73 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/16(月) 23:51:32 ID:8W3fo3Ra0 [2/2回(PC)]

これは、私が小学生の頃の話です。学校からの帰り道、真っ黒な髪を腰まで 
のばした女の子が、公衆電話の前に立っていました。その子が振り向いて
 
話かけて来た時に、その目が白く濁っていた事から、私は彼女が盲目である事 
を知ったのです。その子は透き通った声で言いました「美加ちゃん、お葬式の 
最中に悪いんだけど、私の代わりに電話をかけてくれる?」わたしは(何か

誤解されてるな)と思い乍らも、そこは突っ込まずに、それよりも彼女が何故 
まよう事なく私の名前を言い当てたのか、知りたいと思いました。「どこか 
で、会ったかしら?」すると彼女はクスクスと可笑しそうに笑い、本を 

読むように饒舌に語り始めたのです。「クラスが違うから、知らなくても 
無理はないけど、アナタの同級生よ。貴方は一組で私は六組。廊下の端 
と端ですものね。でも私は、ずっと前からアナタを知っていた…。 

目の悪い人間ほど、声には敏感なものよ。アナタはとても綺麗な声で、クラス 
の人望も厚くて、よく皆の話題になってた・・・。だってアナタは優等生の 
見本のような人ですものね。きっと私の頼みを聞いてくれると思ったの。 

エゴイスティックな他の人たちとは大違い……」 

なにかが狂ってるような気がしました。それでも私は、その少女の 
いう通りに、ダイヤルを回し(当時はまだダイヤル式の公衆電話でした)、 
少女のいう通りに、受話器を渡したのです。 

女の子は、電話の向こうの誰かと声を潜めて話しては、時々こちらを見て、 
にっこりと笑いました。その電話が終り、少女が去った直後でした。私が、 
途方も無くおそろしいものに取り憑かれていた事に気付いたのは。 

理由を詳しく説明する事はできません。私の 
つまらない文章の意味を理解した者だけが、とり 
かれる。そ 
れが、この少女の呪いの 
ルールなのですから。