8 : オカ豚少年 ◆IKITAIhP4c [] 投稿日:2008/09/25(木) 16:05:07 ID:zQwig7EF0 [4/8回(PC)]
即身仏
仏教では、僧侶が土中の穴などに入って瞑想状態のまま絶命し、ミイラ化した物を「即身仏」(そくしんぶつ)と呼ぶ。語義を厳密に捉えれば、人間が生きたまま仏となる即身成仏した修行者のことだが、通常はこのミイラ化したものの意味で使われる。
この背景にあるのは入定(にゅうじょう)という観念で、「入定ミイラ」とも言われる。本来は悟りを開くことだが、死を、死ではなく永遠の生命の獲得とする考えである。入定した者は肉体も永遠性を得るとされた。
日本においては山形県の庄内地方などに多く存在し、現在でも寺で公開されている。また、中国の禅宗寺院では、今もなおミイラ化した高僧が祀られている。
9 : オカ豚少年 ◆IKITAIhP4c [] 投稿日:2008/09/25(木) 16:08:11 ID:zQwig7EF0 [5/8回(PC)]
木の皮や木の実を食べることによって命をつなぎ、経を読んだり瞑想をする。体の筋肉は衰え、肉も落ちていき水分も少なくなる。
生きている間にミイラの状態に体を近づける。生きたまま箱に入りそれを土中に埋めさせ読経をしながら入定した例もあった。
この場合、節をぬいた竹で箱と地上を繋ぎ、空気の確保と最低限の通信(行者は読経をしながら鈴を鳴らす。
鈴が鳴らなくなった時が入定のときである。)を行えるようにした。
行者は墓に入る前に漆の茶を飲み嘔吐することによって体の水分を少なくしていたといわれている。
漆の茶にはまた、腐敗の原因である体内の細菌の活動を抑える効果もあった。
これらは死を前提にするため当然ながら大変な苦行であり、途中で断念したものも多数存在する。
また、死後腐敗してミイラになれなかったものも多い。現在は自殺にあたるとし禁止されている。
コメント
コメント一覧 (1)
即身仏になれば、死後もその体に霊魂が留まると信じた僧侶達は、苦しい思いを覚悟の上、地中に潜った。
しかし、地中に埋められたまま、掘り出されない僧侶もいた。
今から150年ぐらい前、ある寺の住職だった上人は、即身仏になる為に地下の穴に閉じこもった。7年後には、ミイラとなった自分を掘り出して仏として寺に奉ることを遺言して…。
ところが、7年経つと、人々はこの上人のことを忘れ、誰も掘り出そうとしなかった。
それからというもの、この寺の住職や村人達に、上人の怨霊の祟りだと思われる奇怪な出来事が続いた。
その後、この上人は掘り出され、丁重に奉られたが、まだまだ、出羽三山には忘れさられた即身仏が埋まったままになっている。
掘り出されない僧侶の怨霊は今も、山山をさ迷っているらしく、この山で僧侶の亡霊を目撃した登山家が多いという。
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