心霊-都市伝説ナビ-

恐怖体験や切ない体験等、オカルト情報満載!全国の心霊スポット情報も網羅!都市伝説も公開しています。

    中国

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    141 : 4[sage] 投稿日:2011/05/26(木) 19:12:44.69 ID:eyYw6u020 [4/19回(PC)]
    >>140の続き 

    俺達はすぐにキャンプの準備を始めた。 
    車から荷物を運び出し、テントを建て石を並べてかまどを作り、薪を集めたり雨対策 
    にテントの回りに溝を掘ったりしたのだが、早めに到着したこともあり午後2時過ぎ 
    頃には全ての作業が終ってしまった。 

    暫らく川に石を投げて水切りなどをしながらgdgdしていると、Aが 

    「暇だしちょっと回りを探索してみないか?」 

    と言ってきた。 
    暇だった俺達は特に反対意見もなくそうする事にした。 
    川が狭くなっているところから対岸に渡り、来たときから見えていた対岸の砂利道を 
    上へ上へと進んでいった。 
    暫らく進んでいると、横道がありその先の森が開けて白いコンクリート製の壁の小さな 
    建物が見えてきた。 
    その建物は1階建ての長方形で、山の中にぽつんとあるにしてはやたら小奇麗なのだが、 
    一見してどういう目的の建物なのかさっぱり解らない。 
    窓も少なく、その窓も全てブラインドが閉じていて中をうかがい知る事もできなかった。 
    何かの管理事務所のようにも見えるが、そのわりには他に建物らしきものも周囲に無い。 
    俺が 

    「なんだこれ?家じゃないし、何?」 

    といったが、誰も何なのかさっぱり解らず答えは帰ってこない。 
    とりあえず俺達はそのまま周囲を探索してみる事にした。 

    続く

     
    【google mapで適当に見つけた場所にキャンプにいかね?  前編2】の続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    138 : 1[sage] 投稿日:2011/05/26(木) 19:10:22.12 ID:eyYw6u020 [1/19回(PC)]
    これから書く話は非常に長いです、そして、長いので確実に連投規制に 
    引っかかり投稿に時間がかかります、更にオチも凄くあやふやなままです。 
    それでもいいというからだけお読みください。 


    1年前に仲間内でとある山へキャンプへ行った時の話をしようと思う。 

    大学が夏休みに入る少し前、高校の頃からの仲間のAから電話があった。 
    Aとは進学先が別々になって実際に会う機会も減っていたが、時々こうやって 
    電話が来ている。 
    その時の話は、高校の頃のいつもの仲間で集まって久々に何かしないか? 
    という内容だった。 

    夏休みに入ってすぐ、俺達はAのアパートに集合した。 
    面子は俺、A、それとBとCの4人、高校の頃特に仲の良かったメンバーだ。 
    最初は近況などを話していたが、そのうち本題になり、さて、何をしようか 
    ということになった。 

    が、集まっても何も安が浮かばない… 
    そうこうしていると、話に加わらずAのPCで何かをしていたCがおもむろに 

    「google mapで適当に見つけた場所にキャンプにいかね?」 

    と言い出した。 

    続く

     
    【google mapで適当に見つけた場所にキャンプにいかね?  前編1】の続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    363 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/05/21(土) 03:14:38.50 ID:quhpQt5R0 [1/4回(PC)]
    怖い話というのとは少し違うんだけど 
    私の母が子供の頃、だから昭和30年頃?のこと 
    うちの田舎ではちょっと頭のおかしいひとがたまにいたりして、これはたぶん 
    何年かに一人は当時あたまおかしくなっちゃう人はいたんだろうけど…… 

    で、母のいた集落(田舎では小さな集落をそのまま部落と呼ぶのだけど)で 
    後家さんがいて、この人は名前は忘れてしまったけど物凄く器量よしだったらしい 
    とにかく美人で評判の未亡人が、夫を亡くして母のいた集落に戻ってきたそうだ。 

    そしてしばらくすると、当時いた頭のおかしなひとが、その後家さんを、大声で叫びながら道を歩くようになって、そういうことは 
    しょっちゅうあったからしばらくは村人も無視してたらしいけども、いよいよ鬼気迫る 
    というか洒落にならないような感じになって、 

    それでまず後家さんを隠したらしい。 

    本家の納戸の奥に閉じ込めて、外に出ないようにしたらしい。 
    それでも本家のまわりで「出せ、出せ」とうるさく言って歩くので、結局その男は土牢 
    に入れられたらしい。土牢というのは山に横穴を掘って、竹で入り口を檻のように 
    固めた牢屋で、そういう施設があったってことはたぶん、そういうことは稀にあったんだろう 
    と思う。 

