心霊-都市伝説ナビ-

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    2015年12月

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    228 : きしりっしゅ ◆Ux29IdM5BI [] 投稿日:2010/08/21(土) 01:55:54 ID:sZhrIUxy0 [3/7回(PC)]
    「多分いいひと。」 


    これもねーちゃんちの話。 
    ねーちゃんの娘、俺からみたら姪っ子。超可愛い。 


    その姪っ子がまだ1歳とか2歳とかの片言でしかしゃべれなかったくらいのちっささだった頃の夏。 
    ねーちゃんが姪っ子と昼ごはん食べてて、 
    子供とか見たことある人とかはわかると思うけど、 
    子供ってごはん食べる時すげー汚く汚したりするじゃん、遊びながら食べたり。 
    ねーちゃんも、ちゃんと食べなさいーとか言いながら姪っ子に食べさせたり自分も食べたり。 
    クーラー効かした部屋で、二人でだらだらごはんしてたそーだ。 

    で、あまりに遊びながら食べるのがひどかったんで、 
    よく見てたら姪っ子はキッチンの通気窓って言うのかな、ちょっと高めの所にある、 
    小さめの窓あるじゃん、そこのブラインドの方をにこにこしながら見てるんだって。 

    暑い日だったんだけどその窓はよく風が入ってるみたいで、 
    ブラインドが勢いよくあおられてカランカラン鳴ってる。 
    ああ、これが面白いんだな、と思ってねーちゃんが姪っ子に風が強いねえって感じで声を掛けたら、 

    「おっちゃん」 

    と姪っ子が笑顔でそのブラインドの方に手を振りながら、ほらお母さんも手を振って! みたいな顔してねーちゃんを見るんだって。 
    その間もブラインドはカランカラン揺れる。 
    …ねーちゃんは勇気を出して、ただの風だ、風で揺れてるだけだって自分に言いながら窓を閉めに行ったんだよ。 

    ブラインドの裏の窓、鍵までしっかり閉まってたって。 

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    225 : 御子絵 ◆6scG3/0sFE [] 投稿日:2010/08/21(土) 01:50:16 ID:FRvQpvUP0 [6/16回(PC)]

    ≪すれ違う女の人≫1/2 
     
    それは今から20年程前、都内に住んでいた時の話です。 
    私はしょっちゅう同じ女の人とすれ違っていました。 
    朝は仕事で決まった道を急いで行くのですが、帰りはその日の気分でいろんな道を 
    通って帰っていました。 
    女の人は黒髪のショートで少し色黒で、主にスカートを履いていた様に思います。 
    鞄は持っていなかったので散歩かなと思っていました。 

    はじめのうちはご近所さんだから、よくすれ違うのも当たり前かな、と思っていました。 
    ところが気ままな私が帰り道を"今日はここを曲がって違う道を通ってみよう"と歩いても 
    "多分ここの道はあそこに繋がってるはずだから、初めてだけど通ってみよう"と歩いても 
    帰る時間が早くなっても遅くなっても、必ずその女の人が向こうから歩いて来るのです。 

    だんだん偶然とは思えない頻度ですれ違う様になりましたが、すれ違ったからといって、 
    何かが起こるという事も無く、本当に偶然の重なりだったのかもしれませんが、 
    私にとってはもう不気味な存在の人になっていました。 

    互いにすれ違い様には顔を伏せて、互いの顔をよく見る事も、後ろを振り返る事も無かった 
    のですが、女の人は髪型も服装もあまり変わらないので、遠くからでもその人だという事が 
    だんだんわかるようになってきました。

     
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    263 名前: 枯野 ◆BxZntdZHxQ Mail: sage 投稿日: 2010/08/21(土) 02:45:33 ID: K36XqKfnP 「刑場跡にて」 1/2 
    俺の従妹が劇団もどきのサークルにいたことがある。 
    もどき、というのは大掛かりな公演などをやらず、 
    ネットに朗読劇などを上げるのが主な活動内容だったからだ。 
    このサークルに籍を置いていた頃、親睦会と称して心霊スポット巡りをしたそうだ。 
    別にホラーの朗読をやっていた訳ではない。 
    今考えるとちょっとどうかと思うが、 
    有名なバトル漫画の戦闘シーンをラジオドラマ風に演じたり、 
    やたら独白の多い少女漫画を朗読したり、そんな遊びをするサークルである。 
    取材とか役作りとかではなく、どうやら主宰の趣味だったようだ。 

