438 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/05/20(木) 09:43:28 ID:cO8dU0Ou0 [1/2回(PC)]
田舎で同級生から聞いた話 
彼の家は、山奥にあり、たくさんの牛を飼っています。 
夜は牛を牛小屋に入れるのですが、翌日になると怪我をしている 
牛が時々いたそうです。 


引っかいたような傷があったり、噛まれたような不思議な傷だったりと 
獣に襲われたような感じだったそうです。 
小屋を点検しても狐なんかの穴はなく、小屋自体も新しく建てたものだった 
ので壊れているところはありませんでした。 
牛小屋と彼の家は離れているので、夜通し見張ることはできません。 
ある日、彼は不寝番に立つことにして牛小屋に泊り込みました。 
 
敷物や毛布を持ち込み、小屋の隅っこで寝転んだそうです。 
あたりは真っ暗になり、いい加減に眠くなった彼は電気を消し、寝ることに 
したそうです。疲れていたのか、直ぐに眠ってしまったそうです。 
どれくらい経ったか、なんだか小屋の中が騒がしいのに眼が覚めました。 
牛が騒いでいるようです。 
「なんだ?もしかして・・・犯人か?」と思った彼は懐中電灯と木刀を持ち 
騒ぎの方へ行ってみると、一頭の牛が尻を振るように暴れています。 
ちらっと見えた限りではサルのように見えたそうです。 
 
「コラッ、なにしよるんじゃ!」と怒鳴り、懐中電灯を向けると 
そのサルのような生き物は彼のほうを向きました。 
なんとも形容しがたい生き物だったそうです。大きさは大人のサルくらい 
、毛は黒くヌメっとしたような感じで長い爪と歯が見えたそうです。 
思わずウゲっと思い、たじろいだ彼に「ケーっ」と言った感じの鳴き声の 
ような悲鳴のような声で鳴くと、牛から離れて壁へ取り付き屋根にある 
通気孔から外に出て行ったそうです。 

続きます 

 
439 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/05/20(木) 09:50:34 ID:cO8dU0Ou0 [2/2回(PC)]
続きです 

気持ち悪いのと驚いたので唖然としていたそうですが 
またアレが来ると思うと気味が悪く、小屋の電気を全部つけて朝を待った 
そうです。 
日が昇り、彼の両親や従業員が来ると昨晩の一部始終を話しました。 
すると、従業員の一人に似たような話を知っている人がいました。 
その生き物の名前はわからないそうですが、灯りが発達してなかった昔は 
時々、牛を襲っていたそうです。子牛などは食い殺されることもあったと 
のことでした。 
どこから来るのか、何が苦手なのか等もよく解らなかったそうなので、とり 
あえず、小屋を改装して鍵を付けたりしたそうです。 

「とにかくよ、気持ち悪かったわ。入って来ねえように鍵付けたし 
通気もファン付けて入れねえようにしたけど・・・なんかなあ」 
彼はそう言って締めくくりました。