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たしか小学3年生か4年生の時だったと思う。

その日は台風で風が強い雨の日だった。
親は共働きで、姉も一人いたが基本的には俺が学校から帰宅したら誰かが帰ってくるまでは家には俺しかいない。
そして鍵っ子だった俺はその日もいつものように帰宅した。
普通の一軒家だけどその日は台風で風が強いこともあり、親が二階の窓の雨戸を閉めていた状態だった。

俺は小学生の時は基本的に宿題とかもリビングでしていたから二階にある自分の部屋には寝る時にしか行かない。
その日も帰宅してからまず一階のリビングにランドセルを置いてテレビをみようとしていた。

その時だった。
駐車場には車がないから親はまず帰ってきてない。
姉も高学年だったからまだ学校にいて帰宅しているはずもない。

それなのに、バタンっ!と雨戸が開くような音がした。
雨戸が観音開きのようなタイプだったから、強風で開いてしまったのかな?という思いと、誰かいるのかなという思いで困惑した。

でも怖くて二階には見に行けずに、とりあえず家を飛び出して友達の家に行った。
そして、親が帰ってくる17時くらいまで友達の家で過ごしてから家に帰った。
家に帰ったら母親が帰ってきていて、早々に母親から怒られた。

「なんで台風なのに窓を開けて出かけるの?布団が雨でびしょびしょになっちゃったじゃない!」と。
俺はなにも言えずに黙ったままでいた。
結局その後はなにごともなかったわけだけど、今大人になってから思い返してみると怖くてしょうがない。

その時に二階には誰かがいたのか?
玄関を開けるドアに驚いて誰かが窓から逃げたのか?
もし自分が最初に二階に行っていたらどうなっていたのか?
考えるだけでも怖い。