167 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/02/10(日) 17:03:19 ID:u4jXmYjV0 [1/1回(PC)]
俺が中学生の頃、歩いて20分くらいの所にある友人の家に
向かっていた時の話。
途中、神社の前を通るんだが、そこに棒切れを持ったスーツ姿の
おっさんが立ってるのが遠目に見えた。
そのおっさんは棒切れを杖の様にしてぶっ倒れないようにしがみついてた。
よく見るとスーツもぼろぼろになっていてガクガクふるえていた。
俺と目が合うと、
おっさん 「たすけてください・・・」
俺 「大丈夫ですか?どうしたんですか?」
おっさん 「ここから落ちたんです・・・」
と言って足元の10センチくらいの段差を指差した。
正直はあ?と思ったのだが、実際おっさんはぼろぼろなので
近くの交番に助けを呼びに行こうとしたら、既に誰かが呼んでたらしく
警官がこっちに向かって来ていた。
とりあえず友人との約束があったのでその場を後にしたのだが、そこで
起こった事を友人のばあちゃんに話した所、
「ああ、狐に化かされて山ン中を歩かされたんやろう。昔はしょっちゅう
ありよった。」
との事。その神社のすぐ横にお稲荷さんが祀ってあったな。