623 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/01/14(日) 15:24:58 ID:EkR5AZoP0 [1/1回(PC)]
俺が中学生の頃の話だから、10年前くらい? 

俺は毎年、夏休みになるとじいちゃんの家に泊まりに行ってた。 
じいちゃんの家は和歌山のド田舎にあって、 
「早起きすれば虫が捕れる、川で泳げれば魚も釣れる。」 
という、ガキが夏休みを過ごすにはベストな環境だったw 

その日は、弟と上流の方に登って魚釣りを楽しんでた。 
でかいアマゴを何匹か釣ると少し空が赤くなって来たので、 
弟に声を掛け、家に帰ろうとした。 
俺「おーい○○ー!!そろそろ帰んぞー!!」 
弟「ちょっと待ってー!!川見て川ー!!」 

弟はそう言いながら、川上の方を指差している。 

弟の指差す方を見ると、何かが流れて来ている。 
遠くからでは何かさっぱりだったが、 
流れて来るにつれてそれが何であるか大体分かった。 

木で出来た船?だった。しかもお雛様っぽい人形が搭乗してるw 
浅いけど、流れは急な川だ。普通は転覆するはずなのに、そんな様子は無い。 
俺と弟で石を投げて撃沈しようと頑張ったが、無理だった。 

もっと不思議だったのが、俺達が釣りをしてた場所は山の奥の方で 
さらに奥に行っても大昔に移転したらしい神社跡くらいしか無いことだった。