2013年06月

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    447 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/10/21 02:28:00
    私がまだ幼稚園の頃のはなしだから、そうリアルに 
    覚えているわけではないのだけど、母からきいた話しと 
    わたしの朧げな記憶のおもいででも語りましょう。 

    いまの私は何でも食えて徹夜も2晩ならなんとか、というくらい 
    健康に恵まれてますが、生まれたときは未熟児、しかも風邪ひいては 
    死にかけるというそれはもう手のかかるガキでした。 

    ある日母が眠っていると何やら押し入れの箪笥のほうから 
    ぞろぞろ小人がでてきてやたら彼女の髪の毛をひっぱるので 
    眼がさめた。寝ぼけてるか育児疲れの幻覚か?とおもった 
    らしいがその小人さんのひとりが「あかちゃん、息してない・・・」 
    と言うものだからあわてて隣りで寝ている私のところまで 
    いったら、私が泡ふいて紫になってたのだと。 

    あわてて人工呼吸して親父叩き起こして救急車。その時の医師が 
    「もし人工呼吸が遅かったらこの子は死んでました。よくても 
    脳死、ほんと十数秒の差だったんですよ!」と言ってたとか。 

    母は元々信心深い家から嫁いできたので嫁ぎ先の仏壇が 
    あんまり手入れされていないので奇麗にしてお供えして 
    毎日心経を唱えていた。その仏壇が家の間取りの事情から押し入れ 
    にあったのだが、彼女は押し入れの小人さんたちが実は先祖の 
    化身ではないかと思い、感謝をしたのだと。(続きます) 



    448 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/10/21 02:32:00
    その後でわたしも物心つき母からかくかくしかじかでお前は 
    小人さんに助けてもらったんだから、朝だけでもいっしょに 
    挨拶することということで、いっしょにまんまいちゃん、あん。 

    そうしたある日、私が麻疹(はしか)に罹り病院へ。心臓も止まり 
    もう今回ばかりはと母もあきらめてたら、病院に小人団体が 
    来てなにやら輪になって踊っているような祈ってるような動作を 
    したら心臓が動きだして脈ももどったのだと。 

    実はその時の夢はわたしも覚えています。 
    わたしがふわふわ空を飛んでいたら白い髭を生やしたおじさんがもう 
    降りなさいと。わたしがもうちょっと遊ぶとだだこねたら、 
    白髭さん「おまえは誰がすき?」と質問 
    わたし「おかあちゃん、おとうちゃん、おねーちゃん、ピピちゃん(当時 
    飼っていたイヌ。多分『宇宙人ピピ』から取ったネーミング)、それからね~」 
    白髭さん「お前のすきな人がみんなおまえが降りなかったら 
    みんなえーんえーん泣くよ」 
    わたし「降りる~」 
    ・・・というわけで降りたわけですが、これがあの世とこの世の 
    境だったのだろうといまでもおもってます。その時に踊りのリーダー 
    をしていた小人さんと私が夢でみた白髭さんがそっくりだったのには 
    後でびっくりしました(後で絵に描いて二人で見せ合いした)。 
    (ごめん、まだ続く。こんどが最後) 



    449 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/10/21 02:33:00
    その後も紆余曲折はあったけど、最悪の事態というものが来たときでも 
    何かに護られているという確信があります。頼りつつも自分の脚で 
    しっかり生きてゆく事も教えてもらっているので、いまは精いっぱい 
    自分の生を全うすることを目的としています。 
    皆さんにも絶対そういう護りの存在がいるとおもいます。一度挨拶 
    してみてくださいませ。 

    (わたしはいま実家を離れてますが、実家の方向にむかって 
    毎日挨拶してますよ。二日酔いで酒臭いときや彼女が横で 
    眠ってるような時は「こんなマセがきになっちまいました」 
    と謝りながら。) 

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    375 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/10/03 15:05:00
    ここでは初書き込みです。 
    読んでいるとなんとなく書きたく 
    なったので、長文ですが。 

    今年のお盆の出来事。 
    父親方の実家に帰省したときの話。 
    田舎(といっても都会)は1階が工場となっており、 
    2階が事務所その奥に婆ちゃんが住んでいる。 
    爺ちゃんは15年程前に他界しており、婆ちゃんは 
    一人暮らし。 
    親父はその工場で働いていて、その日は仕事で外に 
    出ていた。 

    嫁さん、そして4歳になる息子をつれて行っていた 
    俺は、2階の事務所でテレビを見ながら他の親戚達 
    と雑談をしていた。 
    その時、ふと気がつくと4歳の息子の姿が見えなく 
    なっていた。 
    「また工場に行ったな」と思い、(機械工場なので、 
    旋盤やボール盤、溶接機等があり息子はそれらが面 
    白いらしくて良く触ろうとする。休日だから工場に 
    はだれもおらず、ドリルや鉄板等があるため危険) 
    急いで2階の事務所の窓から下を覗いた。 



    376 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/10/03 15:07:00
    そこには1人で誰かと話をしている息子がいた。 

    「親父、帰ってきたのか・・・」と思い話を聞いて 
    いると、息子は「おじいちゃんお仕事してるの?」 
    等と聞こえてくる。 
    やはり親父が現場から帰ってきたと思った俺は嫁に 
    その事を告げ、工場へと降りて行った。 
    途中なにか違和感を感じながら・・・ 

    下に降りると息子は話を続けていた。 
    「おじいちゃん帰ってきたのか?」そう息子に声を 
    かけると・・・ 
    誰も居ない、そう、先程感じていた違和感とは息子 
    と会話している相手の声が聞こえなかったのである。 



