694 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/01/16(火) 15:04:42 ID:8WUEDXD0O [1/1回(携帯)]
新年会で旦那の帰宅が深夜になるとわかっていた日のこと。 
私は私で、子ども2人と共に友人宅でのんびり遊んで、23時過ぎに帰宅。 
我が家は2戸1棟のテラスハウスタイプの建物。全10棟の社宅なので、ご近所に迷惑かけては悪いと雨戸を閉めずに寝ることにした。 
ふだん子どもに独占されてるDSをやりつつ旦那待ち。 
1時を過ぎたので旦那に『先に寝るよ』とメール。 
「さっき運転代行を呼んだけど、混んでるらしくて少し時間かかるって。そろそろ来る頃なんだけど。眠かったら寝てていいよ」と返事。 
体が冷えていたので、熱々のお茶を一杯飲もうかとダイニングへ。 
玄関を上がると、いきなりダイニングという造りなので、玄関の灯りだけが点いたままの状況でお茶を飲んでいた。 
ボーとしてると、突然ドアノブがガチャガチャと回された。 
旦那が帰ってきたと思ったものの『あれ?鍵持って行かなかったのかな』と、玄関へ降りて気づいた。 
車で帰ってくるはずなのに、車の音がしなかったよな? 
様子を伺っていると、強いて言えば“ビーチサンダルでゆっくり歩いてるような足音”が、遠ざかって行ったようだった。足音だとしても3、4歩分‥。 
そうっと居間に戻り、旦那に電話。 
『ねえ今帰ってきた‥よね?』 
「いや。だってまだ店だもん。代行来なくて」 
確かに電話の向こうは飲み屋っぽい賑やかさ。 
こんなことがあった、と話すと雨戸閉めないからだとか叱られた。 
狸か猫か烏だろうとも。 
そんな狸や猫や烏いるわけないでしょっと吹き出してしまったが、旦那がちゃんと帰ってくるまで、やっぱりほんのり怖かった。