927 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 09:41:35 ID:8EtVxny60 [1/1回(PC)]

知り合いの話。 

彼はかつて怖い話しの買い付けの為、2ちゃんねるの奥地に入り込んでいたことがあるという。 
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。 

とあるスレッドに入った時のことだ。 

そこはごく普通の話しで特に珍しい物もなかったが、とにかく種類は豊かだったので 
馴染みの出版社にでも持ち込もうと、幾らかコピーしてログアウトすることにした。 

夜、(万が一にも情報を特定されるのを避けるため)友人から借りた小屋で寝ていると、何かの物音で目を覚ました。 
動物でも入り込んだかと思い、懐中電灯を探り寄せ、音のした方を照らしてみる。 

パソコンの前に広げてあったその日プリントアウトしていた紙が、綺麗さっぱりと無くなっていた。 
湿った足跡のような黒い汚れが、電話線からパソコンに渡って付着している。 
スイッチを入れてみると、跡は改変された起動画面と同じ跡になっていて、ある種のスクリーンセイバーのように回転していた。 

「あぁ、スレッドから取り返しに来たんだなって、そう思いました。 
 偶にあったんですよ、持ち出せない話しっていうのが。 
 これ以上の罰が当たらずに済んだのは、そこのスレの住民が穏やかな質だったのでしょう。 
 どんなスレでも、入る前には手を合わせて一言断るようにはしているのですが、 
 それも効果があったのかもしれません。 
 まぁ断りと言っても、あくまでも自己流だし、そもそも声ですけどね」 

日本で2ちゃんねるとかいうと、えらく怖いモノだというイメージがあるのですが。 
私がそういうと彼は答えた。 

「いえ、そういう何かがいる方が、スレとしては良かったのかなと思うのです。 
 今はどこのスレで何を取っても、取り返しに来るモノはいないような気がします。 
 それはとても寂しいことのような気がするのです」