00
普通なら誰だって心配して「大丈夫ですか?」などと声を掛ける場面で 
あると思いますが、そのとき僕にはそれが出来ませんでした。 
なぜならその男は顔面中シミやシワだらけの90は越えているであろう老人で、 
全く予想外の風貌だったからです。鍵盤にもたれたその顔は無表情で、 
何とも言えない不気味な目つきで僕等をじっと睨んでいました。 
この老人がさっきの曲を・・・!?あり得ない。 
そもそも練習室にこんな老人がいる事自体、どう考えても不自然ではないか? 
という疑問の方が強く、僕等は怖くなってその場から走って逃げ出しました。 
音楽棟から出ると外は真っ暗で、時計を見ると既に午後8時。 
Y美が「なんか怖いよ、もう帰ろう」と言ったその時、3階の僕等のいた 
部屋の辺りから、再びあの曲が聴こえてきました。 
やはり上手い。とても老人の弾けるものではない・・・などと思いながら 
聴いていると、またもや演奏がさっきと同じ部分で急に止まり、2,3秒後に 
「ジャーーーン!!」と強烈な不協和音の打鍵音が響きました。 
いよいよヤバイと思い、管理棟に行って、音楽棟に不審な人物がいるから 
調べてほしいと頼み、管理人に様子を見てもらったのですが、 
どういう訳か音楽棟には誰一人残っていなかったとの事で、問題の部屋には 
ふたが開きっぱなしのピアノと、古ぼけたリストの楽譜が置いてあっただけでした。 



956 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/08/25 11:07:00
その後練習室では特におかしな事もなく、あの老人が一体何者だったのか 
結局は分からずじまいでしたが、今でもラカンパネラを聴くとあの強烈な打鍵音と、 
老人の虚ろな表情を思い出してしまうのです。 
長文失礼しました。 

夜に「怪談百物語」って言うドラマやってましたよね

741 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/08/17 20:47:00
本当にほんのりで恐縮ですが。 

去年の夏の事だったと思うんですが、夜に「怪談百物語」って言うドラマやってましたよね。 
Yの家に遊びに来ていた私とSは、第1話の「四谷怪談」をYの家でそのまま観る事になりました。 
それが観終わって、恐くて帰れなくなってしまった私は、Yの家の近所にあるSの家に泊まりに行くことになりました。 
このときYとは別れ、私とSの2人でSの家に向かっていたときのことです。 
辺りはもう暗く、ちょっと肌寒かったと思います。菅野美穂さんの「ううう」と言う呻き声が頭にこびり付いていました。 
そこはものすごい田舎で、夜になると車通りも全くありません。 
いつもなら夢中でおしゃべりする私とSですが、その時はお互い何故か黙りこんでいました。 
そして、Sの家に到着。私は玄関の前に待たされて、先にSが家に入ろうとしたときのことです。 
「ううううう」 
細い女の人の声がはっきり聞こえてきました。 
え?と思いながらも、Sがおじさんとおばさんに私を泊めて良いか聞いてくれている時でしたので、じっと待っていました。 
そしてSが玄関に戻ってきた時、「お前なんのまねやねん、気持ち悪い」といきなり言われたことに狼狽しました。 
「え、あんたがゆったんちゃうん?」 
「…ほんまにゆってる?」 
「…」 
その日、おばさんに言われて塩を隅において眠る事になりました。ちなみに、家の中にいたおじさんとおばさんもはっきり聞こえたそうです。

夜中に犬が吠え続けているのを聞いて親父が見に行くと・・・

739 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[AAA] : 投稿日:2003/08/17 16:53:00
怖くはないけど、リアル体験談です。 

俺が小学生のころ、夜中に犬が吠え続けているのを聞いて親父が見に行くと、3メートルくらいの 
道を挟んだ向かいの小さな工場が火事だった。 爆睡していた俺と兄貴はおかんにたたきおこされ 
て、財布らしき物を持たされて外に出されて、その家事の現場を見てた。 閉まったシャッター 
の間から煙が押し出され、小学生の俺でもこりゃかなり燃えてるんだろうなと思った。  
消防団がきて放水を始めると、しばらくして上のほうから家の原型が崩されていった。 シャッター 
も焼け落ち、炎の熱波をより強く顔にぴりぴりと感じていた。 おもむろに俺は小石をつかみ、燃え 
さかる工場の空間へ投げた。 投げると中で何かがガラガラガッシャーン!と崩れたが、誰も何も気 
付いていないようだった。(なぜそんなことをしたのかは不明。 なんとなくね。)   

