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家族でほぼ川の字になって寝ている我が家。 
その日の寝相の関係で、隣の子供との間がちょっと空いていた。 

私が夢うつつになっていた時、その間をスウェットを穿いた男性の足が通ったのを感じたので、夫だと思い裾を引っ張っていたずらをした。 

はっと気づいて夫の定位置を見たら、夫はそこで寝ている。良く考えたらそのスウェットも見たことがない物だ。 
ヤベェ、これ、夫じゃない。他に成人家族もいない。と思ったらそいつが私と子の間にごろりと横たわった。 

うおー面倒臭いな、、、と思いながら半分寝入ってしまった。 
寝入ったのにそいつが足元から何やらかにやら話しかけて来るので、寝ぼけながら会話に応じてしまった。 
もう隣に気配はない。それでも首周りがぐるぐる回るような眩暈がするので、これだめだ、退散願おうと思い、 
会話に応じたのはウソですから!あんたの相手をする気はないですから!との思いを込めて、 
やっと出た大声が「寝言ですから!!!」 

すっとどこかに気配は消えて、私は朝まで良眠しました。寝言なら仕方ないと、納得してくれたのでしょう。