増えたというから2人になったとかそういう事じゃないかと予想していたんだが、これは予想外だ、怖すぎる。
話しかけてくるのは1人だったのに、まさかこんな事になっているとは。
動揺を必死で隠しながら目的地の洋食屋に到着し、俺はカレーライスを注文した。
が、ぶっちゃけ恐怖と不安と、連中に「気付いている」事を
が、ぶっちゃけ恐怖と不安と、連中に「気付いている」事を
悟られないようにするのに必死で、どんな味だったのか全く覚えていない…
A君も同じようなもののようで、とても傍目にも美味い物を食っているようには見えなかった。
そもそも連中は全員で俺たちのテーブルを囲んで時々思い出したかのように「気付いてるんだろ?」とか話しかけてくるので、味わって食べる余裕などあるわけもないのだが…
【【恐怖体験】自分にしか見えないのっぺりした人間 後編】の続きを読む