    377 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/10/03 15:07:00
    「おじいちゃんが、あそこで仕事してる」そう言っ 
    た息子の指差す方を見ると、やはり誰も居ない。 

    しかし、そこは亡くなった爺ちゃん(息子にとっては 
    曾爺ちゃん)が愛用していた旋盤であった。 
    もちろん息子は爺ちゃんを知らない。 
    仏壇にある写真でしか見たことがない。 



    378 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/10/03 15:08:00
    ちょっとドキドキしながら「あそこで誰がお仕事して 
    るの?」と息子に聞くと、「写真のおじいちゃん」と言 
    った。「お仕事の服着てあそこでお仕事してる」と。 

    たしかに亡くなった爺ちゃんは工場を立ち上げた人で、 
    仕事がとても好きな人だった。 
    俺も学生の頃バイトで働いていた時に失敗して潰した 
    ボルトを、爺ちゃんがこっそりとその旋盤で直してく 
    れた事は今でも覚えている。 



    379 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/10/03 15:08:00
    妙に懐かしさがこみ上げてきた俺は、その方向に手を 
    合わせて「あんまり無理しない様にな、爺ちゃん」と 
    心の中で祈り、息子をつれて上がっていった。 
    「爺ちゃん楽しそうだったか?」と聞くと「うん、笑 
    ってた」と言った息子の言葉になんだか涙がでました。 

    長文すみませんでした。 



    380 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/10/03 15:19:00
    >>375-379 
    じぃちゃん、働くのも工場も大好きなんだろうね。 
    まだばーちゃんもいる訳だし、一番好きな場所なのかな? 



    381 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/10/03 15:23:00
    おじいちゃんいいね  
    俺もおじいちゃんに会いたくなっちゃったよ・・ 

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    362 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/09/29 11:36:00
    初めて書き込みます。非常に長文になってしまいます。すみません。 
    2週間前に母を2年半の闘病生活の末に亡くしました。 
    私も皆さんと同じ様な体験をしたのですが、 
    こちらを半信半疑ながら全て呼んでみて、下記に書き込んだ事が 
    全て母からのメッセージではないかと思っています。 
    母が亡くなる当日の深夜、私は同じ病室に泊まりこんでおりました。 
    鎮静状態である母が深夜1時半に突然目を覚まし、 
    体の向きを変え、喉が渇いたと言うので水を飲まし、 
    その後母はまた深い眠りにつきました。私はなんとなく胸騒ぎの様なものがして、 
    簡易ベットの上で本を読みながら起きていたのですが少しして眠ってしまいました。 
    看護婦さんに起こされたのは2時半を廻る頃でした。 
    「脈が弱くなってきているのですぐに御家族を呼んでください。」と言われ、 
    うかつにも寝てしまった自分に悔やみながら近くに住む私の父、弟、主人を 
    呼びました。 



    363 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/09/29 11:38:00
    <続き> 
    最後まで聴覚は残っているとの事で私は必死に 
    「私ここにいるからね!わかる?今皆呼んだからね!」 
    と言うとほんの少しだけ頷いた様な気がしたのですが、 
    家族の到着を待たずに本当に魂が抜けるように逝ってしまいました。 
    その後家族が到着したのですが、主人が私に 
    「義母さん、僕の所に来たよ。」と言いました。 
    丁度私が電話をした深夜2時半の少し前、彼も中々寝付けずに 
    その頃まで起きており、ウトウトし始めた時に何かが 
    頭を「ポンッ!」とたたくので、何か大きな虫でも落ちてきたのかと思い、 
    寝室の明かりを付け布団をめくってみたりもしたらしいのですが、 
    何もいなかったらしく、そんな大きな虫がいる訳もないか、気のせいだと 
    また布団に入ってしばらくして電話が鳴ったとの事でした。 
    母は生前非常に主人を気に入り可愛がっており、 
    趣味思考もそっくりでした。そんな話を聞いて、多分わがままで 
    頑固な私を心配し、宜しく頼むねと会いに行ったのだろうと思っていました。 



    364 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/09/29 11:39:00
    <続き> 
    通夜、葬儀が終わり遺骨を持って実家に戻り、 
    家に寄った親戚を駅まで送ると父が外出した後、 
    私、主人、弟の3人になりました。 
    誰が言った訳でもなく、今ここにお母さんいるのかな? 
    もしいるのなら何かで合図してくれないかな?と言う話になりました。 
    弟が、「お母さん、そこにいるなら合図して!」と言うと 
    窓を締め切って風も無いリビング脇の和室に有る祭壇の蝋燭の炎が 
    ユラユラッと短く揺れました。そしてまたすぐ元に戻りました。 
    今度は私が「いるならもっと判り易く教えて!」と言うと、 
    今度は突風が吹いた様にババババッッ!と音をたてて揺れました。 
    でも蝋燭の炎は消えませんでした。 



    365 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/09/29 11:40:00
    <続き> 
    その後、昨日までずっと夢の中に母が出て来ます。 
    何故か毎日母と食事をしている夢なのです。 
    最初は、お母さん最後は何も食べれなかったからお腹が空いてるのかな?と 
    思っていたのですが、おととい有る事に気が付きました。 
    夢の中で母と一緒に食べているメニューは母の好きな物では無く、 
    全て私の好きなメニューばかりでした。 
    私の食生活はかなり乱れ気味で一日一食しか摂らない事も多く、 
    それを以前、サプリメンやドリンク剤で済ませてしまうのをうっかり母に 
    話してしまい、「食事は1日3回ちゃんと摂って、脂肪は控えめに、 
    野菜も沢山摂って、バランスの取れた食事しないと駄目よ。」と 
    亡くなる前日まで言っていました。 



