63 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/11/23(金) 06:22:10 ID:hcWU200mO [1/1回(携帯)]
バイオリンを叩き割る 

とか言う都市伝説知ってますか? 
かなり後味悪い 

少年が欲しがっていたのを目の前で


64 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2007/11/24(土) 10:21:16 ID:7Rb9dlecO [1/1回(携帯)]
>>63 
よくわからない...



71 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/11/24(土) 15:37:56 ID:KWuOKgBVO [1/4回(携帯)]
↓バイオリンってこれか 

ある町の骨董屋。 
店に並べられている骨董品の中には一挺のバイオリンがあった。 
ある日、店に一人の男の子がやって来ると 
店の主人に「あのバイオリン、いくらですか。」と訊いてきた。 
主人が値段を言うと、 
男の子は「・・・全然足りないや。」とうつむいてがっかりした様子だったが 
顔を上げると、「お金もって、また来ます。」と言って帰っていった。 

数日後。 
主人は男の子が新聞配達のバイトを始めたことを偶然知る。 
男の子は、その体には大きすぎる自転車に新聞を積んで坂道を登っていた。 
一生懸命ペダルをこぐ男の子の姿を、主人はじっと見つめていた。



72 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/11/24(土) 15:40:13 ID:KWuOKgBVO [2/4回(携帯)]
それからしばらくたったある日。 
主人がいつものように店番をしていると、身なりのいい男性が店を訪れた。 
男性は店の中の骨董をいろいろと眺めていたが、バイオリンに目を留めると 
主人に向かって「あれはいくらかな。」と訊ねてきた。 
主人が「いえ、あのバイオリンは・・・」と口ごもると 
男性は「なんだ、売り物じゃないのかい。しかし、私はあれが気に入ったんだ。 
これでどうだろうか。ぜひ譲って欲しい。」と 
バイオリンの値段の何倍もの額のお金を取り出し、主人の前に置いた。 
主人は思いがけない金額を前にして、少しの間考えていたが、やがて 
「申し訳ありません。やはり、お売りするわけにはいきません。」と男性に告げた。 
「やっぱりダメか。残念だが、仕方ないな。」そう言うと男性は帰っていった。



73 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/11/24(土) 15:42:30 ID:KWuOKgBVO [3/4回(携帯)]
それから数ヵ月後。 
「あのバイオリン、まだありますか?!」 
新聞配達で貯めたお金を持って、男の子が店にやってきた。 
しかし、店の中にバイオリンは見あたらない。 
男の子がキョロキョロと店内を探していると 
「待ってたよ。」 
主人は男の子に微笑みかけ、あの日以来、誰にも買われないように 
奥の棚にしまっておいたバイオリンを持ってくると、男の子の前に差し出した。 
ぱあっと笑顔になった男の子が目をキラキラさせて、 
バイオリンを手にしようとしたその時。 
「   バ  キ  ン  ッ !   」 
主人の手がバイオリンをへし折った。 
呆然としている男の子に向かって、主人はうれしそうに一言。 
「 これが私の楽しみ。 」