33 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/06/15(月) 13:00:57 ID:3i5mou2NO [1/1回(携帯)]

つい先日あった本当に不思議な体験を書きたいと思います。 

一昨日の土曜の夜、会社の送別会があり、帰りの終電での出来事です。 
土曜の夜にも関わらず、終電はガラガラで私の車両には10人程度。 

皆一様に疲れた、でも休日前の多少緩んだ雰囲気の、そんな様です。 
私の下りる駅はあと3駅ほど先です。シートに体を埋め、目を閉じました。 


次の駅に到着する頃だと思うのですが、急に体の平行感覚が狂いました。 


それも尋常な狂い方じゃありません。上下左右の区別がなるなる程です。 
慌てて目を開けると、そこには先程までの車内とは別の空間がありました。 

すみません。ここまで書いて、自分でも自分の体験が疑わしくなってきました。 
あまりに突拍子がなさすぎて、馬鹿馬鹿しいと思われるでしょうが…。 

目を開けると、自分は船のデッキと思わしきところにいました。 
雰囲気としては、あの映画のタイタニック号を想像して頂ければ。 
私は叫びたい思いでしたが、平行感覚が狂った為の酔い状態で動けません。 

船は嵐のような海上を航行しているようですが、異様な世界でした。 
まず空が赤く、海は真っ黒、嵐のようなのに物音がまったくしません。

 
そこで気がついたのですが、船首に人が二人立っていました。 


一人が小洒落た齢50ほどの男、もう一人がひどく腰が曲がった老婆です。 
何か言い争っている雰囲気ですが、声はまったく聞こえません。