2017年05月

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    やつら10人以上いる… 

     
    増えたというから2人になったとかそういう事じゃないかと予想していたんだが、これは予想外だ、怖すぎる。 
     
    話しかけてくるのは1人だったのに、まさかこんな事になっているとは。 
     
    動揺を必死で隠しながら目的地の洋食屋に到着し、俺はカレーライスを注文した。

    が、ぶっちゃけ恐怖と不安と、連中に「気付いている」事を 
    悟られないようにするのに必死で、どんな味だったのか全く覚えていない… 
     
    A君も同じようなもののようで、とても傍目にも美味い物を食っているようには見えなかった。 
     
    そもそも連中は全員で俺たちのテーブルを囲んで時々思い出したかのように「気付いてるんだろ?」とか話しかけてくるので、味わって食べる余裕などあるわけもないのだが… 
     
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     当時実家を出て生活していて、久しぶりに帰省。実家周辺は夜9時くらいになると人も歩いていないようなド田舎。しかもシャッター商店街。 
    んで、次の日もグダグダを決め込むつもりだったんで、弟と音楽の話やらなんやらで花咲かす。 
    夜も更け、タバコを切らしたからコンビニに行くことに。 

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    それから2人で少し観察してみたのだが、色々な事が解った。 
     
    人のような物体の色は結構区々らしく、真っ白に近いものもいれば真っ黒に近いものもいる。

    また、体の欠損部分もかなり多岐に渡っていて、さっきの女の人 
    についてきていたやつのように胴体の半分近くがないものもいれば、

    欠けているのが腕だけとか頭の1/3くらいだけとか片足だけとかのもいれば、逆に上半身が丸々ないものまでかなり様々だ、

    勿論俺たちが以前見たように何の欠損もないやつもかなりいる。 
     
    また、色の明暗と体の欠損具合にはあまり関連性が無さそうで、黒っぽいor白っぽいから 
     
    欠損が大きいというわけでもなさそうだ。 
     
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     夜10時過ぎ、Bさんから電話がかかってきました。Bさんは沈んだ声で、 
    「今日はお父さんとお母さんの入ってる宗教の施設に行ってずっと拝んでもらってたの。 
    私、転校するかもしれない。この学校にいてはいけないんだって。それからね、マサミって子のことわかった。 
    8年前に学校の屋上から落ちて死んだ6年生の女の子だよ。遺書もなにもなかったから事故にされたんだって。 
    でも、このこと忘れたほうがいいよ。 

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     戻ろうとしたらAさんが「あ、名前彫ってあるよ」と大きな声でいったので見に行くと、 
    屋上ドアに近い手すりの部分に、「もういくからね みんなサヨナラ マサミ」と彫られていました。 
    薄いキズだったのでコンパスなどでなく爪で彫ったのだと思いました。 
    よく探さなければ見つけられないようなものでした。 
    かなりホコリがたまっていたので古いものだと思いましたが、名前が出ているのでテープを貼り付けました。 

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     小学校6年生のときのことだからもう10年以上前の話になります。 
    私の小学校は鉄筋でしたが内装はすべて新木造といわれるもので、 
    やわらかい感じが児童の心身にとてもよい効果があるという話でした。 
    実際にこれを採用した中学校では生徒が荒れることも少なくなり、 
    小学校でも校内で転んでの大怪我が減ったそうです。 

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    ある日俺はバイトのシフトが入っていたので、大学から直でバイト先に向かった。 
     
    そしていつも通り仕事をしていると、店の外にチラッとなんか変な物が見えた。 
     
    色は白に近い灰色、人の形をしているのだが胴体や手足頭はあるけど他に体の凹凸みたいな物が何も無くのっぺりしている。服を着ているようにも見えないけれど、 
     
    色の事もあって全裸という感じでも無さそう、そんな感じの奇妙な物体が店の前を通り過ぎていく。 
     
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     それから、最初の異変が起こった。 

    親友の女の子(仮にY子とする)の父親が浮気をして、Y子の家が家庭崩壊しかけたんだ。 
    発覚したのはY子の家に遊びに行ったとき。突然Y子の父親を問い詰める母親の叫び声が響き渡った。 
    相手はY子とも仲の良い近所のお姉ちゃん。とても気さくで優しいその人の名を、母親は狂ったように叫んでいた。 


    Y子が一瞬硬直して、私のほうを向いて、いつもと変わらず明るく気丈に振舞おうとしたんだろうね。 
    実に、3年ぶりだったと思う。中学の時以来全く見えなかったオーラが、その時はっきりと見えたんだ。 

    ……真っ黒だったんだ。しかも、かなり幅が広い。15cmくらいはあったと思う。 
    そして彼女の頭から、白いハッキリとしたモヤモヤが、彼女の頭一個分くらいの大きさになって飛び出している。 
    直感的に、これはマズイと思った。でも、どうすることもできなかった。 

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     私には小さい頃から多少の霊感があった。 
    特におきつね様という狐の霊は、幼稚園に入る前から見えていた。 
    (おきつね様というのは、度々私の前に現れる真っ黒な狐の影で、 
    迷子になったときに家の近くの神社まで案内してくれたり、危険な場所から遠ざけてくれたりする不思議な存在。 
    喧嘩した後泣いているときには尻尾だけ出してみたり、時には人の手の形になって遊んでくれたりもした。) 

    小学生のあるときから、人の身体の周りに、淡くぼんやりと色のついたもやもやが見えるようになった。 
    部分によって色が違ったり、もやもやの広さ(幅?)が違ったり。 
    (当時流行っていた江○さんや美○さんいわくの「オーラ」に似ていると言われたので、仮にこれをオーラとする。) 

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    で、1ヶ月程経った時に聞いてみた。 
    「まだ人形さんはいるの?」 
    って。 
    そしたら 

    「うん、でも笑ってるから怖くないよ」 

    だって。 


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