恐怖体験

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    数週間前 金曜日の夜
    彼氏と住んでるんだけど、その日は彼氏の帰りが遅い日だった。友達と自宅で飲み会で、終電もないから朝方に徒歩で帰宅した。

    布団で寝ていた私は、帰宅した音と異臭で目がさめた。
    なんだか生臭い。水辺の湿気た臭いというか、下水管が詰まった時のような そんな臭いだった。
    彼氏に「なんか臭い」と言うと「汗かな?」と言ってシャワーを浴びていた。その後布団に入るも、やはり石鹸の臭いに混じって、生臭さは残ってるんだよね。

    あんまり臭いから、飲みものでも飲んで落ち着こうかと起き上がると、個室の方から何やら動いてるものがこちらにきていて、それは布団の足元の方で止まった。
    よくみると人間の胴体で、腕も脚もない。芋虫みたいな動きだった。
    大人にしては小さく、だいたい小学校半ばくらいかな?という感じ。
    数分は見えてた。
    怖いし気持ち悪いしで 布団に潜り、しばらくして見てみたら、何も見えなくなってた。

    生臭さはまだある。彼氏に「ねえ、川沿い歩いた?」と聞くと「なんで知ってる?」と。
    歩いてきた道のりを二人で地図で確認して、調べてみると、その通り道の川は人工物だった。
    そんで、丁度歩いてきた場所あたりで、男の子が亡くなってることがわかった。

    あーついてきたんだなーと判断し、とりあえず換気して彼氏には数珠持たせて「頼むから違うところに行ってくれ、自分じゃ何もできません」と祈り、家をあけた。
    夕方戻ると臭いもなにもなくなっていた。

    冷たくて子供も嫌いで、絶対に霊(まして子供)なんてついてこないと思っていたから、すごく驚いた話。
    いなくなってくれてよかったけど、留まられたら私の鼻が曲がるところだった。

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    学生時代からアルバイトで総合大工のような事をやってた。
    水道もガスもプロパンも家も道も電気も田舎なんでなんでもやる職場だった。
    その仕事のうちの一つなんだけど詠地(よみじ)さんを呼んで来るってのがあった。

    詠地(よみじ)さんは普段はお寺の和尚で風水なんかもしてる。
    多分職業の名称だと思うけど新しく家を建てる時なんかに来る人。
    地元の人の認識だと土地で何があったかなどの事柄に精通してる人って認識だった。

    高校の3年間そこで働いたけど建設許可が出なかった事なんて無かったんだけど
    俺が社会人になってから結構頻発して詠地さんからNGが出る事があった。
    おっさん達と一緒に会社のユンボとかを使って面白がって掘ったりした。

    【今までNGが出た所を夜中に掘り返そうって話になった】の続きを読む

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    ある日私はひょうたん池の模写をするために一人でひょうたん池に言っていました。(周りに人はいたんだが。)

    【不思議な伝説があり、昔女の人が赤い花(彼岸花かな?)のそばで 身を投げたそうです。】の続きを読む

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    そんなに怖くないんだけど、一つ話させてもらっていいかな
    風呂の、追い焚きとか温度調節を遠隔でできるボタンみたいなの、壁についてない?風呂にあるのと似てるけどちょっと違う。

    うちの場合、それがキッチンの近くにあるんだよ。いつもそれ使ってキッチンから風呂の追い焚きとかしてた。
    でも、それが最近誤作動するようになったんだ
    誰も触ってないのに、「ピッ…オフロノオンドヲチョウセツデキマス…ピッ」てな感じでさ

    まぁかなり使ってたしなーと思ったし直すのもめんどいし、ほっとくことにした。母さんは水道代とか電気代がもったいないって渋い顔してたけど、流石自分の親というべきか直さないでほっといてた。

    3日くらい前だったかな
    昼寝たくさんしちゃって、夜に全く眠れなかったんだ。しばらく布団の上でごろごろしてたんだけど、全然眠くならないし、とりあえずお茶かなんか飲もうと思って二階の寝室から一階に降りた。一時半くらいだった気がする。

