2013年09月

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    28 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/02/13(火) 18:14 

    これは母から聞いた話なんですが 
    結婚前勤めていた会計事務所で、母は窓に面した机で仕事していました。 
    目の前を毎朝御近所のおじいさんが通り、お互い挨拶をかわしていました。 
    ある日は果物や家でとれた野菜など差し入れてくれる日もあったとか。 
    母はそのおじいさんと仲良しだったみたいです。 
    おじいさんが来るとき、さくさくと雪を踏む音が聞こえてくるので 
    いつも窓を開けて挨拶していたそうです。 
    でもある日おじいさんは顔を出しませんでした。 
    家族の人に聞くと、「山に行ったっきり帰ってこない」と。 
    捜索願いも出され、母も事務所の人たちもとても心配していたそうです。 

    二日後の朝、いつものようにさくさくと音がするので 
    おじいさんが戻って来たんだと思い母は窓を開けて顔を出しました。 
    事務所の人たちも窓のところに寄ってきました。 
    でも誰もいない。足音は目の前で止まりました。 
    空耳かなと思って窓を閉めようとした時、また足音がして 
    それはだんだん遠ざかって行ったそうです。 
    そのあと、電話がなりました。 
    おじいさんの家族から「ついさっき、谷底で死んでいるのが見つかった」と。 
    最後に会いに来てくれたんだねってみんなで話したのよ、と言っていました。 
    なんだか聞いててちょっと切なくなりました。 

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    95 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/06/05 09:09:00
    確かこういう話を聞いたので書きます。 
    A子は社会人になってからも、実家に同居していた。 
    その家には20年近く住んでいるのだけど、 
    まったく普通の家で、霊の気配なんか欠片もない家だった。 
    ある日隣の家に娘さんが帰ってきた。 
    都会の方の大学に通っていたが就職先が無く、実家に戻ってきたらしい。 
    隣に娘さんが帰ってきた次の日から、A子の部屋で異変がおき始めた。 
    夜、部屋に入ると、誰かいる気配がする。 
    部屋のオーディオ機器が次々に壊れる。 
    不自然な家鳴りが1時間以上続くなど、 



    96 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/06/05 09:16:00
    恐怖におののいたA子一家は、もり塩をしてみたり、 
    神社で御札をもらったり、怪しげな霊能者にお払いを頼んだりしたが、 
    一向に収まる気配が無い。 
    やがて段々A子も体調を崩すようになり、 
    かろうじて仕事には出るものの、休日には寝込むことが続いた。 
    3ヶ月たったある夜、あまりの寝苦しさと息苦しさに目を覚ましたA子は 
    部屋の片隅に、ぼんやりとした塊があることに気が付いた。 



    97 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/06/05 09:23:00
    薄いカーテン越しの街灯の光に、 
    ぼんやりと座り込んでいる男の姿がある。 
    A子は顔をそらすことも出来ず、目を閉じることも出来ない。 
    その男は哀しげに眉をひそめ、 
    閉じたカーテンの先をじっと見据えている。 
    青いTシャツに破れたGパン、茶色がかった髪で、 
    顔立ちも悪くない。 
    1分だったか1時間だったか、その男はじっと窓の外を見つめたまま、 
    かき消すようにフッと消えたという。 



    99 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/06/05 09:45:00
    部屋に霊が住みついたことを知ったA子は、 
    早速物置にしていた隣の部屋に移り、難を逃れたが、 
    何故そんな霊が部屋に住みついたのかがわからない。 
    突然の霊障に悩んだ一家は、ある噂を耳にした。 
    隣の娘さんが実家に戻った理由は、 
    娘さんに振られた男の自殺が原因だったという。 
    別れ話を切り出しても別れてもらえず、困った娘さんは、 
    縁を切るために地元に戻ったらしい。 
    その直後に男が自殺し、遺書には何枚にもわたって 
    娘さんへの思いが書かれていたという。 
    自殺の仕方に不審点があったため、娘さんにも 
    警察が事情聴取に来たらしい。 
    気味悪がった隣の家は、霊験あらたかな神社の札を娘に持たせ、 
    家中に御札の結界を張っているということだった。 