    366 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/09/29 11:45:00
    <続き> 
    母が亡くなって少し冷静になってから、ジワジワともっとこうしていれば良かった 
    あーしていれば良かった、癌と言う病に勝てなかった無念や色々な後悔の気持ちが 一気に押し寄せてやはり食事が摂れなくなり、喉を通るのがビールとコーヒーだけ 
    でしたので、母が心配して夢の中で料理を振る舞い警告してくれたのか 
    と思っています。又、昨日の夢では母と共に母方の祖父が出て来ました。 
    私に向かって母が、「おじいちゃん幸せだって!おじいちゃんは幸せだったって!」 
    と言いました。これは14年前祖父も又癌で亡くなっており、 
    当時学生だった私は大した事もしてやれずに後悔していると母に何度か話した事が 有ったので、その事に対しての言葉だと思っています。 
    こちらを覗くまで、本当に不思議な事ばかりで半信半疑でしたし、 
    私の都合の良い勝手な解釈かもしれないのですが、 
    例えば肉体が無くなって、しかも魂と言うものすら無かったとしても、 
    人の思いや愛情などは残るのだろうと確信しています。 
    出来るなら母は本当に苦しまず安らかに逝けたのか聞きたいのですが、 
    それには答えてくれません。 
    生前弱音も吐かずに強く生き、亡くなっても尚、人の心配ばかりしている母なので。 
    非常に長文で、又、乱文乱筆お許し下さい。 



    367 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[感動age] : 投稿日:2002/09/29 13:39:00
    >>362->>366 

    。・゚・( ノД`)・゚・。 
    お母様がこれ以上心配しないですむように 
    しっかり生きてくださいね。 



    368 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/09/29 18:14:00
    >367さん 
    有難うございます。 
    2年半の闘病生活を精一杯過ごしてきたつもりでも、 
    至らなかったと反省する事ばかりが募って、 
    情けない事にメソメソしてばかりです。 
    泣き続ける事がこんなに体力を消耗するという事も生まれて初めて知りました。 
    367さんが仰る様に母も私が子供の時から「しっかりね!」が口癖でしたので、 
    私がこの様になってしまうのは本意では無いと思います。 
    むしろ、明るく前向きに生きる事が何よりの供養だと思います。 
    母が会いに来た・・・などと言う話は、なかなか現実味が無いだけに 
    身近な人などにはあまり話し難い面が有るのですが、 
    ここで同じ境遇の方とお会いできて、 
    嬉しさ余って長々と書き込ませて頂いた次第です。 
    「元気が有れば何でも出来る!」 
    病気で亡くしただけに辛い言葉ですが、頑張ります。 



    369 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/09/30 02:34:00
    >>362-366さん 
    あまりメソメソしているとお母さんが行けなくなってしまいますよ。 
    反省される心はとても大切な事と思いますが 
    自分を責めるだけの反省は意味がありません。 
    お母さんを安心させて下さいね。 
    まずはバランスの取れた食事から。 

    とは言っても49日くらいまではこちらにいるものらしいですが。 



    371 : 362-366[sage] : 投稿日:2002/09/30 22:29:00
    >>369さん 
    有難うございます。 
    49日には母を笑顔で見送る事が出来る様に 
    又母を安心させられる様に頑張ります。 

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    357 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/09/28 02:04:00
    このスレいいっすねぇ、鼻かんで出直してきたのでちょっと母の話なぞを。 

    祖父、母の父が亡くなって今年で13回忌になります。話は数年前のこと。 
    祖父母は不仲だった様子で、祖父の遺骨は墓に納められる事もなく、延々と寺に置かれていました。 
    母自身も祖父母とは不仲、故郷に戻る気もなかったようで、亡くなってからも帰郷することはありません。 

    ある日、母は昼寝をしてました。ほんの数十分でしたが、夢を見たそうです。 
    延々と続く位牌の列、その先には寂し気な顔をした祖父の姿。 
    起きてきた母は「胸騒ぎがする」と、あれほど嫌がっていた帰郷を決意していました。 
    父もその勢いに飲まれたのか、母の故郷への飛行機の切符を手配。週末には出かけていきました。 
    <続く> 



    358 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/09/28 02:13:00
    一泊してから帰ってくる母を迎えに空港まで出かけていきました。父と待ち合わせ、母を乗せた飛行機が到着。 
    ロビーに降りてきた母は自分達を見つけると手を振り、急いでやってきました。 
    自分達の顔を見て安心したのか、人ごみのなかで急に泣き顔。 
    晩御飯を食べに入った空港のレストランで、話を聞いてみると… 

    祖父の遺骨を預けていた寺に行ってみたそうです。 
    祖父の家系の墓がどこにあるのかは自分は知らないのですが、そこは祖母の家系の菩提寺。 
    急に訪れた母を見つけた寺の方は驚いて迎えて下さいました。 
    案内されて行ってみた祖母の家系の墓…それはすごいありさまだったそうです。 
    苔むして、雑草もぼうぼうに生えた本当に荒れ果てた墓。 
    寺の方の話だと、祖母方の家系の方が墓参りに来る事は稀で、ここ数年は連絡のとれない状態だとか。 
    あまりの姿に、母は泣きながら、謝りながら墓の掃除をしました。 
    夢に出てきた、延々と続く位牌は、きっと○○家の皆さんなんだろうね、と 
    掃除を手伝って下さり、母にお茶を出して下さった寺の方が仰っていたそうです。 
    <続く> 



