KP_15_TP_V

久しぶりに大学時代の友達と集まった。

A、B、C、それから私。4人で居酒屋に行き、懐かしい話で盛り上がる。
「ねえ、久々に写真撮ろ!」
Cがスマホを掲げ、私たちはグラスを持って笑顔を作る。
パシャ。
その場で写真を確認する。
「いいじゃん! 送っとくね!」
私は特に違和感を覚えず、その日は帰宅した。
――翌日、LINEで写真を見返す。
……おかしい。
5人、いる。
昨日の飲み会は、私・A・B・Cの4人だったはず。
でも、写真には 知らない女 が映っている。

黒髪のショートカット。白いワンピース。
グラスを持って、私たちと同じように微笑んでいる。
「誰?」
混乱しながら、グループLINEを遡る。
「楽しみ~!」
「明日19時ね!」
「私も行く!」
……「私も行く!」?
その送信者の名前を見る。
――見知らぬ名前だった。

「……え?」
慌ててCに連絡する。
「ねえ、昨日の飲み会、4人だったよね?」
「は? 何言ってんの、5人だったじゃん」
「……嘘でしょ?」
AにもBにも確認するが、みんな口を揃えて「最初から5人だったよ」と言う。
でも、私は知らない。
あんな女、見たことがない。
「嘘……なんで私だけ……?」
スマホを震える手で握りしめる。
もう一度、写真を開く。
そこには――
4人だけが映っていた。