今はもう取り壊されてしまったけど、地元では有名な廃病院があった
その周りにある民家にはどの家も玄関先などにお札が貼ってあるのがさらに不気味さを演出しているような所だった
俺は某警備会社でその廃病院の見回りをしていた(肝試しで屋内に侵入した連中を追い払うため)
0感な俺は霊の存在を信じてなかったし、その病院の見回りでも心霊現象と思われるようなこともまったく起こらなかった
その日もいつも通りの時間に病院に入り、見回りを開始した
間もなくどこからか声らしきものが聞こえてきた
気付かないうちに肝試しに来たDQNが侵入してきたんだと思い、声の聞こえてくるほうに向かって急いだ
ある部屋から、「ぎゃぁぁぁ!!」とか叫びながら四人組みが飛び出してきた
俺はすぐさま「なにやってんだゴラァ!」と近寄っていくと、そのDQNが泣きながら助けてくださいとしがみついてきた
君らこれは不法侵入だぞ?わかってやってるのか?などと問い詰めるが皆「オバケが出た!」とパニックになってて取り付く島もない
とりあえず警備車両のところまで来いとなだめて向かおうとすると、三人しかいないのに気がついて
そいつらに「あれ?もう一人はどこにいった?君ら放って逃げたのか?」と聞いた
するとそいつらは半泣きになって、「俺ら三人できたんですけど…」と言われた
俺が見た四人目はなんだったのか…目の錯覚とかじゃなく確実に四人を確認したはずなのに
コメント
コメント一覧 (3)
イミフな誤字もあるので読みにくい
『取り付く島』じゃなく、『取り繕く間』じゃないのか?
霊は悪さをしても逮捕できない
身内の警視も手を焼いた厄介者
それが霊だ
知らない事はとりあえずググってみたら?
要らぬ恥をかくよ。
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