    359 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/09/28 02:31:00
    祖父の遺骨にも手を併せ、花を手向け、寺の方にもよくお礼をして帰りの飛行機に飛び乗りました。 
    本当に、こういうことってあるんだね、と家族で話しました。 

    実は、母は吸入器を手放さず、薬も常備してる十数年来の喘息持ちなんです。 
    実際、父も自分も母が旅先で発作など起こしていないか心配していたのですが、 
    祖父との対面も墓参りも済ませ、どこか晴れ晴れとした母の顔を見て安心しました。 

    …不思議なことは続くもので。 
    この母の墓参りをきっかけにしたかのように、母の喘息が嘘のように軽くなっていったんです。 
    もしかしたら、不仲とはいえ父を遺骨のまま墓に納めもせず放っておいた気負いが軽くなったせいかもしれないし、 
    墓参りの数カ月後、見てもらっていた病院で新しく開発された薬の試験に母が選ばれ、上手くいってくれたこともあります。 
    でも、それでも母のあの夢と墓参りの一件を考えてしまいます。 
    我が家では「きっと、墓参りしてくれたから直してくれたんだよ」と話しています。無論、病院の先生方への感謝も忘れず。 

    今では、その不仲のもう一方であった祖母も、いろいろ悶着もありましたが他界しました。 
    祖父も無事墓に納めることができました。 
    母は、帰郷する機会があると、祖母の家系の墓のほうへも足を向けているようです。 
    先日、墓に誰が植えたでもなく「彼岸花」が咲くようになった、と寺の方に教えて頂きました。 
    遠いので、毎年帰郷し墓参りする訳にもいきませんが、ただぽつんと墓があるわけではなく、 
    自然に花が手向けられている、と思い、遠い場所から胸の中でだけでも手を合わせるようになりました。 
    彼岸花が咲くと、今でもこの墓参りの話を思い出します。 

    あんまいい話でもないですが、長々とスマソでした。 

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    641 :本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2005/06/30(木) 01:04:39 ID:CGxN03Oq0[1/1回(PC)]
    僕の友人の体験談です。 
    友人はツーリングが趣味で、ある日行き当たりばったりで宿を探すことになったんです。 
    近くに白い洋風建築のホテルを見つけたんで、ここにとまることにしたんです。 
    ただホテルが満室だと言われてフロントから一度断られたんですが。 
    別のフロントが一部屋だけなら空いてると口を滑らせたんです。 
    フロントは頑なにその部屋はいわくつきだから泊められないと断るのですが、 
    彼も「ここが駄目だったら野宿しなきゃならない」と引き下がらなかったので、結局泊まれることになったんです 
    話によるとその部屋は離れで、部屋から海が一望でき、露天もある最高級の部屋らしいのです。 
    ただいわくつきなので、一番安い部屋の料金で交渉成立しました。 
    で…案内されてその離れに言ってみると、普通の建物じゃないんです。 
    普通建物って言うのはどんな複雑なものでも、突き詰めれば長方形を組み合わせ形ですよね 
    でもその離れは星型なんです。でその建物のど真ん中に当たる部屋には 
    はなにか得体の知れない何かが篭っているんですよ。そこだけ空気が重い…みたいな 
    霊感は全くない彼ですが、付き添いの友人もただならぬものを感じたらしく 
    二人して部屋の中央にはいくまいと決めたんです。 
    しかし寝室、トイレ、風呂などは、星のとんがっている部分にそれぞれ割り当てられていて 
    どうしても、中央の部屋を通らなければいけない構造なので 
    二人は少しでも中央の部屋には行かないよう風呂も、トイレも行かず 
    さっさと寝ることにしました。疲れていたのですぐ寝付けたのですが 
    深夜寝苦しくなって目を覚ますと、中央の部屋から激しい物音が聞こえるんです 
    戸締りはしっかりしているのにビュービューと風の音が聞こえたりする。 
    友人の仕業かと思っていたんですが、友人は隣で寝ている。友人のせいではない。 
    じゃぁ中央の部屋で物音を立てているのは一体誰だという恐怖があったんですが 
    いつしか眠りこけてしまい朝になりました。。 
    すぐにフロントに聞いてみると、中央の部屋は頻繁にポルターガイスト現象が起こるといいました。 
    あとでわかったんですが、高いところからその離れを見てみると六亡星の形をしていたそうです。 
    こんな形じゃ普通の建物に比べ霊気が溜まりやすいのも無理はないと彼は言っていました 

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    153 :あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage]投稿日:04/06/01 01:51 ID:PgTsFNtQ[1/1回]
    西明石の川崎重工のマンション「ふぁみーるはいつ」での実話。 
    友達が住んでたんだけど、あそこのマンションって左右対称の部屋のつくりになってる。 
    もともと霊感がある彼女だったんだけど、引越ししてからしばらくして夜な夜な 
    彼女の名前を呼ぶ声がどこからともなく聞こえてくる日が続き、 
    最初はおやじさんとかお母さんが自分を呼んでたのかな?って思ってさほど気にして 
    なかったらしい。 
    で、ある日真夜中の2時ごろ、親が呼ぶはずもない時間にまた同じ声がするってことで、 
    その声をたどっていったら押入れにたどり着いた。。。 
    んで、思い切って勇気を出して押し入れを開けたら、 
    まずゲートルを巻いた足元が見えたんだって。 
    で、「やばい!」って思って、閉めようとしたけど 
    目の前の軍服姿の若い男の人と目が合ってしまったんだって。 
    そのあとは、腰抜かしながら親元のところへ駆け込んで、 
    事情を説明して、お祓いをしてもらったって言ってた。 

