10 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/02/24(日) 15:58:33 ID:TmoWIGNw0 [3/4回(PC)]
タクシーの運転手が、人気のない道である女性を乗せた。
彼女は夜にも関わらずサングラスをしていたため、
運転手は不思議に思いつつも気にしないふりをし車を走らせた。
しばらくして彼女は或る小屋の前で降ろしてくれと言い、何故?とは
思いつつもその場に女性を降ろした。
彼女はタクシーから降りるとその小屋の中に入り、扉を閉めた。
一体こんな山奥で何をする気なのだと、運転手は不思議に思い、
扉の鍵穴から小屋の内部を覗こうとした。
しかし、鍵穴から見えたのは、ただ一面の赤色だった。
最初は詰まってるのかとも思った運転手だが、何か気味が悪くなり
そそくさと小屋の前から立ち去った。
帰る途中、運転手は一軒のラーメン屋を見つけ、丁度腹も減っていた
運転手はその店に入り、一杯のラーメンを注文した。
ラーメンが出来るまでの間、ふっと先ほどの女性の事を思い出し運転手は、店長に尋ねた。
「そうですか…お客さんも見たんですか…。」
運転手は驚いた。
この道では、昔殺人鬼に両目を刺され、殺された女性の亡霊が出るというのだ。
その話を聞いたとき、運転手はハッと気付いてしまった…。
先ほど自分が見たのは部屋の中ではなく、その女性の目だったという事に…。