    100 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/06/05 10:03:00
    だからといって、私の部屋に住みつくことはないじゃないかと、 
    軽く怒りをおぼえたA子は、カーテンを全開にして霊に、 
    日の光を浴びさせて懲らしめることにした。 
    晴れた日の朝、物置になった元の部屋のカーテンを全開にして、 
    A子はあることに気が付いた。 
    A子の斜め前、窓ガラスを2枚はさんだ向こうに、 
    隣の娘さんが見える。 
    A子の部屋は娘さんの部屋が覗ける位置にあったのだ。 
    その時、部屋の空気がにわかにザワ付き、 
    歪んだ歓喜の念が伝わってきたという。 
    『アノコノスガタガミエル』 



    101 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/06/05 10:12:00
    A子はゾッとして、カーテンを開けたまま部屋を出て、 
    以後、一切その部屋に近付かないことに決めた。 
    ほどなく結婚が決まり、家を出たA子は、何年か経って 
    さり気なく実家の母親にその娘さんの事を聞いたらしいが、 
    娘さんはA子が出た半年ぐらい後から 
    体調を崩し始め、入退院を繰り返しているという。 

    どんなに強力な守りの札でも、効力は1年足らず。 
    人の恨みは代をまたぐというのに、その効力はあまりにも短い・・・ 

    という話でした。 

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    86 : 1コピペっす ◆ozOtJW9BFA [] : 投稿日:2003/06/04 21:45:00

    広島(地元)の繁華街を休みの度にうろつくという習慣がありました。 
    CD,洋服、時計、女の子・・・ 
    見るものが全部自分を祝福しているように思っていた頃の事です。 
    その日も私は金も無いのに靴屋を回って 
    CONVERSの新作をチェックしていました。 
    次の店に行こうと思い横断歩道をわたろうと信号待ちをしていると、 
    向かい側にいる女の人と目が合いました。 
    その人は私と目が合うとにっこりと微笑むのです。 
    きれいな人でした。 
    が、見覚えがありません。 
    近所に住んでる人かな、と思って会釈をして、その人とすれ違いました。 
    そして次の週末。新しいCDを見に行こうと思って同じところを通ると 
    またその人がいます。 
    そして私と目が合うとにっこりと微笑むのです。 



    87 : 1コピペっす ◆ozOtJW9BFA [] : 投稿日:2003/06/04 21:45:00
    それは本当にキレイな笑顔でした。しかし私はその人が誰か分かりません。 
    それでも私は嬉しくて、少し照れながら会釈をして通り過ぎました。 
    それから2ヶ月余り、同じ場所で同じような事がありました。 
    私はこんな若造に微笑みかけてくれる美しい人に 
    ほとんど恋に近い感情を抱くようになりました。 
    それでついに、次にあった時には話し掛けてみようと決心しました。 
    意を決して週末の午前に取って置きの服を着ていつもの場所に向かいました。 
    その日は少し冷たい風の吹く良く晴れた5月の日でした。 
    足取りも軽くその場所に向かうとその人はいませんでした。 
    がっかりした私はそれでも会えるかも、と思って 
    辺りで時間をつぶしたりして待ち続けました。 
    そして夕方になってもうあきらめようかと思った時、 
    夕焼けの空に赤く照らされて、その人はそこに立っていました。 



    88 : 1コピペっす ◆ozOtJW9BFA [] : 投稿日:2003/06/04 21:46:00
    私は彼女を見ています。 
    彼女も私を見ています。 
    でも、目が合ってもその日の彼女は笑いません。 
    私は信号が青に変わるまでに何度も深呼吸をし、自分の気持ちを確かめ、 
    そして信号が青になり、ゆっくりと彼女に近づきました。 
    彼女もゆっくりと歩いてきます。 
    ・・・そしてどんどん距離が近づき、彼女に話し掛けようとした時、 
    彼女が先に、私の目を見つめたまま、にっこりと笑って・・・・・・・・・・・ 

