心霊-都市伝説ナビ-

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    2015年12月

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    629 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/08/07(土) 19:59:57 ID:2D+X/3e+0 [1/7回(PC)]
    13年前、高校時代の話を書き込みます。 
    それは初めてのアルバイト先での出来事。当時高校一年生でした。 

    東京郊外、稲城市にある国道沿いのうどん屋。値段も若干高いが味もよく、店の雰囲気も悪くなかった。 

    だが、そこの経営者がちょっとオカシかった。 
    「甘いもの食べると頭が馬鹿になる」「知り合いに神様がいる」「刀で斬ろうとしても俺を斬れない。刀が避ける」 
    「飯は5分で食わないとダメ人間って言われちゃうよ?」などなど、冗談のような発言を、真顔で言う。 
    知り合いの神様の話しを聞かされた時は、背筋が寒くなった。40代のいい大人が、真剣に、冷静な顔をしながら 
    「神様が来たら、公園の噴水が一斉に噴出した。あの方は本当に凄い」だと。 
    目はすわってるし、チラリとも笑わない。 
    16歳ながら、あぁこの人ヤバイなと思った。適当に話し合わしておかないと何されるか分からないと
    思わせる雰囲気。 
    程なくして、もう少し危険な体験をした。

     
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    509 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/08/07(土) 00:07:31 ID:XkpgPnCm0 [2/7回(PC)]
    Aさんが言うには、それ以来、「音」が怖くて怖くて仕方がない。 
    足音や、なにかがジャンプするような音、家鳴り、水滴の音などが聞こえると、体中がふるえあがってしまう。 
    いつまた自分がああなるか、自分の周りの人がいつああなってしまうかと思うと、怯えてしまってこまる、と言っていた。 

    その時、住職がなんと言ったか覚えていない。 


    普通に考えれば、精神的な病ではないか、ストレスへの防衛で怒りに転化したのではないか、などが考えられると思う。 

    が、僕にはこの話しは、勘違いや偶然とは言い切れない。僕の母方の祖父が、似たような話をしていたことを知っているからだ。 

     
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    498 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/08/06(金) 23:07:40 ID:Q7CX8gv80 [9/12回(PC)]
    涙をぬぐいつつ、冷静になろうと試みたAさんに、天啓がひらめいた。 

    あのババアを殺せばいいんだ。あいつは嫌な奴だし、それに弱そうだから、多分簡単に殺せるはずだ。 

    思いついたとたん、こらえようのない笑いがこみあげ、次の瞬間には大声で笑っていた。ようやっと「なにか」を殺せることに、たまらない愉悦を感じながら、玄関を目指して走り出した。 

     
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    494 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/08/06(金) 23:01:56 ID:Q7CX8gv80 [5/12回(PC)]
    無論トイレの中には、さっきから誰も入ってきてなどいない。ましてや、Aさんの目の前の個室に、Aさんに気付かれずに入れるわけがない。 

    今までに体感したことのない奇妙さに、ドアノブをにらんだまま動けなくなった。その数秒のうちに、奥の個室のトイレットペーパーを引き出す音が、異常に長いことに気付いた。 
    紙を全て引き出そうとでもしているように、音は一向に途切れない。ごく普通の生活音であるはずのその音が、違和感を覚えた途端、おぞましい音に聞こえてきた。 


    混乱するAさんの耳に、誰も入っていないはずの、しかし、カギがかかっている目の前の個室の中から、隣と同じ、トーレットペーパーを引き出す音が聞こえてきた。

     
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    489 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/08/06(金) 22:54:27 ID:Q7CX8gv80 [1/12回(PC)]
     
    前職が前職だったので、不思議な話を聞く機会はそれなりにあった。老若男女問わず、「こんなことがあったんだが、なにもしなくて大丈夫か」、「あれはいったいなんだったのか」等を寺にたずねに来る人は多い。 
    住職が上手く煙に巻いて安心させて帰らせたり、忙しいときはまともに取り合わなかったりもしていた。それを横で聞いているうち、「不安ってなんだろう」と漠然とした疑問を抱いた。それも、今の学科に入った遠因のひとつにあるのだろう。 

    僕は心霊現象は信じない。昔は、ごく普通の怖がりな子だったが、宗派が霊だのなんだのを認めなかったため、自然と合理的な解釈を探し、否定しようとする癖がついた。 
    本当はおっかないけれど、怖がらない姿勢ができた、とでも言おうか。 

    しかし、そんななかで、どうにも僕の頭では否定しきれなかった物がいくつかある。 


    寺の居間で、Aさん(仮名、中年男性)が、先週のことですが、と前置きしてから始めた話

     
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