    んで、お祓いをした時に事実がわかったんだけど、昔そこの土地で 
    結婚後まもなく出陣要請がかかり新婚生活も過ごせないまま戦死してしまった 
    若い男の人の霊だったらしい。 
    たまたま、友達の名前と妻の名前が同じだったために波長が合って、 
    恋しい気持ちが霊となって表れてきたそうです。 

    その後、友達家族は気持ち悪いからといって引越ししたけど、 
    今でも、そこのマンションの押入れの中には御札が貼ってあるそうですよ。 

    それにいわくがあるのかどうかわかりませんが、 
    林崎の駅前の交番のある場所に必ず幽霊でるそうです。 
    目撃者多数。 

    あるおじさんから聞いたのは、溝の中で生首がくるくるくるくる回ってたそうです。 

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    844 :本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2005/10/24(月) 18:55:47 ID:cZbXTL030[1/8回(PC)]
     ある日の朝、出勤途中に公園のそばを通りかかると、酒盛りの声が聞 
    こえてきた。 
     公園に住み着いている浮浪者たちが、朝から宴会を開いているのだ。 
    何処で手に入れたのかは知らないが、日本酒と重箱を囲んで愉しげに 
    やっている。 
     もっとも、愉しげなのは彼らだけで、私と同じように公園のそばを通り 
    かかったサラリーマンやOL、学生たちはみんな、顔をしかめていた。 
     新しい一日の始まりに、誰もが「今日も仕事に勉強に頑張ろう」と一新 
    した気分でいる。平日の朝からすっかり出来上がった声を上げている彼 
    らに、その気勢を削がれるのは全くの不愉快だった。 
     しかし、浮浪者たちに面と向かって文句をつける人はいなかった。 
     みんな、浮浪者たちと関わりたくないのだ。 
     それには、こんな理由がある。 

     いつの頃からか、ひとりの浮浪者がブルーシートで粗末なテントを作り、 
    公園の雑木林に住み着くようになった。それがあれよあれよと言う間に 
    増えて、今では10人近くの浮浪者たちがそこに住み着くようになった。 
     そして、浮浪者たちは公園を完全に占拠してしまう。



    845 :潜水士 ◆MK4bj1r2OY [sage]投稿日:2005/10/24(月) 18:57:31 ID:cZbXTL030[2/8回(PC)]
     外灯からの盗電や水飲み場などの施設・遊具の占有は当たり前。子供 
    たちが広場で遊んでいると、「うるさいぞ、何処かへ行け!」と拳を振り上 
    げたり、老人がベンチで休んでいると、「俺の寝床に勝手に座るな!」と 
    その場から追い出そうとしたりする。 
     公園が、その本来の機能を果たせなくなっていた。 
     このままではいけないと、自治会長と市役所の担当者が彼らの許へ出 
    向き、公園からの退去や施設への入所などを説得した。 
     しかし話し合いは紛糾し、二人は浮浪者たちから罵声を浴びせられて 
    しまった。しかも悪いことに、自治会長が短気を起こしてしまう。 
    「今は世知辛い世の中だから、ある面ではアンタたちに同情していた。 
    だからと言ってな、いつまでもこの公園に居座れると思うなよ! ルール 
    を守れないのであれば、お前たちはゴミだ!、ゴミ同然だ! 
    「お前たち全員、この公園からゴミ同然に放り出してやるからな!」 
     この話を聞いた時、私はこの失言が原因で大きなトラブルに発展する 
    なと予感した。 
     案の定、話し合いから3日後、浮浪者たちは弁護士ふたりを連れて市 
    役所と自治会長宅に押しかけて抗議行動を行った。



    846 :潜水士 ◆MK4bj1r2OY [sage]投稿日:2005/10/24(月) 18:58:24 ID:cZbXTL030[3/8回(PC)]
    「我々から『生存権』を奪おうとする、市役所の横暴を許すなぁー!」 
    「自治会長は差別主義者です! みんなで力を合わせて、この町から彼 
    を追い出しましょう!」 
     何処から用立てたのかは知らないが、拡声器を使って音も割れんばか 
    りのボリュームで叫び、街頭を行く人たちにビラを配っていた。 
     もちろん、この町の人たちは自治会長の人となりを知っているので、浮 
    浪者たちの主張に耳を貸すことは無かった。 
     しかし、各メディアで報道されてしまうと、事情を知らない近隣の市町村 
    の人たちから「自治会長を辞めさせろ!」とのクレームの電話が殺到して 
    しまった。 
     しかも、浮浪者たちは有り余る時間をフルに活用して、朝駆け・夜討ち 
    の抗議行動に出る。さすがの自治会長もこれには参ってしまい、とうとう 
    体調を崩して入院してしまった。 
     自治会長が入院したその日の夜、町の住人たちが会議を開いた。 
    「自治会長のような信任厚い人でも、人権を盾にした抗議行動によって 
    悪者に仕立てられてしまうんだ。悔しいけど、とても敵わないよ……」 
    「ならば、こちらも弁護士を立てて対抗しよう。ヤツらは俺たちが公園を 
    諦めるのを狙っているんだ。ヤツらに公園を渡してなるものか!」