その工場の持ち主の老夫婦は二人ともドリフのコントみたいに顔を黒くしていたが、全くの無傷だっ 
た。  結局その工場は全焼、向かいの俺の内のコンクリートの壁がちょっと汚れ、工場の隣の家の 
庭にちょっと被害があったくらいだった。 ものすごく隣に密接しており、木々の多いこの場所、周 
りに燃え移らなかったのは風がほとんどなかったのと、空気が湿気ていたから、なにより発見が早か 
ったかららしい。 とても運が良かったそうだ。 



740 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[AAA] : 投稿日:2003/08/17 16:54:00
続き 

翌日、俺の家の犬は火事の第一発見犬ということで新聞に載っていた。 第一発見者は親父だったの 
で、警察に呼ばれ、次の朝くらいまで発見の状況を何回も聞かれたそうだ。 家事の第一発見者って 
放火犯と疑われるらしい。 

皆が家事のことを忘れかけた1ヶ月後くらいに、家事の現場に警察の捜査が入った。 放火だったら 
しい。 保険金目当てで、工場の老夫婦による自宅放火。 夜中に出火し、火の周りが以上に早かっ 
たにもかかわらず、老夫婦は無事だったのが疑われたらしい。  あまり良い人じゃなかった印象が 
あるけど、そんなことするなんてね。 犬が吠えて家事の発見が遅れてたら被害はもっと大きかった 
かもしれないって思うと、犬に感謝感謝です。  やっぱり生きてる人間が一番怖いよ。 追い詰め 
られたら何するか分からないし、自分のことしか考えてないしね。 もっとでかい石投げてやりゃよ 
かったよ・・。 
  

フンフフーン♪と小さく鼻歌を歌ってた・・・

727 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/08/15 18:18:00
あんまり怖くないかもしれんが。 
昨日スーパーに買い出しに行って、会計済ませて袋詰めしてた時の話。 
隣で同じように袋詰めしてたおばあさんが、フンフフーン♪と小さく鼻歌を歌ってた。 
『婆さん上機嫌だな( ´,_ゝ`)』と思いながらも、何となく何の歌を口ずさんでるか興味わいて 
ちょっと耳を澄ませたけど、小さい声すぎてよくわかんなかった。 

別にそれ以上婆さんの鼻歌を追求する気も起きなかったから、 
大して気にも留めず買った物をまたガサガサ袋に放り込んでたら 
急に婆さんの歌声が大きくなって、ハッキリと 
「…隣のじいさん、死んだー死んだぁあー♪♪(繰り返し)」と歌いだした。 
ぎょっとして婆さんの方を盗み見たんだけど、全くの無表情。でも声だけ陽気。 
ちょっと寒くなって、即行お家に帰りました。 

いいともでのガレッジセール川ちゃんのはなし

707 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/08/14 01:19:00
いいともでのガレッジセール川ちゃんのはなし 

霊感が強いことで有名な川ちゃんは番組でよくその手の体験談を語っていたが 
なかなか信じないいいともメンバーは川ちゃんにスタジオに幽霊をつれて来い 
と要求した。川ちゃんはよしってんで早速手ごろな幽霊を見つけてつれてこよう 
と帰り夜道を道を歩いていたところ、一人の女性にあった。女性はしゃがんで 
何かを探しているようだった。川ちゃんはその女性が幽霊だとすぐわかったので 
意を決して声をかけた。 
川ちゃん「あの、何か探してるんですか?」 
女性はまだがさがさとしゃがんで探し物をしている。と何か喋ったようだ 
女性の幽霊「く・・・が・・・」 
川「・・・?」 
女幽「く・・・が、ないんです」 
女性は「く何たら」を探してるようだったが川ちゃんは良く聞こえなかった。 
川「え?何がないんですか?靴ですか?」 
女幽「く・・・が、ないんです」 
やっぱり何て言っているのか聞き取れなかったので川ちゃんは「そうなんですかぁ 
じゃ、がんばってください。」といってその場を離れた。連れて行くのを諦めた。 

