心霊-都市伝説ナビ-

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    2015年07月

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    115 : 1/2[sage] 投稿日:2009/12/11(金) 18:41:12 ID:xvNPxgPg0 [1/3回(PC)]
    思い出した中学の修学旅行で体験した話 

    京都の旅館で88と同じくクラスの女子全員(24人)が宴会部屋に止まった時の事。 
    枕投げや好きな男子の暴露大会、そして先生に怒られるなど一通りの儀式を 
    終えてそろそろみんな寝ようとしていた時、数人の女子が「Aちゃんがいなくなった」と 
    騒ぎ出した。 
    Aちゃんはハデ系の可愛い子で大学生と付き合ってるとかサッカー部のエースと 
    生徒会長を二股にしたとか、いわゆるそういう系の噂が絶えない子で、最初はみんな 
    「どうせ男子の部屋にでも行ったんじゃないの」って感じで、いないいないと騒ぐ子たちに 
    静かにしてよーとか文句言ってたんだよね。 

    ところが今度は別のグループの子たちがなんか変だと騒ぎ出した。 
    「Aちゃんがいないはずなのに、この部屋には24人いる」って言うの。 
    えー?って思って数えてみると、確かに24人いるんだよね。 
    しかも知らない顔が誰一人いない… 
    確かに消灯後だから部屋は暗いんだけど、そんなんでクラスメイトを見間違えるわけも 
    なく、すでに眠っちゃってた子の布団めくったりして何度も確認したんだけど、やっぱり 
    部屋には24人いるしAちゃんがいないのにクラスメイト以外の人がいない。 
    そこで頭の良い子がお前らモチツケ、ごちゃごちゃになってるから人数を数え間違えてるんだ、 
    全員自分の布団に戻ってみろって感じで騒ぎを収めようとしたんだけど、全員が自分の布団に 
    戻っても余らなかったんだよ布団が。


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    874 : 通夜  [ウニ] 投稿日:2009/11/14(土) 00:35:46 ID:wTRxtdGI0 [8/13回(PC)]
    「死亡推定時刻……ううん、死んだ時間は?」 
    かぶりを振る気配。 
    師匠は少し黙った。 
    塀の向こうではその死を悼むお通夜が営まれている。吐く息が冷たい。 
    生きていたのか。死んでいたのか。 
    そのどちらも女の子にとって救いのない答えだった。 
    その子がお通夜に出ることもできず、ここでこうしてうずくまっていることを思うとどうしようもなく哀しくなる。 
    きっと祖父の死顔を見ることができないのだろう。祖父の死に際して自分のしたことが、彼女をこれからも苛み続ける。 
    そう思っていた時、僕の中に一筋の光が見えた。 
    そうだ。祖父は戻したのだ。巾着袋を箪笥に。何ごともなかったかのように。そう。孫娘の盗みという悲しい行為もなかったようにだ。 
    他の家族に知られぬように、祖父は今際のきわに最後の力を振り絞って孫をかばったのだ。あるいは、すでに息を引き取っていながら、その死体が動き…… 
    その光景を想像し、ぞくりと肩を竦める。 
    ともかく嘘でも何でも僕はこの想像に飛びつくしかなかった。これしか目の前でうずくまる女の子を救う方法が思いつかなかった。 
    「あのさ」 
    口を開きかけたその僕を師匠の片手が制した。黙っていろ、という目つきで睨みつけられる。 
    なぜか分からず困惑する僕を尻目に、師匠はたった一言木箱の向こうに問い掛けた。 
    「お父さんは、こう言ったんだね。『おやじが死んでる、はやく来てくれ』って」 
    それを聞いた瞬間、全身の毛が逆立つような気がした。 
    質問の真意は分からない。分からないまま、僕はなにか恐ろしいことが始まるという予感に身体を縛られてた。 
    木箱の向こうから返答がある。 
    「そう」 
    「あなたはそのあと耳を澄ましていた。そうね?」 
    「うん」

     
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    870 : 通夜  [ウニ] 投稿日:2009/11/14(土) 00:18:45 ID:wTRxtdGI0 [4/13回(PC)]
    女の子は胸元を押さえながら、ひたひたと背中の方からにじり寄ってくるような恐怖と戦っていた。 
    おじいちゃんが元に戻したの? 
    そうとしか考えられなかった。自分が部屋から逃げ出したあと、布団からむっくりと起き上がったおじいちゃんが巾着袋を拾い上げ、箪笥にそっと戻した…… 
    だとしたら。 
    女の子は震えながら涙を流した。さっきまでの悲しくて出てくる涙とは違う。 
    スカートのポケットの中の微かな感触が途方もない罪悪感となって溢れ出してきたのだ。 
    おじいちゃんが大事にしていたおばあちゃんの形見の指輪を、盗った。 
    それを思うと立っていられないほど哀しくなった。 



