305 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/08/26(水) 15:40:42 ID:CetK0D8k0 [1/3回(PC)]
子供の頃に爺ちゃんに聞いた話を一つ。
私の爺ちゃんは若い時に軍属として中国大陸を北へ南へと鉄砲と
ばらした速射砲を持って動きまわってました。
当時の行軍の話を聞くと、本当に辛かったとこぼしてました。
通常の鉄砲や弾や手りゅう弾の装備だけでもかなりの重さの上に
小隊で手分けをしてばらした速射砲を一人一人が持たないと
いけなかったので、とにかくそれが重かったと。
そんな感じに一人当たり何十キロもの装備を持って、
ろくな道も無い山の中の行軍で、しかも、水もそんなに飲まないで
行軍していたので汗が乾いて白い塩が粉の様に顔に残っていたり…
そんな毎日でしたから何度も装備を放り出して
逃げたくなったそうです。
ですが、そんな事をすると国の両親に迷惑がかかると考え
すんでの所で思い留まる、そんな日常だったそうです。
続きます。
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