    ごめん言ってなかったけど、そのボタンがあるキッチンはうちの一階にあるんだ。
    そんでキッチンに行って、冷蔵庫開けて生茶出して飲んだ。いま考えるとカフェインとか入ってるから飲んじゃダメだったかもしんない。
    でもそのときはそんなこと頭になくて、使ったコップを片付けて生茶を冷蔵庫に戻した。
    そのときだ。
    背後から、「ピッ…フロノ…ピピッ」ていうあの無機質なボタンの音が聞こえてきたんだよね。
    昼に聞いてもなんも思わないのに、ひとりだったし、電気は流しの真上の裸電球しかつけてなくて暗かったし、すごいおっきい音に聞こえてそれはもうびっくりした。
    それでなんか怖くなっちゃって、足早にキッチンを出てボタンの横を通り過ぎた。
    そのまま2階に行って布団に入れば良かったのに、なんか気になってちょっと後ろ振り返っちゃったんだ。ボタンのほう。

    そしたら最初はボタンは見えなかった。影になってて、暗くて見えないんだと思った。
    でもね、ちょっと目を凝らしたら、見えちゃったんだ。

    影じゃなかった。いや、影だったのかも知れないけど…なんて言えばいいんだろう。
    真っ黒いトカゲみたいなやつが、壁にべたーっと張りついてた。それの下にあったからボタンが見えなかったんだな、たぶん。
    さっきまで何も無かったのに急に現れたからとっさに反応できなくて、ただソイツを凝視してた。

    何秒たったかな、突然そのトカゲの頭っぽいところが持ち上がったんだ。その下からちらっと白いプラスチックのボタンが見えたのを覚えてる。
    次の瞬間、ソイツが壁に向かって頭突きを始めた。いやほんとにソイツがトカゲなら顎付きと言うべきかもしれない。

    兎に角、ソイツは自分の頭部を壁にたたきつけてた。そして、ソイツが頭突きする度に、あの「ピッ…ピピッ」て音が聴こえた。あのおとは、アイツの頭部がボタンにぶつかって出てたんだ。たぶん。そうとしか思えない。
    何だか分かんなかったけどすごい怖くて、ダッシュで階段駆け上がって自分の布団に飛びこんだ。それで震えてるうちに寝ちゃったらしい、気づいたら朝だった。
    恐る恐る一階に降りてみたけどもうアイツはいなくて、母さんが作ってた朝ごはんの匂いが漂ってくるだけだった。

    長々と書いておいてオチがなくてごめん。あれは何だったのかは分かんないままだ。ボタンは今もときどきピピッて鳴る。
    たぶん、もう夜にキッチンには行けない。

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    1ヶ月ほど前、仕事から帰宅するときの出来事。

    最寄り駅から自宅のマンションへの帰り道は幹線道路に出て途中で住宅街の道へと入る。
    その道は細く、街灯も少ない。

    その道に入ってしばらくのこと、背後に人の気配を感じた。
    小さなマンションの壁際に人が立っている。女性のように見える。

    パジャマのようなものを着ている気がするのだが、白くぼんやりと霞んで
    良くは見えない。

    その女性の口がぱくぱくと、ものすごい勢いで動いている。
    何かを話しているようなのだが、全く聞こえない。
    強烈な悪寒が走った。絶対、人間じゃない、と思った。

    とりあえず早く帰ろうと前に振り返ったとたん、突然、猫の鳴き声が聞こえた。
    見ると足元に猫がいる。白と灰色の混じった毛の、まだ小さな猫だった。
    足元に擦り寄って鳴いている。

    おもわずしゃがみ込み、首元のあたりを撫でるとまた、人懐こく鳴く。
    ふと 「そういえば猫は魔除けだっていうよな」 と心で呟いていると、
    猫の視線が後ろに向き、いきなり走り出した。

    あっと思い、反射的に振り向くと猫の姿がない。
    そして、マンションの横にいた人影の姿も消えていた。

    毎日通う道で、その女性、そして猫を見たのは初めてだったし、その後も見てはいない。

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