124 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/04/30 08:51:00
当方、神奈川県真ん中辺沿岸部在住です。 

漁港が近い物関係で、ガキの時から元漁師の近所の爺さん(もう死んじゃった)から 
いろんな話を聞きました。印象残ってるのを2,3. 

今でこそ漁に出掛けて水死体に会った日にゃ、ガクガクブルブルで即警察ですが 
大正頃までは大漁の前触れって言われてたそう。 
ただし、船に上げてやらなきゃいけないそう。手順は、①若い奴が水死体の所まで 
行き、頭を船に向ける②船の長が「上げてやっから魚持って来い!」と怒鳴る 
③若い奴が「ハイ」もしくは「分かった!」と怒鳴り返す。 
④船尾に上げてやる。 
もしこんな事してあげる時間がない時は、「帰りに上げてやるから待ってろ」と 
必ず断ってから、通りすぎる 

海の神様は金気を嫌うので、万一船上から包丁や、はさみなどを落とした時は 
陸に戻ってから、木でそれらの形を作り神棚に備えた上で謝るそうです。 
これをしないと次の漁が大不漁になるといわれてたそう。 

同じく海の上ではヘビと猿が禁句。理由は上と同じ。 

それと海とは関係無いですが、うちらの方じゃ朝に「サル」って言葉を言うのは 
縁起悪いって言われます。そう教えた親も理由は知らずですが「サル→去る」から 
の発想でしょうね。 



125 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/04/30 09:42:00
>>124 
>大漁の前触れって言われてたそう。 

これはあながちただの作り話とは言えないですね。 
水に漂う死体をついばんで栄養をたくわえた魚がたくさん獲れるということでしょう。 
でも、そういえば『魚』とはあまり聞かないような。カニだったりタコだったり、 
シャコ、牡蠣の類で聞きませんか?味も深くなるらしいですね。 



126 : 無名さん[] : 投稿日:2003/04/30 11:49:00
>>124 水死体 
水死体の事をえびすさんと言いますしね。 



127 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/04/30 12:08:00
>>124 
子供の頃父に連れられて弟と私は釣りにいきました。 
船に乗って沖まで出たとき、弟が船酔いを起こしてしまい、船上から 
ゲーーっとやってしまいました。父は弟の体調を気遣うことはなく 
「もっと吐けー!魚が寄ってくるからもっと吐けーッ!」と 
励まし(?)ました。 

・・・という幼少の頃の記憶が蘇って鬱になりました。 



128 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/04/30 12:47:00
>>124 
藤沢に近い横浜ですが、うちも朝に「サル」と言うと叱られました。 
サル=去るで縁起が悪いから、「エテ(得て)公」っていう別名がありますね。 

他にも、 
水際に生える植物の「アシ」>「ヨシ」 
飲み屋で注文もしないのに出てくる「突き出し」>「お通し」 
なんていう言い換えがありますな。 



129 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/04/30 12:55:00
ムツゴロウ氏によると、昔の東京湾のシャコは汚物運搬船から撒かれる汚物に群がり、 
それらを栄養分とするので大きくよく肥えていたんだそうだ。 
氏は、他人にシャコを食べられたく無い時はわざとにその話をして独り占めしていたそうだ。