小学校5年の時に親戚のおっちゃんの勤めてる会社の保養所に夏休みに旅行に行った。
俺の家族、おやじ、おかん、弟の4人と、おかんの姉家族、おっちゃんおばちゃん長女長男次男の5人、もう一人のおかんの姉家族、おっちゃんおばちゃんの2人で。場所は伊勢志摩。
それぞれの家族が一部屋で計3部屋な。二泊三日で行ったんやけどめちゃ楽しくて来年も来ようって話してた。
次の年の春にはおっちゃんが保養所予約してて夏休みくるんが楽しみで仕方なかったん覚えてるわ。予定は7月21日から二泊三日。
6月になって、おっちゃんおばちゃんだけの家族のおっちゃんが体調崩して入院してん。良くなるどころか悪化の一途で7月2日に亡くなった。亡くなる直前も夏の旅行行きたい行きたい言うてた。
親父らはおっちゃん亡くなったし旅行は中止しよう言うてたんやけど、俺ら子供は行きたい言うてごねててな。
結局、おばちゃんは俺のとこか、もう一人のおばちゃん家族の部屋に泊まることにして旅行行くことなった。
おっちゃん来るかもなって話してて部屋はキャンセルせんかった。
保養所着いたら部屋がたまたま去年と同じ部屋3部屋でな。何かのちからが働いたんかも。
おっちゃん亡くなったおばちゃんは俺の家族の部屋に泊まることになった。去年おっちゃんおばちゃんが泊まった部屋は鍵フロントに預けた前まで使わんかった。
初日は海水浴してバーベキューして特に何もなく終わった。
次の日はどこ行ったか忘れたけど日中は観光した。夕方帰ってきて食堂で夕食食べた後、俺ら子供らは保養所入口前でバドミントンしててん。
そしたらガラガラで窓開く音して「たーち」って呼ぶ声がした。ちなみにたーちってのは小学校の時の俺のあだ名な。
声がする方見たら二階の部屋の窓が見えた。でも窓は開いてない。しかもその部屋って去年おっちゃんおばちゃんが泊まった部屋。
俺らは急に怖なっておかんらのとこに走って行った。
そしたら食堂手前のロビーで俺の親父ともう一人のおっちゃんがテレビ観てて、おかんとおばちゃん2人は食堂で喋ってた。
さっきの出来事話したら、おじちゃんやっぱり来てるんやな。怖がったらかわいそう輩そっとしといたり言われて、何となく安心してん。
その夜は浜辺で花火して終わり。呼ばれたこと以外は何もなく旅行から帰ってきた。
写真係は五人家族の方のおばちゃんで帰って来てから現像してくれたんやけど、びっくりしなや!って見せられた写真見てびっくりしたわ。
ほとんどの写真に亡くなったおっちゃんが写ってるねん。正確には亡くなったおっちゃんじゃなくて、もう一人のおっちゃん。
つまり、どの写真にも5人家族のおっちゃんが2人写ってるねん。
着てる服も同じやねんけど一箇所だけ違うとこがあって、1人のおっちゃんの腕時計が亡くなったおっちゃんがつけてた腕時計やった。
だから亡くなったおっちゃんが、もう一人のおっちゃんの姿で出てきたんやなっておかんら言うてた。
初めて実際に心霊写真撮れて興奮したな。
夏休みが終わる頃に、5人家族の長女が、学校の先生で霊感ある人おるから見せてみる言うて、前の日につくえの上に用意して寝たんやけど、
その日の夢におっちゃんが出てきてな。
見世物にするな!ってめちゃ怒られたらしい。
尚更、その霊感ある先生に見せたくなったんやけど机に置いてた写真がなくなっててな。どこ探してもなくて。
結局出てこんまま時間は過ぎていったんやけど。
三回忌法要の時にみんな集まって話してたらその写真の話なって、どこいったんやろなーっなんて言うてたんやけど、その親戚家族、5人家族の方な。その家族が帰ったら長女の机の上になくなった写真が置いてあってん。
結局その写真はお寺さんに供養にだしてみんなで成仏しますように祈った。
これで終わりやねんけど、あんま怖ないな。すまん
コメント
コメント一覧 (1)
…しかし、題名の『伊勢志摩の怖い話』とあるが、ちいとも怖くはないんやな…
それと、誤字があるんやな…
『怖がったらかわいそう輩そっとしといたり言われて、何となく安心してん。』
と、あるが、『かわいそう輩』とあるが、『かわいそうやから』やないん?
『輩』ゆうたら、違うやろ?
使うとこ間違えな!違うやろ!
言葉、気ぃーつけぇーや!
それと、『伊勢志摩の怖い話』とあるが、ワテは期待してたんやで!
もしかしてん、昭和34年の伊勢湾台風にまつわる怖い話か思うてな…
伊勢湾台風は随分と犠牲者だしたからやさかい…
コメントする