73 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/07/29(木) 03:31:27 ID:f1xzxC2u0 [1/1回(PC)]
浮気症の酷い男が、自分を恨んだまま死んだ妻に呪われて、 
坊さんにお祓いしてもらうことになって、 
そのお祓いの内容が 
「今から3日間この倉の中に入っているだけでいい、ただし3日経つまでは絶対に出てはいけない」 
っていう感じで(3日だったかは忘れた)、 
3日目の夜、外が明るくなってきて、もう夜が明けたんだ、3日経ったんだと思った男が外に出て、 
実はその明るさは妻の幽霊の罠で、男はぶっ殺されちゃって終わり 

っていうあらすじのお話のタイトルがなんだったか思い出せないから誰か教えて 

ネット発祥とかじゃなくて、由緒正しい昔の怪談話だったはず

 
77 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/07/29(木) 07:59:46 ID:eZFeA8Uw0 [1/1回(PC)]
>>73 
おそらく 吉備津の釜   
ただし、浮気ではなく 最初から幽霊に見初められ、その厄から逃れるために 
部屋中お札を貼って出ちゃ駄目って話。



113 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/07/29(木) 22:36:47 ID:5G6zejIR0 [1/1回(PC)]
>>73>>77 
雨月物語の吉備津の釜で合ってる。 
女癖の悪い男が神官の娘を嫁に娶るんだけど、初めこそ貞淑な妻を可愛がるものの 
そのうち遊女と良い仲になり、妻を騙して金を作らせ、それを持って駆け落ちしてしまう。 
新天地で新しい生活を始めるが、程なく遊女は基地外のようになって病死する。 
これは故郷に捨ててきた妻の生霊の仕業であり、夫に裏切られ失意の余り病床に臥していた妻はそのまま亡くなってしまう。 
それから毎晩、男の新居に妻の怨霊が訪れるようになる。 
そこで男は有名な陰陽師に札を貰い、家中に貼り付け、物忌みをした。 
妻が死んでから49日の夜間、もし外に出ることがあれば命の保障はできないという。 
夜毎酷くなる妻の怨念の声を耐え、いよいよ最後の夜。 
空が白み始めたので、すっかり気が抜け油断しきった男が外に出ると、まだ辺りは真っ暗闇だった。 
男は絶叫と夥しい量の血と、軒下に毟られたような髷を残して消えてしまう。 
男の友人は草の根分けて探したが、終ぞ死体はおろか骨の一欠けらも見つからなかったという。 

ちなみに化生の女に魅入られるのは「蛇性の淫」って話。スレチすまそ。