    「私が誰だか分かりますか?」 

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

    私は何も言えず、呆気に取られて美しい彼女の顔を見つめていました。 
    馬鹿みたいに。 



    89 : 1コピペっす ◆ozOtJW9BFA [] : 投稿日:2003/06/04 21:47:00
    すると彼女は少し悲しそうな顔をして、それでも笑顔のまま、ゆっくりと歩き出し、 
    そして通り過ぎていきました。 
    私は信号が赤になってタクシーにクラクションを鳴らされるまで 
    そこでボーッとしていました。 
    その時にはもう彼女の姿はありませんでした。 
    それ以来その人の姿を見る事はありませんでした。 
    あの時、何か返事を返せていたらもっと違う結末があったのでしょうか? 
    私は今まですっかりこんな事があったのを忘れていました。 
    きっと悲しい事は忘れてしまった方が楽だからなのでしょう。 

    私がずっと前に恋した人・・・・・・・ 

    あなたは誰だったのですか? 

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    83 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/06/04 20:23:00

    車を持つことは楽しいことです。 
    世界が大きく広がる思いがします。 
    ただし、私は新車しか買いません。 
    中古車は怖いのです。 

    社会人になる直前に車の購入のため、中古車屋をまわっていました。 
    新車に比べて割安なのが魅力です。 
    まだ独身でしたので、3ドアの小型車を80万円程度でさがしていました。 

    何軒目の中古車屋だったでしょうか。 
    目当ての紺色の車があり、相場よりも安い車がありました。 
    試乗する際に少し寒気がしましたが、車体の調子はよく、商談に入ろうと車から降りました。 
    そして、ふと車を振り返ると乗っているのです。 
    助手席に女の人が。 



    84 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/06/04 20:24:00
    一緒に試乗したのは、営業の男性ですし、鍵は直前に自分でかけていいます。 
    事務室に帰ってからもずっと乗っていました。 
    若い女の人で身じろぎもせず座っていました。 
    まるで、恋人を待つかのように。 
    初めてのドライブかのように。 
    商談はできませんでした。 

    車は事故車ではないと思います。 
    彼女の思いが車に残っているのでしょう。 
    本当の彼女はどこかで楽しく暮らしているかもしれません。 
    ただ、夏の残り日のように思いを車に残して。 

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    695 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/08 19:30 

    ここのスレを読んでいてふと思い出したので書きます。 
    私の祖母は小学五年生の時に亡くなりました。 

    私が24歳ぐらいの時(二浪して就職まぎわ、藁)にいきなり 
    夢に現れました。そして、長い暗い洞窟を手を引いて歩くのです。 
    「おばあちゃんここどこ?」と聞くと「ヨナグニだよ」と 
    言います。私はそこはいったい外国なのか、なんなのかわからない 
    まま祖母に手を引かれて歩きました。 

    祖母は洞窟の突き当たりまで来ると、紙のようなものと 
    入れ歯を燃し始めました。「おばあちゃん、何やってるの」と聞いたら 
    「●●さんが入れ歯忘れたからね、届けてるの」と言います。 
    私は心細くなって「帰ろう」と言うと「幸せにね」と言いました。 
    その後、いきなり真っ暗な島のシルエットを一瞬見ました。 
    そうかと思うと、満開の桜の花が視界いっぱいに咲き乱れていました。 
    夢なので、こまぎれなのです。 

    目が醒めて、私はその夢の話を母にしたところ、話は親戚に伝わりました。 
    祖母の言う●●さんは、祖母の義理の姉で、祖母の死後にすぐ亡くなった 
    のだけれど、バタバタした葬式だったということでした。後で仏壇を 
    探したら入れ歯が出てきたとか…夢のおかげでお墓に納めることが出来たと 
    感謝されました。が、これだけでは終わりませんでした。つづきます。 



    696 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/08 19:36 

    「ヨナグニ」という言葉がひっかかっていたので、地図を 
    調べたら、沖縄に「与那国島」という島があることを知りました。 
    当時、私がなんとなくつきあっていたオトコノヒトが 
    沖縄出身だったので、何気なくその話をしたら、 
    「与那国は神様の島。きっとおばあちゃんが燃していた紙は 
    ジーチンという死者に捧げる紙のお金だよ」と言いました。 

