常識的な時間の訪問ではないので近くで見ていることにした 2024年04月08日 カテゴリ:恐怖人間 実家に住んでいた頃の話夜の9時〜10時くらいに玄関のチャイムが鳴ったうちにはインターホンがなく、その代わりにドア越しに要件を訪ねて返事がなかったら極力出ないようにしているその時は父親が応対したんだが、あまり常識的な時間の訪問ではないので、近くで見ていることにした 【常識的な時間の訪問ではないので近くで見ていることにした】の続きを読む
今ここにいるはずが無い 2024年04月06日 カテゴリ:恐怖体験 部活後のバス待ちが暇なので部室で怖い話をするのが定番になってました。怖い話と言ってもだいたいオチが笑える話だったりしてふざけたものばかり。残っているのが顧問にバレないように、いつものように電気を消しドアはアンプで塞いでいました。その日のメンバーは僕と一つ上の先輩2人。 【今ここにいるはずが無い】の続きを読む
男の子には女の名前をつけるように 2024年04月01日 カテゴリ:不思議体験 うちのオカンの方の先祖はその地域をまとめる豪農といわれる家でまた、その地域の治水に携わっていて、工事の際に人柱をたてたという話もある。その呪いがあるため、オカンの家では後継ぎである男の子が育たなかった。神社に相談にいったところ、男の子には女の名前をつけるように、また裏庭に神様をまつるように、といわれてそれを守ったところ、無事男の子が育ったためその後も男の子には女名をつける、ということになった。ちなみに、現在、実家を取り仕切る伯父も「春美」という名前だけど立派な男。 【男の子には女の名前をつけるように】の続きを読む
爺さんにはちゃんと成仏して欲しいですね 2024年03月30日 カテゴリ:不思議体験 11月の末に祖父が亡くなった。まあこの爺さんもともと暴走老人で、さらに認知症までやって、全身病気まみれだったのに何回も三途の川の手前で引き返してきて、家族はちょっと呆れ果ててた感じの爺さんだった。そんな爺さんもついに亡くなって、アルツハイマーのおばあちゃんはストレスレスなのか介護認定下がるしなんとなーく家が平和になった。多分すっきり成仏して天国でたばこでもやってるかな、爺さんもそっちの方が幸せだよね。なんて親戚でも言い合ってた。ところが。年明けてから、わたしの夢枕に連日立つ。受験生の孫娘が心配なんだか知らんがほんとうに連日立つ。家族誰も夢に見てないのに。しかも夢の中の爺さんは若返ってるし、いやそんな顔見たことないよって感じの満面の笑み。それでいつも何かわたしに言ってるんだけど聞き取れない。わたしは死んだはずの爺さんが生き返ってる!?っていつもパニクってるんだけど、家族は結構普通に生き返ってきちゃったね~ってスルーしてる。で、毎朝めちゃくちゃ焦って目がさめる。こんな感じなのがほぼ毎日なので正直寝るの辛い。明日は法要なんで、爺さんにはちゃんと成仏して欲しいですね。
その元のMDは今も俺の手元にある 2024年03月25日 カテゴリ:不思議体験 ある日、日曜の生放送。昼間の2時間を、地元の無名タレントに任せていた。季節は忘れたが、外は青空。スタジオから外は見えない。タレントは相手の若い女の子とテンポよくトークを続けている。俺はデスクワークをしながら、放送をチェックしている。すると、トークが突然止まった。「今、雷鳴ったよねえ?」タレントが言う。アシの女の子も「ゴロゴロって鳴りましたねえ」。普段は声を出さないミキサーのおっさんも「鳴った鳴った」とオフマイクで同意してる。屋外の状況がスタジオよりわかるはずの俺に、そんな音は聞こえていないし、窓の外は相変わらずの晴天。雷雲など遥かにも見えない。スタジオのタレントたちは「気のせいですかねえ」などと釈然としない様子だったが、そのまま番組を進めた。その後、「私には聞こえませんでした、なんでしょうねえ」などといったリスナーからのメールが何通か届いていた。番組が終わり、スタジオから出てきた彼らに聞くと、確かに聞こえたのだと言う。しかも、ヘッドホンの外から「ゴロゴロッ」と(スタジオでは番組中は皆ヘッドホンを装着するのが基本)。しかしそれを聞いて俺は違和感を覚えた。 【その元のMDは今も俺の手元にある】の続きを読む