748 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2008/09/08(月) 12:05:54 ID:oavp7LFIO 
まだちっちゃい頃家族で海に行ったときの話 
俺は潮の満ち干きでできたたまり場でひとり遊んでいた。 
低学年の俺の肩ぐらいの深さでちょうどよく、 
何か生き物はいないかと潜ったり跳ねたりしていた。 
すると、ある位置でいきなり水温が冷たくなった。 
深さは変わっていないし、足元の感触もただの砂なのに氷水みたいに下半身が冷たい。 
びくった俺は俄かに怖くなってたまり場からあがろうとした。 
じゃばじゃば水を掻いて家族の元へ急ぎながらさきほどの場所を振り返ると 
手首があった。まっ白い人間の手首。しかもすーっとこっちを追ってくる。 
見間違うってレベルじゃねえ。爪が生えてるゴム手袋なんかあるか。 
水中なのに少しもゆらめくことなくこっちにくる。 
もう一心不乱に逃げた。その年は怖くて水に入れなかった。 
ずっと忘れてたんだけど、今朝夢に見て久しぶりに思い出したから書いた。