23 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/07/27(火) 15:51:18 ID:pbleVcc60 [2/4回(PC)]
空気読まずにひとりかくれんぼの話、ちなみに実体験 
お前らは絶対やらないでくれ、怖いから 

半年ほど前に会社が創立記念日とかで休みだったときの話 
うちは両親と祖父母、兄弟二人、犬2匹なんだが両親は兄弟二人連れて買い物 
祖父母は新聞配達、時間は16時くらいだったかな 

ネトゲやってる友達とスカイプしながらネトゲをやってる時にふとしたことから 
ひとりかくれんぼの話になった、俺は「じゃあ俺がやって結果報告してやんよww」 
と言った。普段は祖父の「お前はそういうのに弱い体質だから百物語なんかの類はやるなよ」 
という言いつけを守り、また自分自身怖がりな為そういったことには関らないんだけどこの時は 
酒も入っていたせいか微妙にテンションが上がっていた 

結局午前二時半位までスカイプでVCをしていたが友は寝るというのでVCはお開きになった 
それまでずっと酒を飲んでいて、尚且つ深夜ということもあり恥ずかしながらテンションはかなり高かった 
そこでひとりかくれんぼの事を思い出し、使うものを調べて用意した。 
ぬいぐるみはクマのものを、刃物はカッターナイフ、塩水は台所にあった岩塩を溶かした 
3時になると、wikiを見ながら順番どおりにやって最後は自分の部屋の押入れ?では無いけど 
壁に埋まってるクローゼットみたいなところに隠れた 
携帯を持って入ったので時間は分かるから1時間くらいで出るつもりだったのだがあまりにも怖くて 
40分くらいで出た、ぬいぐるみは置いたところにあったので手順どおりにやろうとしたのだが 
携帯を忘れてきてしまったので、うろ覚えで含んだ水、グラスの水の順にかけて俺の勝ちと3回言った 
その後はすぐ部屋に戻って寝た 

 
24 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/07/27(火) 15:52:14 ID:pbleVcc60 [3/4回(PC)]
朝起きて手順を調べていると、どうも水をかける順番が違うらしい 
やばいかもしれないと思った俺はオカルト系に詳しい友人に相談した 
ぬいぐるみはどうしたと聞かれたのでそのままだと答えたら友人はきつい口調で 
絶対に風呂場に入るな、ドアも開けるな、家族にも立ち入らせるな。俺がすぐに行くと 
言って電話を切ってしまった、普段は温厚な奴だったので流石に俺も真面目にやばいのかもと思い 
家にいた祖母と母、弟に風呂に入るなと言った 

15分くらいたったころ友人が家に来て早々に風呂はどこだと問い詰めてきた 
案内しようとすると、お前は来るな、場所だけ教えてくれれば俺が行くと言われたので素直に場所を教えた 
2~3分で友人は出てきたが、手に白い布を持っていた。何を包んでるの?と聞くと 
ぬいぐるみだよ、あまり見るなといわれた 
友人はそれを持って家を出ようとするので、何処にと聞こうとすると友人が先に 
これから家に帰って父ちゃんにこれを何とかしてもらう、終わったらまた来るよといつも通りの 
穏やかな口調で言った、俺は何とかなるんだと思い友人を見送った 

1時間くらいたった後、友人から電話がかかって来た、友人は 
俺が家に行くまでに何か変な事は無かったか、なんでもいい ときつめの口調で言った 
特に思い当たる節も無かったが、ひとつだけ 
昨日ひとりかくれんぼを終えた俺は怖さのあまりそのまま布団に入って寝たはずだった 
だが起きたとき、TVは消えていた、家族に聞いても誰も入っていないという 
そのことを話すと友人は、やばいかもしれない、今外で父ちゃんがぬいぐるみ燃やしてるけど 
おかしいおかしいって言ってる、待ってて、と言って電話を切ってしまった 



25 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/07/27(火) 15:52:55 ID:pbleVcc60 [4/4回(PC)]
俺は怖くなって部屋に戻った、TVは消えていたので、つけてみようかとも思ったが怖くて止めた 
TVが怖くなった俺は祖父母の居間で待つことにしたが、待つ暇もなく友人から電話が来た 
友人は、お前の部屋のドアを全部閉めて誰も入れないで、すぐ父ちゃんと向かう 
とだけ言って電話を切った。例のごとく俺は家族に入るなと伝えてそのまま居間で待った 

7~8分くらいたったころ、チャイムがなったので出ると、友人とそのお父さんが立っていた 
お父さんはなにやら棒切れのようなものと、赤い紐を持っていた 
お父さんは、部屋に案内してくれと言うので、言われるまま案内した 
さらに部屋の前につくとお父さんは、君がこの部屋を使って何年だい?と聞くので俺は 
ちょうど10年くらいですと答えると、お父さんはそれなら君も入って、何もしなくていいからと言う 

まずお父さんがドアを開け俺の部屋に入る、次に友人と俺が少し間を空けて入りドアを閉めた 
お父さんは俺に、TVをじっとみてて、目を離さないでねと言うので言うとおりにした 
お父さんはまずTVを赤い紐でぐるぐる巻くと、持っていた棒切れのようなものでコツンとたたき 
呪文のようなものを唱え始めた、俺はと言うと言われたとおりにTVを見ているだけだった 
10分くらいたつとお父さんは小声で俺に今から君に話しかけるけど、何も答えないでね、と呟いた 
お父さんは 
君はいくつ? 何でここにいるの? 何がしたいの? もっといいとこに行こう 大丈夫 
と俺に向かって言った、話しかけられている途中、ふとTVの画面を見た 
何か、映っていた 顔のようにも見えたけど、気のせいかも知れない 
それがお父さんが大丈夫と言ったあたりで消えた 

お父さんは、もう大丈夫、だけどこんなこと二度としちゃだめだよと言った 
友人もお前のせいでどっと疲れた、今度酒でも奢れよな、と半分笑いながら言ってくれた 

それからは、特に変わったことも無い、でもひとつだけ 
ひとりかくれんぼをしていた時、ぬいぐるみを入れた風呂桶のぬいぐるみが触っていたところだけ 
赤茶けた色になっている事 
何もなければいいんだけどね