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固まる二人 
「聞こえた?」「ああ。」 
「人間っぽくないよね。」「モノノケのたぐいっぽい、、。」 
そしてもう一度 
「ブライダルフェア ジッシチュウ!!」 
と誰もいない林から聞こえる。 
「逃ぃげろ―!」と急いで下山した、、、。 
下の駐車場まで来ると、頂上の石碑まで青空をバックによく見える。 
頂上に木は生えておらず、不思議とよく見えるのだ。 
頂上にはオレンジ色ウインドブレーカーを着た、ヒトガタが見える。 
のぼり口はここしかなく、めったに人が訪れないこの山の駐車場に 
車は止まっていないのに。 
俺のウインドブレーカーそっくりなのがこの距離でもわかる。 
「だれともすれちがっていないよな。」「うん。」 
「あれ。どう思う?」「わからん。」 
娘は半泣きなので、急いで帰宅した次第、、、。 
あのヒトガタが、あの声と関係あるのかどうかわからない。

 その後のこと 
その山の下には高速道路が走っていて、自分たちが車で旅行をする時 
必ずこの山の下を通る、数週間後、ディズニーランドへいくために山 
の下の高速を通った。何気なく頂上をみると、石碑のシルエットと 
オレンジの、、、ヒトガタ!!! 
「見てみ。」「あれやな。」と娘 
「何なん?」と妻。加速する俺、、、。ということがあり。 
1年半ぐらいずーっとそのヒトガタは、自分たちがみた限りいつもそこ 
にいた。一度日曜の昼下がり自宅から望遠鏡で覗くと、石碑と共にもう 
一つのシルエットがみえたものだ。 
妻発信で、近所やママ友同士のうわさになり、登山決行した猛者もいた 
そうな。 
しかし、中腹の見通しの良いところまでまで見えているヒトガタは。 
その後、頂上が見えなくなる行程をへて頂上に登るといなくなっている 

ポツリポツリと、ヒトガタがいないときがあり 
娘が中学校に上がる頃には、いつのまにかヒトガタも消えてしまい、 
娘も痩せて、彼氏ができたらしく、俺につきあって遊ぶことも少なくな 
った。 
オレンジ色のウインドブレーカーは、今も現役。 
なんでヒトガタが俺と同じ服を着ていたのか。わからない。 
「ブライダルフェア」が何であったかわからない。 
それだけの話。 
(実は、この話の中には多くのフェイクがあります。ちょっとした騒ぎに 
なったためそのままだと読む人が読んだら、自分たちが誰であるか、わかっ 
てしまうため。でも、大筋では事実に沿っています。)