530 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 03:06:09 ID:3nCO8t090 [5/10回(PC)]

寝る前に友達の体験談 

小学校低学年の時。 
夕方まで友達のA君と遊んでいて、その帰り道、 
A君のマンションの下まで送ってきた形になった。 
中型マンションによくある、鉄格子に囲われた螺旋階段を一階上がるごとに 


「ばいばーい!!」


と手を振ってくるA君に笑いながら答えて手を振っていると、 
A君が3階まで差し掛かる頃、それに気がつく。 

A君を追うように一階分真下、A君と背格好は同じだが
全身真っ赤な少年のようなものが、こちらに手を振っている。 

A君が階段を上がれば、それも続いて階段を上がり、またこちらに向かって手を振ってくる。 
何か言う前に、A君は自分の部屋がある階にたどり着き、姿を消す。

それを追うように赤いものはA君の部屋の階のフロアへと消えていった。 

後日、A君のお母さんが同じマンションで不幸な事故で亡くなったと聞き、 
現在の友人はあれはA君にとっての「不幸」の様な物が見えていたのではないかと、
思い出すそうである。