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少し奇妙な体験をしたので、

その日はいつも通りに過ごし、いつも通りに寝ていた。

すると奇妙なしかし妙にリアルな夢を見た。

その夢の始まりは細い路地の先に小さい人影があってその人影が「かわいそうに」って発する所から始まった。

場面は変わり、懐かしい高校の教室での噂話をしている場面になり、その人影の話が上がった。その人影は"かわいそ様"って名前で呼ばれていて、会ってから数日経つと連れ去られるって話。連れ去られない方法もあり、友人や家族にかわいそ様に会った事を共有するだけ。

しかしそれだけだと連れ去られないだけで、かわいそ様がいなくなることはなく、定期的に目の前に現れる。そしてその事をまた共有しないと連れ去られる。本当にかわいそ様から逃げるためには、遭遇以降いつのまにか胃の中に入ってる赤い糸を吐き出さないと逃げれない。

という話だった。その後、帰宅する時間になり、家に帰っていると、ふと路地裏に目が止まった所で目が覚めるという、珍しく夢なのに順序だってて、視点が少しだけ変わるだけで話の破綻もない夢だった。

そして目が覚めると、まだ外が暗く夜中だとわかりまた寝ようとすると、ふと違和感を感じた。寝ている自分の横に小さな人の気配がする…しかも気配がする場所には人が入れるスペースはない。とてつもない冷や汗と震えが出る…反応が気配の方を向くことを拒否した。

すると寝ていた自分の体に小さな手が置かれて耳元でこう呟かれた…

「かわいそうに」
自分は怖くて体も動かせず、声も出せずにそのまま数分は金縛りの様な感じとなり、その後意識を失った。

その後気づいたら朝で何事も無かったかのように起きることができた…ただ普段からすぐに夢を忘れる自分にしては嫌にはっきりとこの夢とその後のことを覚えてる…
以上が最近になって経験した奇妙な体験です