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俺の部屋二階にある七畳半の部屋、で障子を隔てて隣に同じ広さの和室の客間が有る
夏は洋間より和室の方が涼しいからそっちに布団持敷いてたりするんだが、如何せん俺は万年床なだらしのない人間故二、三週間くらいは和室に敷きっぱにしていたはず
んである日の夜、母ちゃんが「いい加減そっち(和室)の布団仕舞いな!マジで!」なんてすごい剣幕で言うもんだから理由を尋ねた

そしたら、「そこで寝ている人が、今はいないけどこの前居た(感じたの方が正しいかな)から!ここは客間でしょ!?そういうものは客間に布団が有れば来るから!今すぐ仕舞いなさい!」って返された

俺自身零感なんで全く感じたりとかしなかったからそれ聞いて背筋が凍ったよ
なにが一番怖いってそういうことを平然とやっていた自分自身の無知さだ


余談ではあるが、母ちゃんは見えはしないけどそう言ったものを感じる気質が有るようで、何というか空気がよどんでいる場所とかに敏感っぽい
母ちゃんが言うには「幽霊は電波というか磁場というか、たぶん電気的なもの」らしい