e38e1fbf.jpg

彼は実家の裏山が大好きだ
訳を聞いたらこう答えた

「あの山に登ると妖精に出会える。」
との事、詳しく聞くと
「あの山には妖精が居て、その妖精は花に住んでいる。
声が聞こえたらそっと近寄り見てみると、花の上で踊っている。」
だそうだ。

心の中で、{コイツ頭ヤバイんじゃ…}
と、想いながら件の裏山を歩いて居た時
どこからと無く鈴の様な高い透き通る声が聞こえた様な気がした。

周りを捜索してみると、枯れ葉の中にポツリと一輪の小さな花が咲いていた。