人生で2回、霊体験をしたんだ。
高校1年の頃のある日、風呂に入る前に、体を洗って次に頭を洗ってきれいにしてから風呂に浸かるという一連の行動をして
そして段々眠くなってきて、睡魔に逆らえずそのまま寝たんだ
風呂で寝るのは高校生のときまではいつものことだったから、そのまま起きて体拭こうとして風呂から上がろうとしたら上がれなかった
俺は当然、困惑して心の中で「なぜ動かない!?!??」って思ったんだけど、金縛りっていうワードを知っていたから、ああ・・・これが金縛りか・・・このまま幽体離脱できるかな、とも考え始めていた
突然の出来事で、ほとんどは混乱しっぱなしなのだが、このときは俺にしては珍しくすぐ冷静になった
自宅の風呂場だからということもあるかもしれない、冷静になって周りの様子を確認、風呂の水は当然冷めている
おそらく2~3時間後だろうか、それでも少しぬるさが残っているぐらいの水温
俺の体勢は浴槽の左側に頭がもたれかかっていて、その状態から左のほうにある、洗面台に通じるドア、床や風呂イス、鏡が見える
自分の体勢を確認したあと左の様子を見ようと、目だけ動かすとドアから黒いモヤモヤとしたものがスーッと浮かんで移動している
その黒いモヤモヤしたものを見た時、頭にバッとそれが死神という、イメージが浮かんできた
不思議と俺は怖がることもなく、その黒いモヤモヤしたものの動きを見守っていたんだよ
その黒いモヤモヤしたものは俺を気に掛けることもなく鏡の中に入っていって消えて、気がつくと金縛りは解けた
"霊"体験と言っていいのか微妙な話でした、俺にとっては死神のように思えたんだけどもほかの人にとっては霊かもしれないので一応
たぶんだけども霊というより死神で、曲がりなりにも神様という存在であったから恐怖よりはこう神秘めいたものが先にきたんじゃないかなっては思っている
もう1つの霊体験は小さい頃、小学生の頃に体験したもので今もはっきりと覚えている
家族ぐるみで仲が良かった友人一家と俺と両親で一緒にドライブに出かけた日のことなんだが、ぶっちゃけ言うとその霊体験をする前後の記憶はない
ただ覚えているのはドライブに出かけたこと、そして、竹林の中から白い着物着た女の人がただただ微笑んで手を振っていた
別に害はなかった、俺の霊能力がゼロに近いからなのか、それとも俺自体が霊といったものを退けるものとなっているのか、生活に支障が出るとかそういうのはない
でも印象的だったなあ、女の人、大和撫子を体現したかのように真っ白なお肌で髪も美しかった、目も鼻も見えなかったけど、口だけは笑んでいてそれだけが記憶にある
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