    847 :潜水士 ◆MK4bj1r2OY [sage]投稿日:2005/10/24(月) 19:01:10 ID:cZbXTL030[4/8回(PC)]
     町の人たちの中には、公園を諦めてしまう人たちもいれば、鼻息を荒く 
    して対抗運動を主張する人たちもいた。 
     しかし対抗運動を主張する人たちも、やがて運動を諦めざるをえなくな 
    った。彼らの子供数人が、浮浪者たちに後を付けまわされたと訴えてき 
    たのだ。怯える子供たちに脅しに屈するな、耐えろとは言えない。子供が 
    狙われたのでは、運動のやり様がなかった。 
     警察にも訴えてみたが、浮浪者たちのバックにいる弁護士ふたりを嫌 
    って相手にしてくれなかった。警察ですら、見て見ぬ振りなのだ。 
     もう、金輪際、浮浪者たちと関わるのはよそう…… 
     そんな空気が町全体を支配してしまった。 

     その日の夕方、帰宅途中に公園のそばを通りかかると、酒盛りの声が 
    また聞こえてきた。 
     公園に住み着いる浮浪者たちが、朝からずっと宴会を続けていたのだ。 
     本当に何処で手に入れたのかは知らないが、日本酒と重箱、その空箱 
    と空ビンを囲んで愉しげにやっている。彼らはひがな一日、飲み食いして 
    いたのだろうか?



    848 :潜水士 ◆MK4bj1r2OY [sage]投稿日:2005/10/24(月) 19:02:30 ID:cZbXTL030[5/8回(PC)]
     すっかり出来上がった浮浪者たちが、大声で騒ぎ出す。 
    「お詫びに黙ってこんなモンを置いておくんだから、ちょろいよな」 
    「もう少し脅してやれば、まだまだいろいろ出てくるんじゃないのか?」 
    「そうそう、自治会長の中学生の孫娘って結構、可愛いかったよな?」 
    「女の子にココに来てもらって、お酌してもらっちゃおーかなぁ?!」 
    「よぉ、よぉッ、ワカメ酒ッ! ワカメ酒でキューっと一杯ッ!」 
    「その前に生えているのかどうか、確かめなきゃぁな」 
    「それよりもぉ、確かめなきゃいけない大事なことがひとつぅ、あるんじゃ 
    ないのぉー──ッ?!」 
    「そうだそうだ、今時のガキは早ぇからな!」 
    「何なら、俺たちで”貫通式”をやってもいいけどな?」 
     浮浪者たちの間で爆笑が起きた。全員、顔がいやらしくニヤついている。 
     私は思わず歯を剥き出しにして、憤ってしまった。誰もが一日の終わり 
    を心静かに過ごしたいと願っている。大声でバカ騒ぎをするだけならまだ 
    しも、不穏な発言をして他人を不安、不快にさせるのは本当に腹立たしい。 
     しかし、浮浪者たちに面と向かって文句はつけなかった。 
     私も、浮浪者たちとは絶対に関わりたくなかった…… 
     不甲斐ない自分に失望しつつ、再び家路につく。



    849 :潜水士 ◆MK4bj1r2OY [sage]投稿日:2005/10/24(月) 19:04:26 ID:cZbXTL030[6/8回(PC)]
     しかし、『お詫びにこんなモンを置いておく』とはどういうことだ? 
     市役所がお詫びの印として、お酒や重箱を置いて行ったのか? 
     いろいろな疑問が浮んだが、しかし── 
    「ただいまぁ~!」 
    「おとうさん、おかえり~ぃ」 
     そんな疑問は、自宅の玄関ドアをくぐった瞬間に忘れてしまった。 
     あんな連中と、可愛い子供たちのお出迎えとは比べようも無い。 
    「今日も、何か変わったことは無かったか?」 
     子供たちが元気よく首を縦に振る。私は目を細めて頷いた。 

     次の日の朝、出勤途中に公園のそばを通りかかると、ディーゼルエン 
    ジンの大きな音が聞こえてきた。公園の真ん中に、ゴミ収集車が停車し 
    ていたのだ。しかし、その様子が少しおかしい…… 
     本来、私の住む市のゴミ収集車は、車体カラーを青色に統一している。 
     しかし、目の前のゴミ収集車の車体カラーは黒色で、その大きさも通常 
    と比べてふた回りほど大きかった。 
     4人いる清掃員も、本来は青色の作業服のはずが、黒色の作業帽と作 
    業服を着て、サングラスまでかけていた。



    850 :潜水士 ◆MK4bj1r2OY [sage]投稿日:2005/10/24(月) 19:06:09 ID:cZbXTL030[7/8回(PC)]
     4人の清掃員たちは収集車をテントの横に着けると、その周りにあった 
    ガラクタを次々と投入口へ放り込んでいった。ディーゼルエンジンが唸り 
    声を上げて、中の回転板がガラクタを破砕していく。 
     さらに4人はテントを壊し、中にあったガラクタも放り込んでいく。 
     鍋、携帯コンロ、小型テレビ、ラジオ、電気ランタン、浮浪者── 
     清掃員2人が、まったく動く様子のない浮浪者の体を両脇から抱え上 
    げて、頭から投入口へ放り込んだ。ディーゼルエンジンがさらに大きな 
    唸り声を上げて、中の回転板が浮浪者の体を破砕していく。 
     私はその場に立ち止まって我が目を疑ったが、公園のそばを通りか 
    かった他の人たちはみんな、チラッと収集車に目を遣るだけで、避ける 
    ように通り過ぎて行く。携帯電話を取り出して警察へ通報する人もいな 
    ければ、清掃員を指して「人殺し!」と騒ぐ人もいない。 
     恐らく、みんな、どんな場合であろうとも、浮浪者たちとは関わりたくな 
    いのだろう…… 
     浮浪者のひとりが立ち上がり、体をよじって清掃員たちに抵抗する。し 
    かし彼の足許はおぼつかなく、ひとりで勝手に暴れまわった後に地面に 
    倒れてしまった。倒れた後は、何故か喉を押さえてえずいていた。