    師匠から聞いた話だ。 


    大学一回生の冬だった。 
    バイトの帰り道、寒空の下を俯いて歩いていると、闇夜に浮かび上がる柔らかい明かりに気付いた。 
    提灯だ。 
    住宅街の真ん中に大きな提灯が立っていて、その周りにはいくつかの影が蠢いているのが見て取れた。 
    「お通夜だな」 
    隣を歩いていた女性がぼそりと言う。加奈子さんというさっきまで同じバイトをしていた仲間で、その家まで送って帰るところだった。 
    近づくにつれて、提灯の表面に「丸に桔梗」の家紋が浮かび上がってくる。その抑えた黄色い光には、なんとも言えない物悲しい風情があって、なんだかこっちまでしんみりしてしまった。 
    その提灯が飾られる家の門の前で黒いスーツ姿の人々がひそひそと何ごとか交し合っている。 
    立派な日本家屋で、門の前を通る時にこっそり中を覗き込んでみると門と広々とした玄関の間の石畳にテーブルが置かれていてそこにも多くの人々がたむろしていた。お通夜の受付なのだろう。


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    864 : 通夜  [ウニ] 投稿日:2009/11/14(土) 00:07:01 ID:vynNPKLZ0 [1/1回(PC)]
    女の子はその暗い廊下が好きではなかった。 
    かび臭く嫌な匂いが壁や床に染み付いている気がして、そこを通るときにはどうしても息を殺してしまう。その廊下の先にはおじいちゃんの部屋があった。女の子が生まれたころからずっとそこで寝ている。足が悪いのだと聞いたけれど、どうして悪くしたのかは知らなかった。 
    昔は大工の棟梁をしていたと自慢げに話してくれたことがあったから、きっと高いところから落っこちたんだろうと勝手に思っていた。 
    部屋を訪ねるとおじいちゃんはいつも喜んでくれて、お話をしてくれたりお菓子をくれたり、時にはお小遣いをくれることもあった。そんなことがお母さんに知られると怒られるのはおじいちゃんだった。 
    「近ごろの嫁は、口の利き方がなっておらん」とぶつぶつ言いながらしょげえり、そんなことがあった夜には痛い痛いと大げさに騒いでお父さんに気の済むまで足を揉ませた。 
    「あてつけ」という言葉を知ったのは、そんな時にぼやくお母さんの口からだった。 
    その日も女の子はミシミシと音を立てる暗い廊下を通ってその奥にある襖に手をかけた。 
    おじいちゃん、と言いながら中腰で襖を開け、膝を擦るように部屋の中に滑り込む。薄暗い室内は空気が逃げ場もなく淀んでいて、外の廊下よりも嫌な匂いがした。 
    部屋の真ん中に布団がある。女の子が覚えている限り、そこに布団が敷かれていない時はなかった。 
    おじいちゃん。 
    ここに来ると自然に甘ったるい声が出る。その語尾がひくりと掻き消えた。 
    うっすらと膨らんだ掛け布団から顔が出ている。その顔の方から、いつものかび臭さではない、異様な匂いが漂ってきていた。 
    唾を飲み込みながら目を凝らして近づいていくと、蝋のように白い、それでいて光沢のない顔が天井を仰いでいた。口元にはなにか液体が垂れたような跡があった。嫌な匂いはそこからしているようだ。 
    おじいちゃん。 
    もう一度呼びかけてみたが、反応はなかった。 
    膝が震えた。 
    眠りが浅く、いつもは誰かが部屋に入って来るだけで起きてしまうのに。

     
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    850 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/11/13(金) 15:05:22 ID:cMj3q/m10 [1/4回(PC)]
    昔話。 

    17年前、新入社員で入社し、欲しかった車を新車で買った。 
    夜な夜な乗り回し、遠出もよくした。 

    夏になると当然、きもだめしツアーなるものを企画する事になる。 

    某市に二股なる地名の場所がある。 
    山奥の右股と左股の間にはトンネルがあり、 
    有名な心霊スポットだ。 
    若者は怖いもの知らずである。はじめは車から降りず 
    トンネル内で停車し、無線(当時パーソナルがはやってた) 
    で他車と話をするくらいでいたのだが、すぐに刺激が足りなくなる。


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