しばらく家路を歩いていると前から別の女性がすたすたと歩いてきた。 
この人は幽霊じゃないな。と、川ちゃんは思い普通に歩いていた。しかし 
すれ違う瞬間その女性ははっきりとこう言った 


「クシだよ。」 

その山の奥にあるキャンプ場の大きな池には変な噂があるそうです

670 : コピペ[sage] : 投稿日:2003/08/13 06:46:00
夏休みなので、友人と山へ遊びにいきました。 
ところで、その山の奥にあるキャンプ場の大きな池には変な噂があるそうです。 

「そこでね、釣りをするとね、何かにね、とり憑かれるんだってよ。」 

友人がケラケラ笑いながら、僕にそんな話をするのです。 
なぜ今そんなことをいうんですか、釣った魚を食べる予定と分かってるくせに。 
僕らが今向っているのは、まさにそのキャンプ場だというのに。気持ちの悪い。 

キャンプ場の池を見ると、どうということはありません。 
沢山の人が釣りを楽しんでるじゃないですか。あんな作り話するなんて、まったく。 

さっそく釣ってみると、これが全然釣れない。他の人達は釣れているのに。 
僕らだけヒットもしない。他の人達はどんどん釣れているのに。 
そうこうしているうちに、日が暮れてきてしまいました。 
他の釣り人達はそそくさと帰り支度を済ませ、あたりには僕らだけ。 
つまんなく思い始めたところで、ついにきましたよヒットが。しかもデカい。 

十五分ばかり魚と格闘した挙句、エサだけ持っていかれてしまいました。残念。 
エサどころか釣り針までグニャグニャに捻じ曲げられていましたよ。凄い魚ですね。 
その後は結局一度もヒットすることなく、友人、怒って池に小便してしまった。 

「なんで俺達だけ全然釣れないんだ畜生!何時間もねばってよー!」 

そんなに青筋立てて怒らなくても。顔がヒクヒクしてますよ。 
結局、近くの売店で食べ物を適当に買って一泊キャンプして終わったのだけども。 
(つづく) 



672 : 670[sage] : 投稿日:2003/08/13 06:46:00
キャンプを終えた二日後に友人宅に遊びに行ったときのこと。 
友人、やたらと「暑い。暑い。」を繰り返します。冷房がついてるのに。 
僕はさっきから冷房が効き過ぎでガチガチ震えているのに。 

「ああ暑い。今年は猛暑だな。暑くて夜も眠れねえよ。あー暑い。」 

なんて言いながら2Lのミネラルウォーターをあっという間に飲み干してしまいます。 
顔をヒクヒクさせながら、一言しゃべってはガブガブ、何かするたびにゴボゴボ。 
飲みすぎですよ。 

その三日後の朝、友人から茶色い小便が出たと電話がきました。 
心配になって友人宅に行ってみると、黄色く濁った白目をむいて、 
膿のような黄色に血混じりの、ドロドロの塊を吐いて、死んでしまっていました。 
腐った卵のような臭いがする吐瀉物を鼻を押さえながらよく見てみると、 
表面に毛細血管みたいな模様がありました。 

それにしても例の吐瀉物が本当に酷い臭いで、 
思い出すたびに顔がヒクヒクしてきてしまいます。 
あんな物を吐いて死ぬなんて、きっと僕につまらない作り話をしたバチですね。 

小学生のころ通っていたスイミングスクールの近くに寺があった

660 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/08/12 23:21:00
小学生のころ通っていたスイミングスクールの近くに寺があった。 
いつもそのスイミングスクールから帰るころは夜になっており、その日は 
夏の雰囲気も手伝って、ついその寺の敷地に入っていってしまった。 
まぁ、最初は「こえー」とかいって入り口近くで逃げ出していたのだが 
三回目にもなるとなれてしまい、ついに奥の墓地の入り口まで行ってしまった。 
直後、妙な感覚を覚えさすがにヤバイと感じて逃げるように自宅に帰った。 

