おそらく4歳頃だったと思う。
俺は熱を出して、和室で一人で寝かされていた。
ふと、気づくと枕元に人の気配がした。
母親が様子を見にきたのだと思い、目を閉じたまま話しかけたのだが返事がない。
変だと思い目を動かすと、ギリギリ視界に入るくらいのところに、髪の長い女が正座しているのが見えた。
女は俯いていて顔はみえなかったが、母親とは違うことはわかった。
恐怖よりも、誰だろ?という気持ちが強く、そのうちウトウトと寝てしまい、次に目覚めたときは誰もいなかった。
あとで家族にきいたが、そのような女はいなかったということだった。
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