349:本当にあった怖い名無し[]
あまり怖くもないし、もしかしたら不思議でもないかもしれませんが、 
先日体験した話を・・・。 

免許を取って数年になりますが、 
普段ほとんど車を運転しないこともあり、 
未だに運転に慣れません。 
たまにやむを得ず車を運転する時は、 
法定速度をほぼ守ってヨタヨタ走っています。 
後ろに大名行列を作ることはザラですし、原付に追い越されることもしばしば。 
はっきり言って迷惑なドライバーだと思います。 

先日、お仕事の都合で仕方なく車を使いました。 
何とか仕事を終え、後は帰るだけ。 
もう夜中近くなっていましたし、疲れてちょっと眠かったこともあるので、 
いつにも増して安全運転で帰路につきました。 
田んぼや林、小さな山などが続く田舎の県道です。 
交通量もほとんどありませんでした。


350:本当にあった怖い名無し[]
(349の続きです) 

しばらく走っていると、 
前方にジョギングしている人がいることに気づきました。 
こんな夜中に頑張るなあ、と思いながら、少し右に寄って追い越しました。 

ところが、確認のためサイドミラーを見ると、 
追い越したと思ったジョギングの人(多分中年男性)が、 
私の車のすぐ後ろを走っています。 
あら、と思って振り返ったら、男性はみるみる車に追いついて、 
助手席のすぐ外を併走し始め、私に向かってニヤっと笑いました。 
(あんた、随分ゆっくりだね。よっぽど運転下手なんだね) 
そんな感じの笑いに思えたので、 
ああ、私はついに原付どころかジョギングの人にも追いつかれたのか、と思って、 
愛想笑いを返しつつお辞儀しました。



351:本当にあった怖い名無し[]
(350の続きです) 

その後、何度か外を見ましたが、 
そのたびにおじさんが私を見てニヤっとしてきました。 
随分頑張るおじさんだなあ、すごいなあ、と思いつつも、 
蔑むような(というか品のない)笑いにちょっとムッとしたこともあり、 
あとは無視して、運転に集中しました。 

市街地に入り、信号待ちの時にチラッと横を見ると、 
おじさんはいなくなっていました。



352:本当にあった怖い名無し[]
(351の続きです) 

家についた後、父にこの話をしました。 
失礼な話だよねー、と何気なく言ったつもりだったんですが、 
父の顔色が変わります。 
「確かにお前の運転はノロいが、さすがにジョギングでずっと併走は無理だろ」 
言われてみれば、たしかにその通りです。 
おそらく40キロくらい、いくら私でも20キロは出していたでしょう。 
(ちゃんとスピードメーターを見ていないあたりがダメなんでしょうが) 
おじさんは、少なくとも5分以上は併走していたと思います。 

私がボヤッとしていてずっとノロノロ徐行していたとか、 
おじさんがマラソン選手級のスピードと持久力を持っていた、 
という可能性もゼロではないのですが・・・。 

今になって気持ち悪くなってきたので書き込んでみました。 
あんまり怖くなくてごめんなさい。



353:本当にあった怖い名無し[sage]
>>352 
それ、生きた人間じゃないね