91 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/07/29(木) 17:43:22 ID:jKrY2bVU0 [1/5回(PC)]

私の家は私以外の母、父、姉が夜の仕事、 
いわばスナックとかキャバクラの仕事をしていて 
帰ってくるのが遅いんです 
夏になるにつれてだんだん帰りが遅くなり 
1人でいる時間も増えてくるんです 
1人の時間は嫌いじゃなくて、むしろ好きなんですが 
その日、たまたま同じ日に父は親戚の葬式に 
母は祖母の葬式に行っていて 
なんか気持ち悪いなと思っていました 
その日に家に帰ってくるのは姉だけで 
2人で三日間ほど過ごすことになり 
三日間遊びまくってやろうと思っていたのに 
どんどん気持ち悪くなってきて横になっていました 
何故私が葬式に参加していないのか 
それは母の祖母は外国人で父の親戚も外国人で 
祖母の葬式も親戚の葬式も外国で行われることになったからです 

しばらくして深夜1時頃 
自分の部屋のドアに鍵をかけて部屋に閉じこもっていた私は 
テレビをつけてチャンネルを回していたら心霊番組に目がとまりました 
怖い話は好きなので見いってしまい 
疲れてしまったのか 
いつの間にか寝てしまった 


と思います 

ここらへんの記憶が自分でも 
まだよく分かりません 

 
92 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/07/29(木) 17:44:57 ID:jKrY2bVU0 [2/5回(PC)]

私は家のドアが開いて、閉める音で目が覚めました 
姉がかえって来たんだなと思い安心しました が、私は異変に気付きました 
外からは絶対開けることのできない自分の部屋のドアが開いていたんです 
私の知らない何かが部屋の中にいる 
一瞬でそう思い自分の部屋から出ようとしたら 体が動かないんです 目しか動かせないんです 
とっさに帰ってきた姉に助けてもらおうと思い 
大きい声で「姉ちゃん!!!!!」と叫びました 
するとドアの向こう側に人影が見えて 
助かったとおもったんです 
でもそれは姉の姿ではありませんでした 
全身が白い男の人でした 
私はなぜか父だと思い「お帰り」と言いました 
そこでまた異変に気付きます 
自分の声じゃない声でお帰りと言ったのです 
私は何が何だか分からなくなっていると 
全身が白い男の人がかなりゆっくりと私の部屋に近ずいていることに気付きました 
頭の中が混乱していた私は全身が白い男の人をじーっと見ていました 
とうとう部屋の中に入ってきた時にまたある事に気付きました 
その男の人、目も真っ白なんです 
私はその時にやっとこの世のものでないものだと気付きました 
どうなるんだろうと思っていたらその男はつけっぱになっていたテレビを見て笑っていました 
「っかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっかっか」 
ずっとその笑いが頭に響きおかしくなりそうだったので 
「ああああああああああああああああああああああ!!!!」と叫びました 
力んで閉じてしまった目を開けると目の前に白い目と白い顔があり 
そして「ただいま」と私につぶやき、私は気絶しました 
と思ったら目が覚め、全身は汗だくになっていました 
するとドアが開いて「ただいまー」と姉が帰ってきました 



93 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/07/29(木) 17:47:57 ID:jKrY2bVU0 [3/5回(PC)]
姉は何も知らないので仕方ないですが 
何もなかったように僕にこう言いました 
「3時頃から隣に住んでるおじいちゃんがずーっとうちらの家の前に立っとってん。 
めっちゃ怖かったから友達と電話してたらいつの間にかおらんくなってたから 
やっと今家ん中入れたわ。こんな遅いのに、なにしてたんかな」 
時計を見るともう朝の5時でした 


隣のおじいちゃんの死体が見つかったのはこの出来事の 
数時間後です 


愛する妻が死んでから頭がおかしくなったんだと思います 
いつも妻の名前を呟いていました 
周りに住んでいる人たちも避けるようになりました 
いつの間にか無視されるようにもなりました 
もう生きていくのが辛かったんだと思います 

もしかして私の声じゃない声で「ただいま」と言ったのは 
愛する妻だったのかと思います