320 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/05/01(木) 09:24:20 ID:m9MN/td1O [1/1回(携帯)]
Aが子供の頃、父と姉と山中にある「きつね村」なるところに行ったそうだ。
さびれたところで、客も少なく園内で小さなきつねが放し飼いにされていて餌をやったりできるようになっていたらしい。
園内を見ていると父と姉がこんなことを言い出した。
「狐が化かすなんて迷信だ。馬鹿馬鹿しい」
その後も狐を散々馬鹿にしていたらしい。
異変が起きたのは家族が狐にも飽き、車に乗って下山し出したときのこと。
どうにも下山出来ない。
道は会っているのにしばらく走るとかならず石像の前に戻る。
(話を聞いたところ道祖神のようなもの)
さすがに父親も焦り始めたが、尚も車内で狐を馬鹿にしていた。
来たときは30分のところを二時間経っても下山出来なかった。
日も暮れかかり辺りは夕闇につつまれ、前後も危うい。
本当は怖いのか、狐を罵り続ける父親をよそにAは必死でこう祈ったそうだ。
「狐さんごめんなさい。許して下さい」
祈り続けてしばらく、さっきまで迷っていたのが嘘のように市道に出た。
日はまだ暮れていなかったという。
大人になった現在でもAは狐を畏怖している。
長いしあまりうまく書けなくてスマソ。
ちなみにAは神社があると稲荷じゃなくても必ず拝むので、私も一緒に拝む。
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コーン!
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