110 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/08/11(水) 10:45:50 ID:BS/sHAhA0 [1/1回(PC)]
今でも不思議な、体験というより感覚 

私には学生の頃から仲良くしている友人グループがいる 
部活も委員会もバラバラ、各人とも他に友人もいる中、 
遊びに行ったり泊まったりする時はいつも同じメンツ6人でまとまっていた 

卒業してからも6人でよく遊んでたんだが、 
この頃からなぜか、誰か1人足りない、と思うようになった 
私達、6人グループじゃなくて7人グループだったよね、という感覚 
もちろん現実にはそんなことはなく、自分を含めて6人ともメンツが変わったことはない 
1度だけ、遊びに行く時他の友人がついてきて7人になったことはあるが、その子のことでもない 
漠然と、誰かもう1人いたよなあっていう感じ 

6人になる度にその感覚を覚え続け、5年6年経ってもそれは変わらなかったので 
そのグループで遊んでいたある日、何気なく言ってみた 
そうしたら、その時その場にいた友人3人が口をそろえて 
「私もそう思ってた」と言った 
誰か1人足りないとずっと思っていた、でもよく考えても誰のことだかわからない、とのこと 
後から確認してみたら、6人グループのうち5人までがそう考えていたことが分かった 
でも皆不思議と怖いとは感じず、誰だろうねー?くらいにしか思っていなかった 

ところが、付き合い始めて10年以上経った今年になって突然、誰か足りないという感じがなくなった 
久々に6人で会いその話をすると、友人たちも不思議と、同じように感じていたという 
元々ずっと6人でいたのに、6人に戻った感覚 

いつも足りなかった1人は一体誰で、どこに消えたんだろう 
これが私が抱えている不思議