というのも、物心がつく前だったし、ひいばあちゃんも自分が小学校に上がる頃にはもういなかった。
なんとなーく記憶はあるけど、みんなの言うひいばあちゃんに、ああそうなのねと記憶を左右されているかもしれない程度。
なんでひいばあちゃんに預けられたかと言うと、当時2、3歳の自分が、初めていったひいばあちゃんの家に住みたいとごねたらしい。
玄関で、びいびい泣いて、やだ!やだ!って言ったと。それで、母と一緒にしばらくお邪魔してた。
1週間もしないうちにガキの気分なのでおさまったらしく、母がお家帰るー?と聞いたら、こくんと頷いたそう。
という話を今日母としていた。私は寒気が止まらなかった。
超覚えてる。記憶かほとんどおぼろげなのにドアに貼り付いた人の手みたいな顔みたいな干からびたものがあって、すごく怖くて泣いたのはハッキリ覚えてる。
擦りガラスみたいなのに枠がついているというか、ガラガラの引き戸で、そこにベタぁッとなにかがくっついていた。
出たらそれがこっちに来ると思って泣いて必死で抵抗したんだと思う。帰る時の記憶は別にない。
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