    で、母はその土牢に毎晩おにぎりを持っていく役目だったそうな。 
    そこでそのいかれた男にちょっと悪い話なんかを聞いたりして、怖いながらもおにぎりを 
    持って行って食べさせていたらしい。そういうケアの方法は一般的だったそうな。 

    最近になって土地の売買だか台風だかでその土牢が無くなることになって、それで 
    なんとなく母が思い出した話。昔の、本当に田舎の話。


    【土牢】の続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    303 : 1/2[] 投稿日:2010/11/26(金) 22:49:50 ID:i6JvCjGC0 [1/2回(PC)]
    半年程前の体験。 
    当時、広島の県立美術館でムーミン展が開催されていた。 
    その日、丁度就活の関係で広島を訪れていた俺は、会社の面接が終わった後一人美術館を 
    訪れていた。 
    親子連れや老年のファンが多い中、一人リクルートスーツをピシッと着こなしていた俺は 
    相当目立っていたと思う。 
    ちなみに原画展だった。作者のトーベ・マリカ・ヤンソンはイラストも描いていたから。 
    入館者は発表年順に壁に飾られた原画を、順路に沿って、まるでアリの行列みたいに一列 
    になって進みながら眺めていた。 
    で、俺もその行列に加わっていたわけだが、俺の後ろに親子だろうか、女性と小さな女の 
    子が並んで手を繋いで原画を見ていた。 
    女の子は小学校に上がる手前くらいで、しきりに母親に尋ね、母親は優しく返答していた。 
    「ねえ、ムーミンは妖精なの?」 
    「そうよ。ムーミンはね、ムーミントロールっていう妖精さんなの」 
    「耳があるよ。犬じゃないの?」 
    「犬じゃないの」 
    盗み聞きする気は無かったが、何となく微笑ましかったのと、ムーミン=犬発言がツボに 
    入ってしまい、俺はその親子の会話に密かに耳を傾けていた。 

     
    【広島の県立美術館でムーミン展が開催されていた】の続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    61 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/08/26(木) 19:37:29 ID:G8mXFqme0 [1/2回(PC)]
    岡山県の昔話。 

    『まどうとおおかみ』 

    昔、山村に魚を売りに行く商人がいた。 
    山村では魚は重宝するため商人はあちらの山へこちらの谷へと忙しく働いていた。 

    さて、この山には昔から狼が住んでいて腹が減ったら人を襲うこともあった。 
    しかし、狼よりも村人に恐れられているのはまどうという化け物である。 
    なんでもこの山に巣食っているというのだが噂を聞くばかりで実際にその姿を見た者はいないのだった。 

    今日も商人はいつものように大きなかごに魚を入れてきつい山道を登る。商人は峠道近くの道に差し掛かった時、ふいにかごを地面におろした。 
    あたりは藪だらけで生き物の姿は見えないが、藪の向こうで狼がこちらに耳を澄ませていることを商人は知っていた。商人はかごの中から生きのいい魚をよりだして、「おおかみさまどうぞ!」とさけんで藪の中に魚をほおり投げた。これが商人の毎日の日課であった。 

    その日は商売に手間取り、山道を家へと引き返す頃にはもうすっかり日が沈んでいた。 
    ふと見ると山道の両側に挟み込むようにして狼がまちぶせている。 
    「おや、おおかみさま。どうなすった?」 
    商人が近寄ると、二匹の狼は商人にとびかかろうと身を低くした。 
    「おれを食おうとして待ち伏せていたのか。毎朝魚をやってきたのに、やはり狼は狼なんだなぁ。」 
    商人はもはやこれまでと覚悟を決め、道に座り込んだ。 
    そのとき、おどろおどろしい山なりが山々に轟きわたった。とたん、二匹の狼は商人に飛びかかり体の上に覆いかぶさった。 

    「おらぬぞぉ。商人がおらぬ。ついさっきまでみえとったのに狼しかおらぬ」 
    不気味な声が山に響いた。『まどう』の声である。商人は狼の体の下でちいさくなって震えているしかなかった。 
    やがて一陣の風がどうっとあたりを揺らし、まどうは山の向こうへ消えていった。 
    「おおかみさまがいなかったらおれはまどうに殺されていた。ありがとうよ。」 
    商人は狼に礼を言うと、急いで山を降りた。 

    それ以来、商人はいままでにも増して山の狼を敬うようになったという。 

    このページのトップヘ