その数週間後、母の運転する車に乗っていると普段運転中もうるさい母が 
妙に静かな事に気づく。そのまま車は交差点へ、しかしブレーキをかける気配がしない 
前にはクロカン系の車、大声で「前っ!前っ!!」と叫ぶと母は我に返ったようにブレーキを 
かけた。そのときは幸い、お互い車に傷がついた程度ですんだ。 



661 : つづき[sage] : 投稿日:2003/08/12 23:22:00
しかし、それ以来妙な事が続くようになった。従姉弟が骨折で全治二週間になったと思ったら 
こんどは親父が急に会社で倒れ、そのまま胃潰瘍で1ヶ月入院。さらに叔父が車ごと山道から 
落ちかけるという事件まで起きた(車が木に引っかかって叔父は軽傷だったが車は買い換え) 
明らかに程度がひどくなっている。 
そして… その年の秋の終わり頃、夜遅くにかかってきた電話は、従兄弟が交通事故で 
意識不明の重体になっているというものだった。 
最終的にその従兄弟は助かったが、いまだに障害を残す身である。 

その後家族で御払いに行き、それ以来は特になにも起こってはいない。 

ちなみに、墓地に侵入したことはいまだに家族には言っていません。 

上司の娘さんが厄年の時お寺で厄除けのお札を買いました

654 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/08/12 19:01:00
上司の娘さんが厄年の時、お寺で厄除けのお札を買いました。 
娘さんは、お札の裏に両面テープを付けて壁に貼りました。 

そして三年後、娘さんの厄も開けるころ 
お札を壁から外そうと手を伸ばし、お札にもう少しで手が届こうとした時に 
お札がポロッと自ら剥がれ、床に落ちてしまいました。 
約3年間の間、一度も剥がれることもなく 
壁に張り付いてたお札が自然に剥がれたことは 
単に両面テープの寿命だったのだろうと思い、特に気にはしませんでした。 
しかし、床に落ちたお札を拾いあげた時 
ふとお札の裏を見ると、まるで火に炙られたように黒くなっていました。 

気味が悪くなった娘さんは、早速、お札を納めにお寺まで行き 
裏が黒くなったお札をお寺の人に見せると 
お寺の人は事も無げに 
「たまにいるんですよね。こういう人が。」と言われたそうです。 
お寺の人は、それ以上何も答えてはくれませんでした。 

「たまにいるんですよね。こういう人が。」というのは 
お寺の人は、娘さんがお札にいたずらでもしたと思ったのだろうか 
それとも、娘さんはお札によって何か悪い物から守られていたのだろうか 
今となっては謎です。 

長文駄文失礼しました。 

実家の近所に大きな廃病院跡がありました

652 : 伊勢湾1/2[sage] : 投稿日:2003/08/12 18:17:00
私の経験したちょっと奇妙な出来事です。 

実家の近所に大きな廃病院跡がありました。 
ずいぶん古くて頑丈そうな石造りの建物が数棟。 
敷地も広くて、中には小さな池や森などもあり、 
プチ廃墟マニアの私などには、絶好のロケーションでした。 
小学校の頃は探検や虫取り。中高生の頃には肝試し。 
高校卒業後、地元を離れたので足は遠のきましたが、帰省の折りには一人立ち寄って、 
廃墟に独特の、眠っているような空気を楽しんだりしていました。 
今年の正月にも、両親に子供を預けて、妻と二人で廃墟を散策。 
妻は「濱マイクに出てきた診療所みたい」と、まんざらでもなさそうでした。 

そんなこんなで、その廃病院にはもう何百回と出入りしましたが、 
特に怪異と呼べるような体験はこれまで一度も無かったのです。 

先週末。夏休みを利用して実家に帰りました。 
夕暮れ時に件の病院跡に行ってみたところ、かなり様子が変わっていました。 
広大な敷地の周囲にはフェンスが張り巡らされ、中には重機が数台置いてあります。 
病院の建物は跡形もなく、鬱蒼とした木立も大半が無くなっているようでした。 
半ば呆然としながら周囲をうろついていると、フェンスに小さな看板が見えました。 
見ると「土地区画整理事業」とあります。 
この辺りは、近年住宅地として再開発が進んでおり、ここもその一環をなすようです。 
それにしても、8ヶ月前まではあれだけの存在感を放っていた廃墟だったのに、 
人の意志が働くと、時間はこうも加速するものなのか─ 
そんなこと考えながら、蝉時雨の絶えた道筋をたどり家へと戻りました。 



