166 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/08/05(水) 09:16:36 ID:Twv3ofuP0 [4/6回(PC)]
「私はゲームしている間はみんなと楽しく遊びたいし、Aだけに特別な感情は抱いてない。 
真夜中のメールも迷惑になるから控えてほしい」といった内容だった。 

するとAから「(´・ω・`)」 

お決まりの返信だった。もううんざりだった。 
それ以来Aとメールのやりとりはなくなり、ゲームもほとんどログインしなくなった。 
ログインしなくなって3週間ほど経った頃。 
ギルド内で仲良くしていた、他の人からメールがきた。 

「最近見ないけど忙しいのかな?みんな寂しがってるからたまにはINしてね^^ 
そうそう、Aも大学辞めたとかなんとかで忙しいみたいで全然いないんだよねー」 

Aが大学を辞めたとの事。 
嫌な予感がしたが、その友達には暇になったらログインするね、とだけ返信しすぐにその事は忘れた。 
私は当時某資格系スクール講師の仕事をしており、 
主に無料体験スクールなどのイベントを担当していた。

 
167 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/08/05(水) 09:17:31 ID:Twv3ofuP0 [5/6回(PC)]
無料体験を行った日は、最後に受講者にアンケートをお願いしている。 
授業の感想や講師の印象、氏名、住所等をWEB上で入力する簡単なアンケートだ。 
アンケートを回収し、結果をデータにまとめるのも仕事の一環であり、 
その日もいつものようにアンケート結果に目を通していた。 

そして・・スクロールの手がとまり、目がディスプレイに釘付けになった。 

【授業の感想】 
(´・ω・`) 

【講師の印象】 
(´・ω・`) 

【氏名】 
Aのキャラ名 

【住所】 
関西 

全身の毛が逆立った。受講者の中にAがいたのだ。 
確かにAがまだ普通だった(だと思っていた?)頃、なんの気なしに北海道の一番大きな都市の、 
駅前にあるPC系資格学校で働いてるという事を教えたことがある。 
恐ろしくなって仕事を早々と切り上げた後、 
自宅へは帰らずに高速を使って200km離れている実家へ非難した。 
翌日が休みで助かった。



168 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/08/05(水) 09:18:14 ID:Twv3ofuP0 [6/6回(PC)]
仲の良かったギルドメンバー数人には事情を話し、ゲームを引退することを告げた。 
Aの近況を知るメンバーからの情報によるとAは北海道で仕事を探している、とのこと。 
その後すぐに携帯を変え、結婚の為退職し北海道を離れた。 

当時迂闊に素性を明らかにしていた私にも非があるとはいえ、 
顔も知らないゲームの中だけの付き合いでそこまで行動できる人間がいるというのが本当に恐ろしかった。 
文章にするとあまり怖くないかもしれないが、あのアンケートを発見した時の衝撃は今でも忘れられない。 

そして、これ (´・ω・`) が本当に苦手になった。 
もう二度とネトゲはやらない。