041kazukihiroA_TP_V

昔心霊スポットに行った時の話

ひとり検証の意味合いで2枚の鏡を合わせ鏡のようにして鏡同士の中間に蝋燭を置いて設置した。特に呪文だのといった類いは行わず数分程度放置して片側の鏡に回って向かいの鏡を見てみた。

鏡に写るのは無限に続く一本の蝋燭暫く見て片付けようとした時、『タタタタタ‥』と微かに足音らしきものが聞こえてきた

振り返ったりして周囲を確認してみたが誰もいない。しかしまだその足音は聞こえている。少し気味が悪くなったのでさっさと片付けてその場を出ようとして鏡を何気に見たら、永遠に続いているはずの蝋燭の灯りが奥から消えて来ていた。

何だ?と思って凝視してみたら奥の方から徐々に灯りが消えて行くと同時に何がこちらに向かっている黒い何かが。さすがにこれはやばいと思って鏡もそのままに放置してその場を離れた。

最後の一番手前の蝋燭が消えるまでそこに居たらどうなっていたのか。あれ以来その心霊スポットには行っていない