    そんな親睦会で、印象に残った場所がいくつかあると彼女は言う。 
    その話をしたい。 
    従妹の名前は仮に美保としよう。 

    薄曇りの春の日、一行が訪れたのは刑場跡だった。 
    行く前にイメージしていた程広い場所ではなく、 
    街中の、道路に挟まれた川の中州の様な僅かな空間。 
    外から見ると、古い街でたまに出会う稲荷社や地蔵堂の敷地の様だった。 
    賑やかに中に入って行く主宰以下仲間たちを見送って、 
    美保は何だか進む気になれなかった。 
    怖いとか気持ち悪い感じはしないが、 
    はしゃぐ一行を見てむしろそっちに呆れて乗り気になれない。 
    仕方なく2メートル程入って両脇に背の高い木が立っている場所に立ち止まり、 
    ああだこうだ言いながら奥へ進む背中を眺めていた。 

    ふと、頭上で音がした。 
    右側の木の上で、生木がキーコキーコと軋む音。木の葉がざわめく音。 
    風は殆どないから、鳥でもいるのかもしれない。 
    美保が何の気なしに音がした方向を見上げると… 
    常緑樹の青々とした梢に、黒ずんだ素足がにょっきりと生えていた。

     
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    204 : 柏餅 ◆A6QVLbDKu6 [] 投稿日:2010/08/21(土) 01:20:11 ID:1sgwWD2IO [1/6回(携帯)]
    【カラオケボックスにて 1/3】 

    先週、ちょうどお盆の時期の話。 

    実家に帰省していた俺は、地元の旧友二人(A・B)と再会を祝して飲んでいた。 
    当初は終電で帰る予定だったのだが、盛り上がっているうちに終電を逃してしまった。 
    仕方ないのでカラオケにでも行って始発を待つか、という事に。 

    「俺が昔バイトしていたビル、改装されてカラオケ店になったんだ。そこ行こうぜ」 

    そうAが言ったのだが、正直、俺とBは気が乗らなかった。 
    というのも、俺とBは多少の霊感持ちで、そのビルに『いる』事を知っていたからだ。 
    だが零感のAは、俺とBの微妙な反応にも気付かず、さっさと歩きだしてしまった。 

    件のビルに着くと、確かにすっかり改装されていて、内部に当時の面影はなかった。 
    まだ新しく、綺麗で明るい雰囲気の店だ。 
    あの頃のような、淀んだ空気は全く感じなかった。 
    5階の一室に通され、しばらくは何事もなく交代で歌っていたのだが…。 

    深夜3時を回った頃、異変が始まった。 
    入れたはずのない曲が入っている(韓国語の曲だった)、 
    冷房を切ったのに足元を冷たい風が撫でる、 
    マイクを指先で叩くようなノイズが何度も入る、などなど。 
    俺とBは極力気にしないように努めていたのだが、何かいるって事は明白だった。 
    零感のAも、何かおかしいと気付き始めたようだった。

     
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     202 : メタルスライム ◆LuWpVnhAYs [] 投稿日:2010/08/21(土) 01:17:57 ID:yDVJyUVZ0 [2/2回(PC)]
    (ペット) 

    私の家では以前、室内犬のマルチーズを飼っていました。 

    その犬は妹が小学校に入学したとき飼いはじめて16年 

    ちょうど妹が結婚する年に亡くなったのです。 

    晩年は結婚の準備などで妹も両親も家を空けることが多く、ほとんど私が世話をしていました。 



    亡くなってから数年後のある日、昼寝をしていると不思議な夢を見ました。 

    夢のなかでその犬が私の寝ている体に擦り寄ってきて、脇の下辺りにもぐりこむようにしてきたのです。 

    私はものすごく、くすぐったい感覚に襲われて半分笑いながらビックリして起きたのでした。 

    何であんな夢を・・・・と思いながらふとカレンダーを見るとその犬の命日でした。 

    久しぶりに、遊んでほしかったんでしょうかね・・・・・ 

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