469 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/06/12(木) 10:50:45 ID:RKjx9BpY0 [1/1回(PC)]
10年前の話。下津町にある廃墟にとある女子中学生の集団が肝試しに行く。 
夜は怖いので勿論昼間に。 
ところがそこはもう既に取り壊されていた 
辿り着いたのは古い小さなアパート。 
全ての窓や戸は締め切られており、多分誰も住んでない。面白半分で入ってみることになった。 

郵便受けには10年前の日付の郵便物がごっそり。不気味に感じながらも、中へ… 
2階建てで部屋も4つしかない小さなアパートだったので、最上階にはすぐについた。 

一列になって階段を上がっていく。すると先頭の女子が悲鳴を上げて一目散に駆け下りていく。 
状況は把握できないが、何か悪寒がして皆で悲鳴を上げて外へ。 
何があったのかと聞くと、2階の右側のドアの取っ手や、それだけじゃない、ドア全体に赤黒い手形が無数についていたのだという。 

おぞましい光景に恐ろしくなって駆け下りてきた彼女の話を聞いてる最中、別の女子が叫ぶ。 
「見てあれ!」 
ふっと振り返ると、さっきまで全ての窓が密閉されていたのに、さっきの部屋のドアが少しだけあいている。 
気のせいかもしれないが、重く不気味な空気に耐えられず中学生達は泣きながら逃げ帰った。 

その夜、そのうちの一人が金縛りにあった。ふと目を覚ますと窓の外に何か気配。 
おそるおそる窓の外を見る。 

すると向かいの道に一人の赤いパーカーを着た男性が立っている。じっとこちらを見ながら。 
怪しいと思い、懐中電灯で男性を照らす。 
ところがどうしたのか。 
何度照らしても男性の顔だけが真っ黒だ。正面を向いているはずなのに…! 

次の日のこと。なんとその場所にいった全員が同じ男を見たという。 

1階の部屋で寝ていたある一人の女子は、枕元の掃出しの窓にその男の姿を見たのだという。