    だいぶ後になって、その人と結婚する時に 
    祖母が「幸せにね」と言った言葉がはじめて蘇りました。 
    そういう意味だったんだね…おばあちゃん… 

    わかりづらい話ですいません。桜が咲くとなぜか思い出します。 

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    412 名前:カメラマン 投稿日:02/11/20 16:18  
    もう4年くらい経つのかな・・・ 
    当時、親友(以下A)には大学で知り合った○恵ちゃんという 
    彼女がいました。 
    私達と2人はよくつるんでいて、どこに行くにもほとんど4人で 
    1セットという関係でした。 
    話は4年前のこんな寒い季節の夜でした・・・ 



    413 名前:カメラマン 投稿日:02/11/20 16:19 
    その日、Aは深夜までのレンタルビデオ(某ウ○アハウス)のバイトを終え 
    自宅に戻ったのは夜中の2時頃だったといいます。 
    週末のせいか、いつも以上に忙しかったので帰宅するとそのまま寝入って 
    しまったのですが暫くしてから不意に着メロが流れたそうです。 
    携帯を取ると○恵ちゃんから・・・ 
    『なんだよ こんな時間に』と時間も時間だけに不機嫌そうにAが言うと、 
    いつもは明るく答えるはずの○恵ちゃんが、その時は明らかに何かが違う様子 
    だったそうです。 
    『まだ、起きてたんだ ごめんね』彼女の最初の返事はこれだったのですが、 
    何か電波状態の悪いところにいるみたいで、時折 
    『ジー』とか『シャー』とかいう音が語尾に混ざっていたそうです。 
    『どこにいるんだ?』と親友が尋ねると 
    『前に言ってあったけど、今日田舎から友達が出てきてるから、みんなで 
    深夜のドライブ中』と彼女は答えたそうです。 



    415 名前:カメラマン 投稿日:02/11/20 16:19 
    親友は『そういえば、そんな事いっていたなぁ』とその事を思い出したので、 
    『あんまり、夜遊びしないで帰ってこいよ 電波悪いなぁ 高速からか?』と 
    眠気もあったので早めに電話を切ろうとしたそうです。 
    だけど、なぜかその日は彼女がなかなか電話を切ろうとせずに、しまいには 
    『就職するならここがいい』とか『○○くんは胃が弱いんだから食べ過ぎるな』 
    とか、どうでもいいことをひたすらしゃべっていたそうです。 
    親友が 
    『どうした? なんかあったのか?』と聞くと、最初は○美ちゃん黙っていたの 
    ですが、なぜか涙声で 
    『ごめんね ごめんね なんでもないの ごめんね』と繰り返したそうです。 
    Aも気になったそうですが、眠気には勝てず、明日会う約束だけをして 
    電話を切ったそうです。 
    次の早朝でした。Aが○恵ちゃんのお母さんからの電話で起されたのは・・・ 
    首○高速湾岸線から四○木方面に向かう分離帯で○恵ちゃんの乗った車が 
    ハンドル操作を誤って分離帯に激突するという事故を起したのでした。 
    高速隊の人の話では乗っていた4人は全員車外に放り出され、ほぼ即死状態だった 
    そうです。○恵ちゃんも近くの病院に搬送されたそうですが、途中で亡くなった 
    そうです。 



    416 名前:カメラマン 投稿日:02/11/20 16:20 
    Aがお昼過ぎに○恵ちゃんの自宅に行くと、憔悴しきった顔のお母さんが 
    いきなりAに泣き付いて 
    『ごめんね ○○くん もう○恵とは会えないの ごめんね』と繰り返したそうです。 
    その時、なぜか昨日の○恵ちゃんの『ごめんね』を繰り返していた電話を 
    思い出したそうです。 
    そして落ち着いた頃にあるものを手渡されたそうです。 
    それは○恵ちゃんの持っていた壊れた携帯でした。 
    おかあさんの話では搬送先の病院で右手にしっかりとストラップが 
    絡まっていたそうです。 
    ただ搬送された時間をお母さんに聞いて、Aはふと疑問を感じたそうです。 
    搬送先の病院についた時間が“午前2時35分”だったそうです。 
    しかし、その時間は確かにAが電話で話をしていた時間だったので、理由を 
    お母さんに説明し、○恵ちゃんの履歴を調べようということになりました。 
    ただし、電話には守秘義務というものがあるので、知り合いの警察関係者に 
    お願いし調べてもらったそうです。 
    ・・・確かに履歴は2時35分を過ぎてからも通話中だったそうです。 
    壊れた電話が通話でもしていたのでしょうか・・・ 
    今でもこの話を思い出すとAは 
    『あの時 電話を切らなければ・・』と電話を切ったことを悔やむそうです。 