    851 :潜水士 ◆MK4bj1r2OY [sage]投稿日:2005/10/24(月) 19:08:41 ID:cZbXTL030[8/8回(PC)]
     清掃員2人はその浮浪者の体を両脇から抱え上げると、そのまま頭か 
    ら投入口へ放り込んだ。悲鳴が聞こえたような気がしたが、ディーゼルエ 
    ンジンの唸り声の方が大きくてよく判らない。 
     作業はこの後も続くようだったが、電車の時間が迫っていたのでその 
    場を後にした。 
     もちろん、私も警察へ通報しなかった。 
     私の可愛い子供たちの後を付けまわして怯えさせるような卑怯者たち 
    とは、絶対に関わりたくない! 

     その日の夕方、帰宅途中に公園のそばを通りかかったが、公園は静 
    穏そのものだった。雑木林を覗いてみると、テントも浮浪者たちもすっか 
    り片付けられていた。 
     ふと、自治会長の失言を思い出す。 
    「お前たち全員、この公園からゴミ同然に放り出してやるからな!」 
     その言葉の通り、浮浪者たちは収集されてしまったのだ。 

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    639 :ゴンザレス[]投稿日:2005/06/29(水) 14:34:16 ID:fAr6yGFQ0[1/2回(PC)]
    私が小学校の時の体験です。 
    私の家の近所に、老夫婦の住む家がありました。その夫婦は子供がなかったらしい 
    んですが、品よく仲睦まじいので有名で、よくその奥さんが家の前を掃き 
    掃除しているのを見かけたものでした。 
    私が学校から帰ってくるとき、よく奥さんとは鉢合わせすることがあり、その度に 
    奥さんは小さい私をかわいがってくれ、たまに飴玉などお菓子をくれることもあり 
    ました。 
    それが、私が小3だったある日、学校から帰ってくると、老夫婦の家の前に人だかり 
    がしており、集まっている近所の人に何事かと尋ねると、あの奥さんが表で倒れてしまい 
    いま救急車で運ばれる最中とのこと。やがてぐったりした奥さんが救急隊員に運ばれて 
    行くのが見え、奥さんは救急車に搬送、私は去ってゆく救急車を近所の人たちと不安な気持 
    ちで眺めていました。 



    640 :ゴンザレス[]投稿日:2005/06/29(水) 14:34:49 ID:fAr6yGFQ0[2/2回(PC)]
    その一週間後。私が、あの奥さんはどうしたのかと案じながら家路を急いでいると、 
    老夫婦の家の前で、奥さんが掃き掃除をしているのに出くわしました。 
    私「あれ、もう具合はいいの?」 
    奥さん「ええ、もうぐっとよくなったの。近所の皆さんに心配かけてすみません、て 
    御ばあ様とお母様に言っておいてね」(私の家の祖母と、この奥さんとは手芸教室の友人だった) 
    みたいな会話を交わし、私はすっかり奥さんが治ったものと思い安堵しました。 
    以後3年間くらい、いままで通り学校の帰りに奥さんと会うことが続きました。 

    それが、私が小5の夏休みに入ってから、何故か一度も奥さんを表で見かけることが 
    なくなってしまいました。始めは気にもしていませんでしたが、ある日ふと気に 
    なって、台所で夕食の支度をしていた母に、あの奥さんは最近どうしてるか訊いた 
    ところ、 
    母「何言ってるの。あの奥さん結構前に亡くなったじゃないの。」 
    私「えっ?」 
    びっくりして話を訊いて分かったのですが、どうやら奥さんが衆人環視の中救急車で 
    搬送された小3のあの日、奥さんは搬送先の病院で急死していたようなのです。葬式は 
    奥さんの実家のある田舎で営まれたようで、(そのへんの事情は分かりませんが)私には 
    彼女の死を知る機会も無かったらしいのですが…。 

    じゃあ、その後二年間、私が表で会い、挨拶し続けた、そしてお菓子までもらって 
    いたあの奥さんは一体…? 

    ちなみに、奥さん亡き後家に一人残されたご主人は、その後私が中一のときに、 
    親戚に屋内で孤独死しているのを発見されました。なんでも死亡した日を割り出したら 
    それが奥さんの命日だったとか…。 
    こういうことってあるもんなんですね。

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    341 : 長文だけど①[sage] : 投稿日:2002/09/26 14:42:00
    この前漏れの叔父さんが下校する娘を迎えに行く途中、 
    ふと花屋に立ち寄りマーガレット(だったような)を見て 
    亡くなった奥さんのことを思い出したんだって。 
    (以下、叔父さんの若い頃の思い出話) 
    小学校の七夕の時、下校中に印象的なきれいな女の人を見かけた。 
    大学生になった時、当時の彼女とのデート中にまたその女の人を見かけた。 
    就職した時も通り雨を避けるため入った店でその女性に出会った。 
    その時、子供の頃から密かに思いを募らせていた叔父さんは、思い切って 
    彼女に交際を申し込んだんだって。そして二人は、いわゆる漏れの叔母さん 
    と叔父さんは結婚した。 



