657 : 1/4[sage] 投稿日:2009/05/06(水) 12:35:02 ID:39E9ZKKr0 [1/11回(PC)]

私の元義理の叔母にあたる人の話。(以下Aとする) 
父は二人兄弟の長男。 

母は「長男の嫁」ということで父方の祖母と嫁姑関係で苦労したそうだ。 
それに対してAは祖母から甘やかされていた。 

もともと二男の叔父を甘やかしていたのでその恋人のAも、ということだったようだ。 
ブランド品やら何やらAは祖母に随分買ってもらっていたそうだ。 

Aは私達や両親とそう仲良くすることもなく、、むしろ絵本とか読んでいたら 


「あんたら色白すぎ」 


「本とか読んでないで外で遊びなさい」 


と外が雨の日に言ってとかくるような人だった。 
私や姉はふーんと流していたが。 

あ、あと、香水の匂いがいつも強かったなあ。
 
658 : 2/4[sage] 投稿日:2009/05/06(水) 12:36:28 ID:39E9ZKKr0 [2/11回(PC)]

しかし、叔父は毎日不摂政を続けているうちに肝臓ガンになり、あっけなく逝った。 
叔父が入院しているのにAは見舞いにもいかない。 

家を空にして毎日遊び歩いていたそうだ。 

祖母が叔父の好物のメロンを食べさせてくれとAに渡したら、そのメロンが家で腐っていたんだと。 


祖母が


「あんまりだ」


と泣き崩れていたのは何となく覚えている。 


叔父が死んでも、Aは遺産だけもらってそれっきり。 
叔父とAには子供がいなかったのですごくあっさりしていた。 
墓参りに一度も来なかった。勿論一周忌とかにも一度も来なかった。 

叔父が無くなって二ヶ月後、祖母も後を追うように逝ってしまった。 


最期の方はずっと母に


「今までひどいことをしてごめんなさい」


と何度も何度も謝っていたそうな。 


「あの頑固なお義母さんが泣いて謝ったんだから、余程息子の死が応えたんだろうね」 


祖母の命日が近づくと、母はポツリとつぶやいている。 



659 : 3/4[sage] 投稿日:2009/05/06(水) 12:38:44 ID:39E9ZKKr0 [3/11回(PC)]

そんなAの訃報が二か月前に来た。 
葬式にいってきたAの親戚からAについて話してくれた。 

その後、Aは叔父の葬式が終わってすぐ別の男性(B)と同居を開始、 
3か月(民法で決まっている期間だったかな)が過ぎるとすぐ籍を入れた。 



Aは三回妊娠したが、すぐに流産してしまい、結局は子宮を摘出する状態に。 

そんな中でBが他の女性と浮気して妊娠させてしまったことが発覚、離婚。 
Bは今でもその女性と子供と一緒に暮らしているそうな。 

勿論Aは慰謝料を手に入れたものの、憔悴しきっていたらしい。 



660 : 4/4[sage] 投稿日:2009/05/06(水) 12:46:33 ID:39E9ZKKr0 [4/11回(PC)]

Aは離婚してから他人と距離を置いて過ごしていたが、ある日肝臓ガンが見つかった。 

付き合いがほとんどなかったAを見舞いに行った親戚はいなかった。 
Aの友人も見舞いにいってくれたのはほんの2,3人。 

Aさんを担当した看護婦さんいわく 


「○○さん(叔父の名前)、本当にごめんなさい。私が悪かった。」


とずっと泣いていたそうな。 


ああ、そうだ、今気づいたんだが、Aの命日は叔父の命日です。 


霊の話とかほとんどしない父も、Aの訃報を聞いた時、 


「○○(叔父)の葬式の夜、あいつ、おれの枕もとでAはどこ?って悲しそうな顔してた。 
あいつはAさんにべた惚れだったもんなあ…」 


と言っていました。 


叔父とAの冥福を祈りつつ。



668 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/05/06(水) 14:12:47 ID:94uBw1hRO [1/2回(携帯)]

>>660 

いやいや、叔父と祖母は冥福を祈ってもAはド腐れだから祈る必要なんてないだろ 
むしろ祖母もAの本性に気付かなかったんだし同情はできんわ 

つかそんなド腐れAが三回流産したって時点で創作乙です。最後は死んでくれてスッキリしました



674 : 660[sage] 投稿日:2009/05/06(水) 14:57:14 ID:39E9ZKKr0 [5/11回(PC)]

>>668 

三回流産というより三回目の妊娠中に胎児が死んでしまって、子宮ごと取るはめになったそうです。 


個人的に洒落にならないのは、これが実話なことなんですよ。 
叔父も祖母も見事に騙されてたというか。 

実は一昨日物置を掃除してたら、祖母の遺品の中から日記が出てきまして。 


…ずっとAが叔父を大事にしてくれると思ってた。 
○○(叔父)がAでなければ嫌だと言っていたくらいなのに。 
見合いの相手もいたけど、祝福したのに。 


とか同じことが最後は延々と書いてありました。 


ばあちゃん、ごめん。 


でも、あの日記の中で、Aが葬式の最中抜け出して、
そっとついていったら、ばあちゃんに気付かないでか 
涙を流さないであさましい笑み浮かべてた 


というのは、きっとばあちゃんの見間違いだよね?