975 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/11/04 23:12:00
よくある話で恐縮ですが私のを一つ。
その日は特別授業で幼稚園がいつもより早く終わる日で、
ママンはそのことを忘れてて迎えに来てくれなかった。
しょうがないから家までの道(子供の足で10分ぐらいの住宅街の1本道)を
歩いて帰る途中、その道沿いに開けた芝生の広場を見つけた。
白い蓮華の花がたくさん咲いていてお花畑のようにきれいで
しばらく腰を下ろして蓮華の花で冠を作って遊んでいた。
その間20~30分ぐらいだったと思う。
その場所をすごく気に入った私は次の日にもその広場に行ったんだけど
広場があったと思う場所には塩ビのパイプが並んだ水道工事のお店があった。
考えてみればその場所はずっと前からその店があった所だ。
何かの勘違いかと思い、幼稚園への行き帰りにいつも広場を探したけど、
とうとうその場所は見つけられなかった。
あれから20年近く経ってるけど、緑の芝生に小さな白い蓮華がたくさん咲いてた
あの景色はいまだに忘れられない。
978 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/11/05 20:00:00
>>975
同じような経験あります。
小学校の頃、通学路の途中に鉄柵風の門がまえのあるところがあって、
ある日、珍しく一人で帰っていた時に通ると、門のところに女の子が立っていた。
ニコニコしていたので、話しかけると同じ小学校の子だった。
「中で遊ぼう」と言われて、門を通って小道を通り抜けて歩いていくと、そこはきれいなお庭。
ゆりかご式のブランコや鉄棒やすべりだいもあって、お花もたくさん植えてある。
家も古びてはいるが、洋風っぽい造りで、日本ではないような雰囲気でとても素敵。
なにかの物語の中の場所に来たようで、やたらと興奮してハイテンションで遊び狂いましたw
ただ、家の人はいないらしくて、家の中には入らなかったのだけど。
すっかり、その子と仲良くなって、「また、明日遊ぼう!」と約束をして帰りました。
次の日、学校でその子を探してみたけど、そんな子はいなかった。
学年も違うし、何かの間違いか、はたまた違う学校なのに嘘ついてたのかなー?
なんで?などと思いながらも、またあの庭で一緒に遊びたくて、しばらくの間は
毎日その門の前を愛おしそうに眺めながら通っていました。
1ヶ月くらいして、あの日以来、いつまで経っても会えないので、思い切って
門の中に入って、呼んでみようと思った。
「すいませーん」と言いながら、門を開けて小道を入っていったら、何か違う雰囲気。
庭まで辿り着いたら、まるでそこは廃墟。花壇の跡のような場所には、花ひとつない。
錆びれた家に、ボロボロに錆びた遊戯の数々。
とても人が住んでるって感じではない。
何か怖くなって、走って家に帰ってきたが、子供の頭で「引っ越したのかな」と思った。
だけど、たった一ヶ月くらいで、あんなに錆びれちゃうのかなーと不思議な感じがした。
しばらくして、近所の叔母が遊びにきた時に聞いてみたら、
「あそこは十年以上空家なのよー」と言われて、なにがなんだか
わからなくなって、今でも不思議で仕方ない。
979 : 975[sage] : 投稿日:2003/11/05 20:07:00
>>978
そういうのって不思議なんだけどちぃっとも怖くないんだよね。
いい思い出になってるよ。
980 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/11/05 20:20:00
>>979
うん、そうそういい思い出。
でもさすがに、あの廃墟を見た時は、ちょっとゾーっとしちゃったけど。
今でも、あの庭や家のあたたかな雰囲気を思い出しちゃいます。
もしも実在していたのなら、そして、今でもその子と友達だとしたら、あの庭でお茶でも飲みたい。
いつまでも心に残る、本当に素敵な場所でした。
地元新宿区での話で、現在住んでるのは別の区なんだけど、訪ねていってみようかな。
今はもう、あの門もないのだろうか。
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