    ちょっとスレ違いで怖くないんですが 
    世の中にはこんな切ない霊体験もあるということが 
    みなさんにもわかってもらえればと思います。 
    長い文章にお付き合い感謝します。 

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    70 : (@'ω'@) ◆n.qWqfl1rs [sage] : 投稿日:2003/06/04 18:57:00
    これは、私がまだ10歳(当時小学4年生)の時の話です。 
    私は、放課後(部活の帰り)、一人部室(音楽室)に残って、少し練習をし、楽譜の整理もしていました。先生も友達もいません。グラウンドには、男子の声が響いていました。 
    そして、時計がちょうど4時(くらい)を指した時でした。 
    『・・・寂しいなぁ。』という声が聞こえ、振り向くと、グランドピアノの上に、私より1,2歳年上と思われる男の子が座っていました。  
    当時から、「霊とは絶対目を合わせない!」というのが、私の鉄則(?)でしたので、目をそらそうと思ったのですが・・・。 
    その男の子が、あまりに綺麗な顔立ちをしていたので、目をそらす事ができず・・ぱち。 
    「(しまった・・・ι)」 
    『ねぇ、君・・。俺が見えるの?』 
    と聞かれたので、「・・うん。」と、思わず答えてしまいました。 
    『・・俺、ずーっとここで一人ぼっちなんだ。』 
    「?なんで・・・?」 
     私は、彼の話を聴くことにしました。 
    『俺さ。大分前に、ここの教室から飛び降りたんだよ。』 
    「なんで?」 
    『・・・・イジメ』 
    「・・・そっか。」 
    私は、何故かしら彼の話を、親身になって聞いていました。 
    『お前が始めてなんだ。俺を見て、驚かないで話し聞いてくれたの。』 
    と、彼は言うと・・ 
    『ありがとう。』 
    それだけいって、消えてしまいました。私は、なんだかわからないけど、涙が出ました。 「・・初恋・・・だったのになぁ。」 
    と、呟いたのは、本当の恋だったからでしょうか?でも、彼はきっと成仏したでしょう。 
     ちょっと切ない幽霊との会話でした。 

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    60 : コピペだよん ◆ozOtJW9BFA [] : 投稿日:2003/06/04 17:22:00
    これは妹が体験した話です。 
    怖いというより、悲しい話です。 
    妹が伊豆の海へ旅行に行った時の話です。 
    夜、結構歩きにくい岩辺を友達と歩いていて、(浜辺ではないので足場が悪い) 
    花火をする場所を探していました。 
    で、前方にカップルが歩いていました。 
    会話は、なんかケンカのあとみたいなカンジで、口数は少なかったそうです。 
    妹は聞き耳たてて野次馬根性で会話を聞いてやろうとしました。 
    やっと聞こえた会話は 
    彼女「・・・ごめんね」 
    彼氏「いいよ、気にすんな」 
    彼女「でも・・・・・・・私のせいだし」 
    彼氏「いいって!お前のせいじゃないよ」 
    ってカンジな会話でした。 
    明らかに痴話ケンカのあとの会話みたいな・・・・ 
    会話が特におもしろいものじゃなかったので 
    別に妹は気に求めなかったのですが、 
    ふと、気付くと、さっきまでいたはずのカップルは、消えていました。 



    61 : コピペだよん ◆ozOtJW9BFA [] : 投稿日:2003/06/04 17:23:00
    足場の悪い岩場で、周りにはなにも隠れるところもありません。 
    転んで海に落ちたとしても音や声が聞こえるはずです。 
    妹は友達に「前のカップルどこいったんだろうね?」 
    と聞いたところ、友達は「え???前に人なんていないよ」と言ったそうです。 
    どうやら友達3人中見えて聞こえていたのは妹だけのようでした。 
    妹はとっても怖がりなので、「気のせい」と思い込むようにしました。 
    花火の最中も妹はさっきのカップルが頭から離れませんでした。 
    花火のあと、ペンションに戻り、オーナー、 
    他の泊まり客達とワインなどを飲みながら雑談していると 
    オーナーが「そーいえば、この岩辺にカップルの幽霊がでるんだ」 
    と言ったそうです。 
    妹は酔いも冷めて、オーナーに「その話教えてください」 
    と詰め寄りました。 



