277 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:04/10/21 05:17:39 ID:6f6LYVjz [1/1回]
聞いた話だが、京都に戦後暫くの間まで使われていたユダヤ人の病院が
昭和50年後半位まで有ったという。
その病院は夜中に非常ベルの音が聞こえたり、悲鳴が聞こえたりと不思議な現象が
起こる事で巷で噂になっていた。
当時大学生だった知人の女性は仲間四人で病院に泊まりこんで確かめてやろうと
実行したらしい。
夕方病院へ下見に行って非常ベルや電源を調べたが、錆付いていたし、電線も切れて風化していた。
夜、日が暮れてからその病院へ懐中電灯と寝袋を持って入り込み、二階へ上がった。
二階の病室の一室に入りドアを閉めて懐中電灯の灯りの前で肩寄せ合う様に一箇所に
集まって話をしていた。
時計は夜中の一時をまわる頃、もう四人ともかなりビビッた状態だった。
女性も男性もお手洗い行きたいけど真っ暗だし、怖くて行けなかったから二階の部屋のベランダ
で用を足した。
もう真っ暗な中、緊張しまくり、ビビリまくりで怖くて我慢の限界だった。
そして時計が夜中の二時をまわった頃、突然!
「コンコン!コンコン!」と誰かが病室のドアをノックした。
もう恐ろしさで誰もドアの方へ行けなかったし、四人とも寝袋の中で震えていた。
すると、また、
「コンコン!コンコン!」と誰かが病室のドアをノックする。
中で一番気の強い男性が覚悟決めてドアを開けに行った。
「だれや?!」
廊下には誰もいなかった。
もう怖くて怖くて死にそうでドア閉めて四人が固まって目をつぶって震えていると突然!
「ジリ~ン!!ジリ~ン!!ジリ~ン!!ジリ~ン!!ジリ~ン!!」と非常ベルが鳴り響いた。
その瞬間四人全員、思いきり走って病院から出た。
物凄く怖い体験だったとその後も何回も言ってた。
この病院って京都のどこに有った病院なんだろうか?
彼女とは十五年会ってないからわからないんだ。
もう少し詳しく聞いておけば良かったんだが。
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