592 :本当にあった怖い名無し[]投稿日:04/08/10 04:43 ID:ePKHInel[1/1回]
仙台市立西山小学校の五年生の時にやる野外活動は、絶対に「肝だめし」をやらない。 
ある年の野活の時、恒例の肝だめしが行われた。場所は泉ヶ岳少年自然の家。 
泉ヶ岳のハイキングコースを暗い中、数人のグループでゴールまで歩くんだ。で、先生たちが途中、茂みの中とかに隠れて脅かすんだけど。 
大体先生たちの配置が終わった頃に、一人の女の先生が悲鳴をあげたんだ。他の先生が怪我でもしたかと思って駆け付けた。 
見ると、女の先生は一人うずくまって震えていた。どうしたのかと聞くと、自分は山の斜面の上の方に隠れて、生徒が来たら降りてきて脅かそうとしていたらしい。 
しばらくして、がさがさと茂みを歩く足音がして、もう生徒が来たのかと山の斜面から歩道を見ていた。そしたら、その先生のいるずっと上の方から、背が異様に高い、鎌を持った男が、凄い勢いで下り降りて来たそうだ。悲鳴をあげる先生を見て、男は一言 
「薪を取りに来たんだ」 
と言って、歩道を走っていったらしい。先生の言うことによると、男は、鎌は持っていたが、薪を入れるザルやカゴなどは、何も持っていなかったし、かなり暗い中から来たのに懐中電灯も持ってなかったそうだ。 
その日から、先生たちが嫌がるのと、不信者が出たと言うことで、肝だめしはやらない事になった。話ずきだった先生に、野活で肝だめしが無いことで不満を言った時に話してくれた話だ。 

長文すんずれーしました。