    62 : コピペだよん ◆ozOtJW9BFA [] : 投稿日:2003/06/04 17:23:00
    オーナーの話では、何年か前にその岩辺付近でダイビングをしていたグループがあり、 
    もぐっている最中に1人の女の子の背負っていたタンクが岩にはまっていまい、 
    とるのも不可能、脱ぐのも不可能な状態になってしまって、 
    助けを呼んでも、時間的に無理、彼女は残り少ない酸素がなくなり死を待つだけになったそうです。 
    その女の子の彼氏もそのグループにおり、 
    彼氏は、必死にその彼女を助けようとしていましたが、 
    どうがんばっても不可能でした。 
    彼氏は、助けるのは絶望的だと判断したあとに、 
    意を決したように、自分も一緒に彼女の傍で、 
    一緒に酸素がなくなるのを待って、死んでいったそうです。 
    それから、岩辺では、しきりに誤る女の子と、 
    気にするなとなだめる男の子の幽霊が、亡くなった季節の夏になると、現れる+そうです。 
    妹は、その話を聞いた後に、大泣きしたそうです。 



    63 : コピペだよん ◆ozOtJW9BFA [] : 投稿日:2003/06/04 17:24:00
    怖いというよりも悲しくなって・・・・ 
    その彼氏は、自分は死ななくてもよかったのに、 
    その彼女を一緒にいる方を選んで、 
    死んでいった・・・その深い悲しい愛に涙が止まらなかったそうです。 
    私も妹にこの話を聞いて、涙が止まりませんでした。 
    早く2人がこの岩辺に現れなくなる事を祈ります。 

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    57 : コピペ[] : 投稿日:2003/06/04 17:11:00
    休みの日、する事もなくアパートの一室でゴロゴロしていると、 
    外から猫の鳴き声がしたそうです。 
    『うるさいなぁ。寝かせてくれよ。』 
    そうボヤキつつ外に出てみると、それは見覚えのある猫だったんだそうです。 
    その猫は、その人が昔付き合いのあった女性の飼っていた猫でした。 
    『おぉ!!懐かしいなぁ!しかしおまえ、こんな遠くまで何しに来たんだ?』 
    猫は何かを訴える様にニャーニャー鳴くばかり。 
    『何あわててんだ、近所迷惑だろ。落ち着け。』 
    そこに現れたのは大家さん。 
    『ちょっとあなた。このアパート、ペット禁止ですよ。猫なんか、、、あら?』 
    『え、いや、この猫は、、、あれ?いない、、、。』 
    『のら猫かしら、、、』 
    その場はそれでおさまったそうです。 



    58 : コピペ[] : 投稿日:2003/06/04 17:11:00
    でも何か気になったんでしょう。 
    その人、昔の彼女に電話したんだそうです。 
    いくら猫はアッチコッチ出歩くとは言っても、車でも1時間以上かかる距離だし、、。 
    何か妙だと感じたんでしょう。 
    しかし何度かけても電話には誰も出ません。 
    たまたま留守なのか、でも気になったんでしょう。 
    彼女のうちまで出かけたそうです。 
    鍵が掛かっていなかったので入ってみると、 
    彼女が体調を崩して苦しそうにしてベッドに横たわっていたそうです。 
    彼女を看病し具合も良くなったころ、聞いたそうです。 
    『あの猫が知らせてくれた。ご主人思いの猫だ』 
    『そんな筈ない、、、』 
    『なんで?』 
    『あのコ、、、すこし前に死んじゃってるから、、、』 
    彼女はそう言ったそうです。 