653 : 伊勢湾2/2[sage] : 投稿日:2003/08/12 18:19:00
その日の夕食後、父親に病院跡地の土地区画事業について尋ねました。 

「ああ、アレな。なんでもショッピングセンターになるらしいぞ。」 
「ショッピングセンター?あそこ病院跡地だろ?」 
「それがどうした。」 
「そういうのって、何かちょっと気持ち悪くないか?」 
「そうか?俺は別に気にならないがな。」 
「病院って人が死んでる場所だろうがよ。」 
「だからって、潰れてから何十年も経ってるんだぞ。」 
「そりゃそうだけど…」 
「まぁ何かと便利になるしな。こっちの人はみんな歓迎してるさ。」 
父親は屈託なく笑ってコップからビールを啜りました。 
「…そうは言っても土地の補償とかで難航したんだろうな。 
 あそこは取り壊してから、もう1年近く放ったらかしだ。」 
「1年ってことは無いだろう。俺が正月に行った時はまだ廃墟のままだったぞ。」 
「お前、何言ってるんだ?秋からこっち、あそこは更地だ。 
 吉森んトコが仕事請けたのが去年の今頃だから間違いない。」 

その後、母親にも確認したのですが、父親の言うことに間違いないとのこと。 
これは私の勘違いなのかと思い、妻に事情を説明せずに聞いてみたところ、 
やはり私の記憶通り、今年の1月に廃墟を訪れたと答えました。 

場所を取り違えているのか、私達の記憶違いなのか 
何となく触れてはいけないような気がして、確認しないままに帰宅しました。 
ただ、これは断言できるのですが、実家の周辺には他に大きな廃墟はありません。 
ならば、1月に私達が彷徨った廃墟は何処にあるのでしょう。 

私的にほんのり怖い体験でした。 

廊下を飼い犬が歩いてくる音が聞こえた

644 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/08/12 05:29:00
恐縮ですが話させてください。 
割と最近・・・えーと、あ、6月17日の話(日記に書いてありました)。 

学校が午前中で終わり、帰宅したのが昼少し過ぎ。 
3時半からのバイトまで数時間しか空いてないけど、少し疲れてたので昼寝をすることにした。 
うとうとし始めたとき、廊下を飼い犬(小型犬)が歩いてくる音が聞こえた。 
犬は部屋に入ってきて(ドアは開けっ放しなんで)ベッドに上がり、私の足元で丸くなった。 
犬はいつも、誰かが寝ていると一緒にくっついて寝るので、 
私は「足が動かしづらいなぁ」と思いながらも黙って目を閉じていた。 
すると、犬が足元から頭のほうへ、布団の上をぽすぽすと移動する感触がした。 
しかしおかしい。だって、足元には犬の重みがそのまま残っている。 
あれ、と思う頃には犬は私の顔に、どうやら鼻を寄せていた。フンフンといつも聞く鼻を鳴らす音がしている。 
また次の瞬間には、後頭部でも犬の気配がして(仰向けじゃなくて右耳を枕につけて寝てた)、 
匂いをかいでいる様子がわかった。 

長いみたいなんで分けます。 



645 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/08/12 05:30:00
677続き 

何で三匹もいるんだ?と思い、確かめようとしたが目が開かない。 
それどころか、間近に犬の顔があるせいか、息もできない。 
だんだん苦しくなってきて、なんとか犬を振り払おうと力を込めた。 
はっ、と気がついて目を開けると、犬はどこにもいない。 
呼吸は酸素不足でぜいぜいしていたし、心臓は走った後のように早くなっていた。 
そのあとも昼寝を続けようとしたが結局眠れなかった。 


逆に疲れたよ・・・とバイト先で思い返していてふと気づいた。 

ウチ、犬なんて飼ってない。 
スポンサードリンク
Twitter
記事投稿時ツイートします!
スポンサードリンク
最新コメント
スポンサードリンク
怖い話の投稿等、その他何かありましたら下記まで連絡下さい

名前
メール
本文