    342 : 長文だけど②[sage] : 投稿日:2002/09/26 14:44:00
    そんな不思議な出会いだったわけだが、夫婦生活の中でもおかしなことが 
    何度かあったらしい。 忘れ物を取りに家に戻ると、今出たばかりなのに妻が 
    いない。 捜してみると、さっきいなかったはずの場所にいる。 
    しかもマーガレットを持って・・・。こうやってふと消えることがたまにあった。 
    叔母さん(以下、涼子さん)は、人差し指と中指を重ね合わせる 
    (欧米でいうところの「幸運を祈る」の表現と同じ)のが好きだったらしい。 
    涼子さんいわく「こうしていると、私(人差し指)があなた(中指)に 
    抱かれているように見える」という理由で。 
    それはさておきしばらく経って、おれが生まれた頃くらいに涼子さんはガンに犯 
    された。 仕事が忙しかったがそれでも叔父さんは涼子さんの死に目になんとか 
    間にあった。 自分の最期が薄々わかっていたらしく涼子さんは、自分の秘密を 
    話し始めたんだって。 
    「わたしはね、時を越えることができるの。私は、将来自分の夫になる 
      あなたを、子供の時から見ていたのよ」みたいなことを言い、 
    叔父さんは「じゃあ、おれの未来も見に行ったのか?」と聞き返したら。 
    涼子さんは「一度だけね」と言ったんだって。 
    そんな話をしてるうちに、涼子さんは亡くなった。 
    叔父さんは悲しみにくれたけど、それでもその後、娘を立派に育て上げた。 



    343 : 長文だけど③[hage] : 投稿日:2002/09/26 14:46:00
    「あのとき涼子はあんなことを言ったが、おもしろい話だった。」 
    そんなことを思い出しながらマーガレットを見つめていたら、 
    その瞬間、叔父さんの頭の中で全てが繋がったらしい。 
    まだ涼子さんがが生きていた頃、手にしていたマーガレットは・・・。 
    背後に亡くなった妻がいることを確信し、叔父さんは振り返ってみたら 
    車道を挟んだそこに涼子さんがいた。人差し指と中指を重ね合わせて。 
    手にしたマーガレットを差し出す叔父さん。 
    目から涙があふれ出てきたってさ。 

    目を潤ませながら漏れにそんな話をしてきた。 

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    337 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/09/26 12:12:00
    友達がアパートで病死して2年。 
    死後1週間以上立ってから発見されたのですが 
    いつ電話をしても留守電になっているので「変だ、変だ」と回りが気が付くまで 
    どんなに親しくっても一週間もかかるんです。 
    おりしも暑い頃だったので進行が早くて、死亡推定日の特定が難しく 
    病院の話でも「死後一週間以上です、ご命日は某月某日くらいでは?」とのことでした。 

    お葬式のときに誰にも言いませんでしたが、今でも気になっていることがあります。 
    それは、友達が亡くなったとされる頃、家に不思議な電話があったことです。 
    夜中と昼間に一回ずつあったのですが、電話に出ると「ざー」という雑音が断続的に聞こえるだけなのです。 
    「ざ、ざざざー」と言う雑音が聞こえる電話で、ファックスのような機械的発信音ではなく 
    テレビかラジオの周波数があっていないような感じでもあり、「もしもし、もしもし」と 
    なんども呼びかけたのですが反応がありません。このときは受話器が故障したのかとも思いましたが夜中な事もあり 
    ちょっと気味も悪くなったので切ってしまいました。胸騒ぎというものを初めて経験しましたが 
    それがなんの胸騒ぎかはこの時は判りませんでした。 



    338 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/09/26 12:12:00
    >>337文が長すぎたみたいですね。 

    次の日、午後くらいでしたでしょうか、また同じ電話があったのです。 
    直前に電話を使っていたので受話器が故障しているのではないことは判っていましたから 
    相手の電話がおかしいのだと思い「もしもし、オタクの電話、故障していますよ。聞こえますか?」と呼びかけましたが 
    相変わらず雑音がするばかりでしたのであきらめて切りました。 
    それから4日ほどして友達が亡くなっているのが発見されたのです。 

    亡くなった友達の枕元には携帯電話と普通の回線の電話があり、着信発信も確かめたのですが 
    最後の発信は携帯電話で最後に話をした人の話では変わった様子はなかったそうで、家に雑音の電話がかかってきた前の日が最後でした。 
    着信発信を確かめたとき「もしかして」と思ったのですが 
    だいいち、わたし宛に電話をするのなら普通は携帯電話にかかってくるはずですし 
    この雑音電話の相手が亡くなった友達とは考えにくいのですが、今も思い出すのはこの電話を受けたときの激しい胸騒ぎ、そして 
    もしかしたらこの電話の時までかすかに生きていたのではないか?との思いが今でも頭を離れません。 
    思い出してはいたたまれない気持ちになるのです。 



    339 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/09/26 13:27:00
    >>337 
    なんかせつないな・・・ 
    何かの知らせだったんだと思う。 

    「ざ~」という電話、俺も経験あるよ。 
    知り合いが自殺して、そのことで、 
    「自殺した人の奥さんにも原因があるよね」と友達と話しているとき、 
    急に「ざ~」という音で友達の声がかき消されたんだ。 
    そして5秒ほどして、再びつながった時、 
    友達が「なに今の?男の声で『お~』ってうなり声がした(焦)」って・・・ 

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