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    3 : コピペ[] : 投稿日:2003/06/04 15:51:00
    あの夜、僕の身に起きた出来事は、3年たった今でも忘れることができません。 
    あれは、まだ僕が大学に通っていたときの出来事です。 
    夏休みになり、毎日バイトに明け暮れていました。 
    その日も夜の10時くらいまで働いていました。 
    その日は風が気持ちよくて、 
    たまには少し散歩がてらに歩こうと思い、 
    いつもとは違う遠回りの道を歩いて帰りました。 
    そこには大学の女子寮があり、何気なく中を覗いていました。 
    夏休み中で誰もいないらしく、 
    玄関の明かりだけで、部屋はどれも真っ暗でした。 
    そのとき、何かが動くけはいがした。 



    4 : コピペ[] : 投稿日:2003/06/04 15:52:00
    一階の左から3つ目の部屋のカーテンがゆらゆらと揺れている。 
    暗闇に目を凝らしてみると、誰かがこっちを伺っているようだった。 
    背が高い女の子らしく、垣根越しに姿が見えた。 
    カーテンの影から体の半分だけこちらに見せていた。 
    夜遅くに女子寮の中をうかがう、怪しい男を見てうろたえているのか、 
    なんだか、ふらふらと揺れているようでした。 
    僕は柄にもなくドキドキしました。 
    なんか気まずいような気がして思わず愛想笑いをした僕に、 
    彼女はほほえみを返してくれました。 
    僕は彼女に一目惚れしました。 
    次の日も、僕はバイトの帰りに女子寮の前を通りました。 
    ひょっとしたら彼女にまた会えるんじゃないかって思ったんです。 
    いました。 



    5 : コピペ[] : 投稿日:2003/06/04 15:53:00
    彼女が昨日と同じように、体を半分カーテンに隠して立っていました。 
    そして、今度は勘違いでなく確かに僕に向かってほほえんでくれました。 
    僕はもう有頂天でした。 
    次の日も、次の日も、垣根越しに挨拶をするだけの関係が続きました。 
    僕は焦らずに、時間をかけて彼女と仲良くなりたいと思っていました。 
    ただ一つ、気がかりだったのは 
    彼女の顔色が良くなくて、日に日にやせている。 
    僕はもう、彼女のことが心配でならなくて、 
    ある日、とうとう女子寮の中に入ってしまった。 
    男の僕が名前も知らない彼女に会いに来たといっても、 
    当然入れてくれるはずもないから、表からではなく裏口から入りました。 
    彼女がいつものように体を半分だけ出して立っています。 



    6 : コピペ[] : 投稿日:2003/06/04 15:53:00
    僕は彼女に声をかけました。 
    『僕のことわかる?』 
    彼女は恥ずかしそうに頷いてくれました。 
    近くで見た彼女は本当にげっそりしていて、顔色もひどく悪かった。 
    僕は彼女のことを本気で心配しました。 
    決して邪な気持ちではなく、彼女のことを本当にいとおしく思い、 
    僕は彼女の手を取りました。 
    たとえではなく、氷のように冷たい手でした。 
    そのとき、後ろの方から声がしました。 
    『誰だ!!誰かいるのか!?』 



    7 : コピペ[] : 投稿日:2003/06/04 15:54:00
    僕は驚いて彼女の手を離しました。 
    懐中電灯で顔を照らされると、いきなり腕を捕まれました。 
    寮の管理人でした。 
    僕は決してやましい気持ちで入ったのでは無いことを説明しようとしました。 
    『この部屋の人が心配で、なんか具合が悪そうだったから・・・・』 
    すると、その管理人は 
    『何をいっている。誰もいないじゃないか。 
    この部屋には、今はもう誰もいないんだ。 
    この部屋の学生は亡くなったんだよ。』 
    そのときから、僕の時間は止まってしまいました。 



    8 : コピペ[] : 投稿日:2003/06/04 15:54:00
    彼女は窓際のクーラーの配管にロープをかけ首をつって自殺したそうです。 
    そして、彼女が亡くなったのは僕が初めて通りかかった夜だそうです。 
    僕は首をつって風に揺られている彼女に一目惚れをしました。 
    僕は今でも、あのとき管理人の声に驚いて、彼女の手を離したことを後悔しています。 
    今でも忘れることができません。 
    彼女の手は氷のように冷たかった。 
    でも、とても柔らかい手をしていた。 
    どうか、安らかに眠ってください。 
    僕は今でも、あなたのことが好きです。 

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